食物を生で食べるというのは、危険があるというコトを、懇切丁寧に教えてくれる本がこちら。
レバ刺しや肉の生食は、免疫力の低下している日本人にはとても危険で、免疫力のある人が腸管出血性大腸菌を飲み込んでも、たいしたことにはなりませんが、免疫力が低下している人では重症になったり、ときには死亡したりすることもあるという話題が色々と書かれているのですが、その手の問題は「生で食べなければ良い」という感じでスルー出来ます。
しかし、問題は世界各地に抗生物質の多用に伴って、登場して来た耐性菌や多剤耐性菌による感染。
多剤耐性菌の細菌に感染すると死亡率がたいへん高くなるので、感染への監視強化と新薬の開発が必要になってくるのですが、それは簡単には出来ない。
世界中で細菌による死亡例も増えているそうですが、日本人がやわになっているコトを考えると、より心配です。
誰もが、自分の免疫力を高めるという自己防衛をする必要性を感じ、無理な生食を避けるという選択をしないと、かなり困った事態になりかねません。
知らなかったでは済まされないコトは、本当に色々とありますね。