ヒアリが名古屋港で見つかって、ヒアリが見つかったコンテナを積んだ船は名古屋港に入港する前に東京、横浜に寄港していたというニュースが無ければ、この本の話にはならなかったと思うのだが‥‥
著者は過去にも、感染症などの話など、小説として人間が自然を必ずしもコントロール出来ているワケではナイという警鐘を鳴らしている。
どちらかというと、小説の多くはストレス解消として読んでいるので、余程感銘を受けないと、このブログでは書かないのだが、それはブログにしようと思って読んでいると、ストレスの解消にならないからである。
ともあれ、地球的に色々な人や物の交流が深まれば深まるホド、天敵のナイ地域での殺人的な毒などを持った生物が繁殖し、大問題になる場合が増えている。
しかも、日本が亜熱帯化して、熱くなっているので、今までその地域で居なかった生物が入って来ても、そのまま生育出来る可能性が高まっている。
植物や動物なども、古来の生物が外来のモノに取って変わられている場合も多い。
毒などがあれば問題視されるけれども、そうで無ければあまり気にされずに環境の変化が進んで、気付いた時には環境が歪んでしまうというコトも考えられる。
我々は、常に環境の変化が必ずしも良い方向にばかり行くワケでは無いというコトを認識して、周囲に対して警戒をするべきなのだろう。