無いコトにされる原発健康被害
以前、紹介した「宝島」の
誰も書けなかった福島原発事故の健康被害の後編によると、「汚染17市町村」が、福島県全体の同死亡率を押し上げ、 周産期死亡率、小児甲状腺ガン発症率、さらには急性心筋梗塞年齢調整死亡率のいずれもが、「汚染17市町村」で高くなっているという。
(1)原発事故発生後の「福島県における周産期死亡率の上昇」は、原発事故の影響によるものと考えるか。
(2)原発事故発生後の「汚染17市町村における周産期死亡率の上昇」は、原発事故の影響によるものと考えるか。
(3)「汚染17市町村」で周産期死亡率と急性心筋梗塞年齢調整死亡率がともに上昇していることは、この中に、被曝による「健康被害」が内包されている可能性を強く示唆している。これに対する見解をお聞きしたい。
にも関わらず、その問いに対し東京電力の回答は、「人口動態統計での各死亡率等についての数値の変化については、さまざまな要因が複合的に関係していると思われ、それら変化と福島原子力事故との関係については、当社として分かりかねます」という無責任なモノ。
厚生労働省は、原発事故による住民の健康問題は、環境省に一本化されていると門前払い。
環境省は、たとえ周産期死亡率や急性心筋梗塞年齢調整死亡率が増加したとしても、それは原発事故の影響ではないと突っぱねられたのは、「水俣病」の時と類似しているとのコト。
通常の感覚であれば、
原発により国民の健康は蝕まれているとしか思えないのですが‥‥
さて、皆様はどの様に感じるでしょうか?
人気blogランキングへ←応援よろしくお願いいたします
Posted by seitaisikoyuri at 21:31│
Comments(6)│
TrackBack(0)
この記事へのトラックバックURL
原発事故に蓋をしたい人が大勢いるようですね。
来週の水曜日、外来なんですが天気予報を見ると真冬の寒さだとか…。
こんばんは
どうしても隠したいと言う勢力がいる限り健康被害を表に出せないのでしょうね
このまま全国の原発が再稼働に向かって行くのかと思うと憂鬱です
俊樹さん、暑さ寒さも彼岸までというのに、乱高下の天気ですね。
地球も汚染され続けて怒っているのかも。
k-hirataさん、全くです。
福島の方々が、本当にお気の毒ですね。
基本的に、悲しいかな大部分の人は自分の利益だけしか考えないものなのでしょう。今迄の公害の結末を見ればそれらは明らかだと思います。私は、その様に決してなりたくはないと考えています。
飯塚さん、おっしやる通りだと思います。
他人はともあれ、自衛して被害を最小限度にしなければ、誰も健康を返してはくれませんしね。