結婚しなければ色々と結婚のコトを逆に考えて、結婚したら単に今の境遇を考えるんじゃないかと思ったのが、こちらの本。
対談集なので、面白そうと思って読んだら、「負け犬の遠吠え」を書いた著者が、その発刊と同時期に行った対談の本であった。
なので、色々と結婚のコトについて、書かれている。
なるほどと思うコトもあれば、そんなに考えたら、結婚するのはとても無理と思ったり‥‥
そもそも、あまり理詰めで結婚を考えると、中々踏み切れないモノ。
全く違う家庭で育った二人が、生活するのだから、互いに妥協して暮らす以外に、平穏な家庭は築けなかろうとすら思うのだが。
ともあれ、子供が産まれて大きくなる時には、自分が老いてしまうけれども、それでも子供の成長というのは、楽しみでもあるし、何れ先にこの世を去るのが普通であるだけに、次世代が存在するというのは、ホッとする部分も有る。
結婚しても、子供が産まれないコトもあるだろうが、一般的に親が先に亡くなって、家族が減るだけの人生に於いて、家族が増えるというチャンスでも在る。
結局、自分一人で産まれて、自分一人で死んで行くしかナイのだけれど、人生に道連れがあるというのは、悪いコトではナイ。
結婚は、コストパフォーマンスとして考えると、必ずしもプラスでは無いと思うが、苦労したからこそ得られる何かも存在するので、あまりする前から計算し過ぎると、逆に出来ない筋合いのモノだろう。