2015年07月06日

漢方を知る

この前の風邪の話題で、「葛根湯」の話題がコメントにあったので、その辺の話題を。


こちらの本から。

「葛根湯」が効くのは、全体の三割くらい。

風邪の初期、悪寒に襲われた時には、桂枝湯または麻黄湯。若くて元気な人には麻黄湯で、丈夫でない人が、汗が出てのぼせたり鼻水があれば桂枝湯。

それ以外にも、麻黄附子細辛湯、小青龍湯、小柴胡湯、小柴胡湯加桔梗石膏、柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯、補中益気湯、麦門冬湯、半夏厚朴湯などが証に合わせて、挙げられてます。

それだけに、漢方は奥が深く、ピタッと合えばスッと治るけれども、合わなければダメという場合があります。

無論、最初からピッタリというのが名医だとは思いますが、合わなさそうだと思った時に、スグ処方を変えて合いそうな薬に変えてくれるという柔軟性を持って居る方も、やはり名医でしょう。

自分の見立てに固執して、患者の話を聞かないのではナク、体調の変化に合わせられるというのも、大事なコト。

しっかり、漢方を知りたいという方には、この本がオススメ。

かなり詳しく書かれているので、単なる入門書に留まらず、とても勉強になる本だと思います。
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この記事へのコメント
こんばんは

昨日 初めて鍼治療を受けました
東洋医学の神秘に少しだけ触れたような気がしています
漢方薬の入門書、家庭の常備品としても良さそうですね
先ずは図書館チェックですね

凸凸
Posted by k-hirata at 2015年07月07日 21:14
k-hirataさん、身体の調子を上げたい時に、最初は西洋医学で後から東洋医学とする方は多いです(この本の著者もそうですが)が、どちらかというと東洋医学でダメだったら、西洋医学の方が、副作用が少なくて済むのではナイかと思います。

対処療法よりも、自分の免疫を上げた方が、身体全体に力が付きますから。
Posted by koyuri at 2015年07月07日 21:40
 
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