今年は、「ゲス不倫」の話題が多いけれども、昭和の半ばまでは妾宅に囲うという話は結構あったし、今でも類似のコトをしている人々は存在しているだろう。
ともあれ、そのタメかどちらかというと、男性の不倫に対するバッシングは軽く、女性に対してはより厳しい。
ともあれ、叩いている側の人々の方が問題ではという話もある。
少なくとも、昔の日本人に対して、アンモラルであると西洋人が述べていたというのは、結構、歴史好きなら知っている話。
そうした話が満載の本がこちら。
ワケあって、江戸時代のコトを少々調べているので読んでみたのだが、元々知りたかったコトについては全く無関係だったが、鴎外の小説に載っていた話題で昔読んだら良く判らなくて、そのまま放置していたコトについては、何十年目かにして、『なるほど、そういうコトだったのか』というコトが理解出来た。
ともあれ、他人の色恋沙汰などを報道するタメに、マスコミは存在しているのだろうか?
もうすぐ、参議院選挙だというのに、その話題を避けるタメに絶好の話題が出来たと喜んでいる様にしか見えない。
どのチャンネルを回しても類似の話題という状況こそが、憂うべきではナイだろうか。
イエス・キリストが、マクダラのマリアを糾弾する人々に対して、「自らに恥じるコトが全く無いものだけが、石を投げよ」と諭した様に、低俗な話題を公共の電波で流し続けるコトの是非を鑑みないコトの方が、問題ではないか。
フランスの元大統領の様に、「それがどうしたの」と言われて済むというワケにはいかないだろうが、少なくとも「メルト・ダウン」したコトを隠蔽したまま、下火になってから公表したり、未だに汚染が継続しているかもしれない問題の方が、余程、報道すべき話題ではナイのか。
「日本人総白痴化」に貢献するだろうと言われたTVが、正にそうなりつつある方が心配だったりするのだが‥‥