長野・岐阜両県にまたがる北アルプスの焼岳で、小規模な噴気を確認したが、噴気は白色で水蒸気とみられ、火山灰などの固形物を伴う噴火ではないので、噴火警戒レベルは1を維持するが、再び発生する可能性や火山ガス噴出の恐れもあるとして、注意を呼び掛けているとのニュースで、朝が始まった。
御嶽山の噴火で多くの人々の命を失った時も、噴火警戒レベルは1。
嫌な考え方をすれば、このまま噴火が無ければ、レベルを上げたコトによって、観光にダメージがあるかもしれないから、注意はするけれども、レベルは上げないという選択なのかと勘繰ってしまう。
と思っていたら、防衛省絡みでも、米軍基地のあるグアムが攻撃された場合、集団的自衛権を行使できる日本の存立の危機に当たる可能性がないとはいえないと防衛大臣が述べたという。
ここでも、「無いとは言えない」という御言葉。
ダメ押しみたいに、「大臣に報告をしたかどうかは意見が分かれた。ただ、(報告をした事実が)『ない』とした方は明確に『なかった』と終始一貫している」と強調。「『したかもしれない』という方は複数回意見を聞かれているが、意見が二転三転し、あいまいなところもあった」と説明し、 第三者機関による再調査について聞かれた小野寺氏は、「防衛監察本部で徹底的に調査した」として再調査を否定とは。
要するに、日本の省庁はどちらでも大丈夫な玉虫色が大好きで、誰も責任を取りたくないという体質なのだろう。
御嶽山の噴火で亡くなられた方も本当にお気の毒だし、危ない場所にPKOに行かれた方も不本意だろうし、こんな感じで戦争になった時に駆り出されそうな自衛隊の現場の方々も大変だろう。
事実を隠蔽したり、可能性を有る様でもあり無いようでも有るとの禅問答で切り抜けた先に、どんな日本が待っているのかと思うと、絶望的になってしまう。