2015年08月08日

真逆な報道も存在する?

例えば、二人の政治家に暴力団組長が挟まれて撮った写真が存在したとする。

しかし、もしその写真がトリミングされて、一方の政治家だけが暴力団組長と写っているものだけが、スクープとしてマスコミに流失したとしたら、それはネガティブキャンペーンかもしれない。

といった感じで、物語は進むのが、こちらの本。


ともあれ、そんな感じだと全く違う発言の一部を切り取って、言っているコトの真逆な発言とまでされてしまう。

というのは小説だが、現実にも、最近の報道で、安全保障関連法案に盛り込まれた他国軍への後方支援を巡って、防衛相は、自衛隊による核ミサイルの輸送を「法文上は可能だ」と明言し、毒ガス兵器の輸送もできるとの見解を示したという記事のタイトルは、安保関連法案:防衛相「核ミサイル輸送も法文上は可能」で、一方、中谷大臣 核兵器運搬「ありえない」というタイトルで、外国軍隊への後方支援での武器や弾薬の輸送について、法案上は核兵器の運搬も排除されないという認識を示しましたが、「非核三原則があるので想定していないし、ありえない」と強調という記事の印象は、どちらも、同じ話題なのに、タイトルだけ見ると真逆。

しかし、強制はしないと述べた「国旗国歌法案」の通過過程を思い出すと、何時かは核ミサイル輸送も法文上は可能の解釈で、突き進む可能性を秘めている。

我々は、報道の裏を読んで、色々と自衛するしかナイのだと、改めて考えさせられた一冊。
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この記事へのコメント
丁度今朝のワイドナショーでも 一つ言った事に
さらに言ってもいない事つけたされて 拡散されて
みたいなのやってました

先に言ったもん勝ちとか 本当にないように
しっかり判断したいですね
Posted by ガンプランナー at 2015年08月09日 19:53
ガンプランナーさん、本来、報道というのは真実を報道しなくてはなりません。

受け手の側がボーッとしていると、間違ったコトすら正しく感じてしまいます。

お互いに、正しく真実を見極める努力をしていきたいですね。
Posted by koyuri at 2015年08月09日 21:19
 
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