リーマン・ショックの時よりも、景気は良くなっているとか、求人が増えているというけれど、正規雇用が減り、非正規雇用が増えているので、本当に景気が良くなっていると実感している人は、どれだけいるのだろうか?
何年か前の本なのだが、誰かに自分の困った実情を正直に話せない人達の気持ちというのを知って、少々ビックリした。
ともあれ、上手く行くと思ったのに、失敗した時に、中々、親に正直には言えない気持ちというのは判るのだが、それにしても本当に貧困にあえいでいるのに、支援を求められないというのは、流石にビックリした。
世の中には、何時までも親に対して、オンブにダッコとばかり、手を出し続ける人も存在していて、そちらの方にもビックリしてしまったりもするのだが、それでも、人生生きていてこそ。
何も、生命の危機が訪れそうになってまで、痩せ我慢するのはどうかと思う。
プライドは、確かに必要だけれど、何事も過ぎない程度にという気にさせられた一冊。