2016年03月31日

国は民衆を見捨てる

以前にも、この本を取り上げたコトがあるけれども、流石に確証が無かったので、あまり深くは書き込まなかったのだが、「国家のタメなら国民は犠牲になるべき」という思想は、脈々と継続されているのではないかという気が強くして来たので、改めて同じ本を取り上げる。


一昨日の本を読んで、少なくとも「10万人以上が死亡した東京大空襲は日米が事前に計画して、実行された可能性がある」というコトを、確信したからである。

何故なら、著者の親戚が三月五日に軍事機密に関与していた会社の専務から、「十日あたりに東京に大空襲があるので逃げるように」と警告されて逃げたという証言が、事実なのだというコトが理解出来たから。

ちなみに、当時出征していた父親の品川にあった生家は消失したし、当時、国立病院で若くして婦長として働いていた母親は、大火から逃れようと病棟の人々を連れ、上野の山へ逃れたと証言していたので、ほとんどの人々にはそうした情報は知らされていなかったに違いない。

だからこそ、大勢が焼死などで命を失ったけれども、日本と言う国は敗戦を受け入れるつもりになったきっかけになった可能性は高い。

とはいえ、広島・長崎に原子爆弾が落ちて戦争は終結したのだから、多くの人々はそれで助かったと考えるのは正しいのかと、類似の話ではなかろうか。

福島の放射線量は「放射線管理区域」を上回っているし、首都圏でもホットスポットは福島より深刻という、ネットの記事を読むと、未だに国のタメに、民衆は見捨てられようとしているのだというコトを実感する。

原発事故の完全補償をするつもりであれば、日本という国は何度破産しても足りないだろう。

しかも、今やTVでは「安全なエネルギー需給のタメに原子力を再び」的な広告が復活している。

自らの健康を売り渡して、何が国の将来なのか。

多くの国民に高齢まで生き永らえずに、死んで欲しいと思っているのかもしれないが、放射能は若い細胞ほど分裂能力が高いので、ダメージがきつくなる。

少子高齢化の少子が、がんなどにより死亡率が高まれば、机上の空論などスグにひっくり返されて、国の破滅に繋がってしまうに違いない。
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この記事へのコメント
こんにちは

原発を考えると国民は切り捨てられてると感じることが多いです
その一方で育世帯への助成金などの増額が市報に掲載されていました
国でなく自治体の方が実態をよく見ていると実感しています
全国的にこのような余裕ある自治体ばかりではないのでしょうね
可能なら国が国民にもっと目を向けるべきだと感じています

凸凸
Posted by k-hirata at 2016年04月01日 10:50
時代は異なり、現在ですが「国は民衆を見捨てる」に同感の意を表したい。医療や食品の値上げ負担増で日本財政が厳しい現在。高次脳機能障害・精神障害1級の私が3級への通知が来ました。脳外科医師に再度診断書を書いて頂きますが。3級になれば、障害年金も少なく、厳しいのは脳外科での診察代・薬代(毎回¥500)が通常料金になり、家庭も超厳しくなりそうな事です。これでは、通常の診察受けず、薬も飲めない国民が増えてしまいそうな事です。
Posted by 智太郎 at 2016年04月01日 15:23
k-hirataさん、国は無用の出費をしては、国民生活への費用をケチっていると思います。

新国立協議場などは、その典型でしょう。

もっと真面な人に、政治家になって貰いたいです。
Posted by koyuri at 2016年04月01日 22:07
智太郎さん、せめて2級なら福祉医療の対象になると思いますが、老人の介護も要介護1・2は保険が使えなくなる可能性も指摘されてます。

取るだけ取って後は知らん顔では、国民はやってられません。
Posted by koyuri at 2016年04月01日 22:10
 
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