大学院が増え続けた結果として、今や「大学院は出たものの」になっているという。
それは、大学への進学者数が減った分を、大学から大学院への進学者を増やすコトで、既得権を守ろうとした大学と文科省の招いた結果だという。
結果として、博士号を取得したとしても、出た大学によっては、正規職に就けずにワーキングプアになってしまうという。
世の中の平均的な自殺者数よりも、かなり高い大学院卒者の不明者数の割合。
フェイド・アウトしてしまった人々は、世の中の生贄なのか?
ともあれ、若者の人口が減少しているからには、この先もっと大学や大学院の淘汰が本格的に始まるのは、自明の理。
おそらく、今より社会問題になりかねない。
十年近く前に指摘された問題なのに、時限爆弾がマダ本格的には爆発せずに済んではいるのは、大学や大学院が社会人の入学を受け入れたりしているからだろう。
しかし、それもおそらく限界に近い。
大学や大学院が、資格商法と類似になって来ているコトを知って、それでも進学するという強い決意がなければ、下手をすると魑魅魍魎の餌食になりかねない。