ある意味、色々な精神的に参っている人達と会話するというのは、本当に大変なコトなんだろうなと思うのだが、そういう人に対する処方箋というか、生き方指南がかなり斬新な本がこちら。
21種類もの、破綻しようとしている夫婦の形を読むというのも、結構、大変ではあるが、夫婦関係が煮詰まっている人であれば、参考になるかと。
ちなみに、この著者の本は何冊か読んでいるので、読んでみたくなったダケなので、少々疲れた部分もあるのだが、オードリー・ペップバーンの人生がラストだったのは、救いだったかも。
加えて、サロメもニーチェを破滅させた女性であるというコトは知っていたが、彼女の存在あってこその『ツァラトゥストラかく語りき』の完成をみたのだからと思っていたら、フロイトとも交流があったとか。
リアルな人間ドラマというのは、正に「小説より奇なり」なんだと改めて認識した。
とにもかくにも、不満を抱きつつ生活する位なら、やはり何時でも自立できるダケの用意はしておくべきかと。
少なくとも、本当に嫌なら別れてやると思ってさえいれば、案外、そんなに気にならなくなるのかも‥‥