2016年11月17日

待つ楽しみも

昔は良かったという話をするつもりはナイが、昔は不便だったからこその喜びもある。

例えば、テレビは見逃してしまったら、絶対に二度と見れなかったので、ワクワクしながら放映を待っていた。

電話も鳴った時に取れなかったら、相手と連絡が着かなかったので、本当に真剣だった。

でも、だからこそ誰かと待ち合わせする時は、チャンと会えるのだろうかというドキドキ感があったし、ましてすれ違ってしまわないかという不安な気持ちがあったからこそ、デートなんかはときめきを感じたものだ。

しかし、今となると誰かと待ち合わせするのも、互いに携帯電話を持ってさえいれば、余程のアクシデントが無ければ、簡単に会える。

もしかすると、そうしたコトも婚姻率の低下や、少子化の一因かもしれないという気もしたりする。

ともあれ、今や本も昔と違って簡単に取り寄せるコトが可能になった。

アマゾンでは、注文から1時間以内の配送が可能になった地域もあるというし、それで逆にブラック化が進むのではという声もあるけれど、その制度はとても便利かもしれないけれど、本屋に行って本を探しながら、思わず別の本を探す楽しみとか、読みたい本が見つかって届く時までの高揚感などとは無縁になりそう。

何事も、迅速という、余白の時間を捨て去って、どれだけ馬車馬の様に働かなくてはイケナイ時代になってしまったのだろう。

確かに、物質的には恵まれて来たのだけれど、それ故に失われてしまった何かが、本当は人生の彩りだったのではないかとも思ってしまうのだが‥‥
人気blogランキングへ←応援よろしくお願いいたします

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
こんにちは

確かにTVも電話もワクワク感が無くなりましたね
数十年前は彼女の家に電話を入れるのも緊張していました
お父様が出られると「うちの娘には男の友達はおらん!」
なんて怒鳴られたりしてました
一度一度の受診や発信にドキドキしてましたね

今の生活は便利だけど味気ないなぁ、なんて感じてます

本は書店でじっくりと見てみたいと思います

※落花生の塩ゆで、意外と食べられてる地域が多かったんだ!
と驚いています

凸凸!
Posted by k-hirata at 2016年11月18日 13:43
k-hirataさん、相手が出るのが当たり前の携帯電話では、恋愛が盛り上がらないのも、当然かと。

確かに、便利ではありますが‥‥

※昔、叔母に食べさせられて、とても美味しかったので、去年も一昨年も、しょっちゅう買って食べてましたが、どう考えても食べ過ぎだろうと反省して、今年は我慢しました。

何しろ、生の落花生を買って来てしまうと、一度に茹でた方が楽だよねと思い、茹でてしまうと、そのまま山盛り一杯食べたくなってしまうので。
Posted by koyuri at 2016年11月18日 20:37
 
にほんブログ村 健康ブログへ