2016年10月28日

暴走が続く老人

最近、老人の暴走の話題が続く。

昨日、長野市の繁華街であった事件は、知人同士の争いかと思われていたが、結局、酒を飲んで騒いでいた初老の男性に注意した見ず知らずの中年の男性を、持っていた果物ナイフで刺したというのが、真相だったらしい。

宇都宮の連続爆発事件も、背景に何があったかはともかく、妻子とトラブルになった元自衛官が、他人を道連れに自殺しようとしたというコトらしいが‥‥

ネットを検索すると「キレる老人の実例19と対処法」なるものも、見つかるのだが、それだけトラブルは頻発しているのだろう。

家族と同居しているならともかく、今は独居老人も多く、ストレスやフラストレーションを誰かと分かち合えない人達が増えている。

ともあれ、人口が多いというコトもあるだろうけど、一般刑法犯の検挙人口に占める65歳以上の割合は約二割。

歳をすれば、悟るので人格者なんてコトは、夢物語。

認知症などによって、善悪が判らなくなってしまう老人も増えて行くだろうから、マスマス老人の犯罪者は増える可能性すら有る。

コレをすれば大丈夫などという、絶対の方法などナイけれど、少なくとも高齢者の格差を解消して、暮らすに困る老人の数の引き下げを図るしかあるまい。

確かに、頑張って稼いで来たのにという人々も存在するだろうが、せっかく生きて来たのに、暴発する人に巻き込まれて死ぬのは誰でも嫌だろう。

欧米とは違い、寄付行為が日常的ではナイ日本では、より格差が広がる可能性は高い。

まして、景気が悪くなって賃金が減少すれば、年金をカットするという法案が成立されようとしている。

どうも、日本の政府は「北風と太陽」の北風になろうとしているが、誰しも凍えれば凍えるほど、財布の紐を引き締めて、景気を悪くするに違いない。

大判振る舞いするのは、内部留保する企業や、高所得者に対してではナク、「百円すら、使うに思案している人々」に対してではなかろうか。

「金は天下の回り物」という思想が失われ、今の様に「取りやすい人から取る」という政策は、自暴自棄になる人々を増やす結果にしかなるまい。
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この記事へのコメント
76才になった私。
日常生活に気お付けなければなりません。
特に車の運転、最近ではとても不安を感じます。
先日の教習所の「高齢者講習」実技も座学もとても勉強になりました。
車の運転はまず「基本に返れ」です。
今回の87才の老人の事故、小一の子供を死なせた責任。

そうはなりたくなりません。自信なくなったら免許返納です。
Posted by takachan at 2016年10月30日 21:53
takachanさん、マダマダお若いですから、大丈夫でしょうが、周囲の人が止める様になったら、返納も大事かと。

無論、自分が一番良く判っているのだとは思いますが‥‥ともあれ、「基本を大事にしよう」という気持ちがあれば、問題ナイと思います。

そもそも、老人問題の最大の原因は、肥大化した自己と現実との折り合いが付けられなくなったコトから生じるのではないかと思います。
Posted by koyuri at 2016年10月30日 22:14
こんばんは

御老体対象のマナー講座を自治体単位で行うように制度化すべし!

自治会などで御老体と共に過ごす時間が多いので特にそう感じるにですが長く生きていれば多くの勘違いや他人とのギャップを認めようとしなくなる
私の年代でも若い方から教えていただくことが多いです
世代間交流を進めていこうとしても先ずご老体がキレる!

何とかしたいけれどどうにもならない現実です

凸凸!


Posted by k-hirata at 2016年10月31日 19:31
k-hirataさん、認知症になった老人が身内に居たりすると、老人にマナーを教えても、それを活かすのは無理かもと思います。

免許は高齢になると更新年数は少しだけ短くなりますが、免許はそのままの年数でも、一定年齢以上は毎年無料で検査を義務付けて、認知に問題があったら、強制的に明許の一時停止措置を取るべきかと‥‥

自動車は、走る凶器なので、何も悪くナイのに引き殺されたりする人々が、少しでも減少するコトを望みます。

Posted by koyuri at 2016年10月31日 22:00
 
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