2017年01月21日

出産のビジネス化

子供が欲しいけれども、子供が持てないと判った人々の間に、生殖ビジネスが国境を越えてドンドン浸透しているという。


昔から、子供を持てなかった人々は存在していたけれども、医療技術の確立によって、何とかすれば子供が得られる可能性が生まれ、その技術を利用すれば、自分では不可能でも他人に依頼する事によって、子供が得られるという可能性が出来た。

そうなれば、金銭によって、不可能を可能にしたいという人々も増加する。

日本では不可能なコトも、外国に行けば可能になるとなれば、外国に活路を見出す人々も増え、当然、トラブルも増える。

ともあれ、以前、代理出産を依頼した夫婦が離婚したタメにインドから子供が出国出来ないというニュースを聞いたコトがあったけれども、その背景とどう決着したのかというのは、あまりキチンと報道されなかったのか、忘れてしまったのかだけれど、今回上記の本を読んで、ベストとは言えるかどうかは判らないが、それなりの決着を見たのだと判って、少しホッとした。

ともあれ。自分達夫婦の血を分けた子供が存在したとしても、離婚するコトがある現在の状況で、自分達が本当の親ではナイという子供を得る選択をすれば、当然、そうした結果も生まれる可能性は高い。

無理して、子供を持たないという選択も、もっと認められてしかるべきだとも思うのだが、「無い物ねだり」という言葉もある様に、どうしても子供を欲しいという気持ちになる人も多いのだろう。

ともあれ、独身であっても、同性愛であっても、代理出産などの方法を使えば、自分の子供を持てる時代になっているというコトを改めてしっかりと認識させられた一冊。
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