2016年06月03日

松陰という生き方

吉田松陰の人生というのは、かなり破天荒としか思えない部分もあるのだが、「松下村塾」でたった二年半教えただけなのに、明治維新で活躍する人々を生み出した。

総理大臣二名、国務大臣七名などなど、「いかに生きるかという志さえ立たせることができれば、人生そのものが学問に変わり、あとは生徒が勝手に学んでくれる」と信じていたからだという。

超訳と題されていて、著者の主観がかなり入っているかとは思うが、それでも心に響く言葉が沢山書かれている本がこちら。


その中で、現在の『何で?』に答えるモノは、おそらくコレだろう。

人が心ないことをしてしまうとき、

当人はそれが「ひどいこと」だとは自覚していないし、

少しも気にしていません。

もしも自分が部外者ならば、

はたから見て「びといこと」だってわかるはずです。

ですが人はひとたび輪の中に入ってしまうと、

どんなに賢い人でもその中に埋もれて、

自分のやっていることに、気づかなくなることがあるんです。
(以下、略)

そう考えると、「権力は腐敗する、絶対権力は絶対に腐敗する」という言葉がしみじみ理解出来るかも。

三十歳で、この世を生き急いだ松陰だからこそ、見える世界もあるのかもしれない‥‥
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この記事へのコメント
こんにちは

松下村塾の稼動期間の短さからよくあれだけの人材を輩出できた
と感じていました
魚を与えるのではなく魚の捕り方を教えると言う西洋の教えの
様な先生だったのでしょうね
Posted by k-hirata at 2016年06月05日 12:46
k-hirataさん、たった二年半とは思いませんでした。

要するに、時間ではナク、中身が濃かったのでしょう。

そう考えると、日本が目指すべき教育方針は、その中にあるのかもしれませんね。
Posted by koyuri at 2016年06月05日 21:09
 
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