医師の方が書いた「漢方」の本は多いですが、薬学からの「漢方」の本は珍しいかも。
医師の方とは、切り口が違うので、読んでいてタメになります。
で、特筆すべきは、巻末に書かれている「症候から選ぶ漢方処方」。
漢方は、処方してくれる方が上手いかどうかで、効き目が違う場合も多いので、上手な方と巡り合えない場合に、『漢方なんて』と思ってしまいがち。
そういう方は、こちらの本から、自分に合いそうな薬を見つけるコトが可能。
自分に合った薬を見つけてから、この薬が合うのですがと申告しても、良い御医者さんなら処方して下さる方も居るので、そういう方法も有りかと。
自分に合った薬を見つける時には、売薬で自己負担にはなりますが、保険は効いたとしても、医師に処方された薬が合わないと言って、薬を自分で見つけて来たのに変えて頂くというのは、余程、心の広い医師でナイと難しいと思うので‥‥
逆に、今まで漢方の薬を出されてナイけれどという場合に、「他人から薦められて、飲んでみたのですが、とても調子が良いので、出して頂けますか?」と頼んだ方が、お願いを聞いてくれる可能性は高いかと。
良い御医者さんなら、正直に正面突破という方法も可能かもしれませんが‥‥
不調で困っている方は、是非、一読下さいませ。