少し前に、「介護福祉士になろうと大学や専門学校に進学する生徒数が最低になった」と報じられた。
外国人の入学者は増えているらしいが、介護の仕事は「キツイ上に、賃金が安い」というコトが前々から報じられているのだから、当然かもしれないが。
そうなると、結局、今仕事をしている人により負担が重く圧し掛かる。
加えて、団塊の世代が続々と高齢者になっているのだから、介護の仕事がスムーズになるタメには、ある程度の待遇改善が必要なのに、そうなる可能性は低い。
岐阜県の高齢者施設で、3週間足らずの間に、脳挫傷などで3人が死亡し、2人がけが。この謎の事態に揺れる施設では、5人を介護していた30代の男性職員が退職していたというニュースも、起こるべくして起こったとも言えよう。
大変な仕事を、安い賃金でやってくれと言われたのでは、モラルの崩壊は起こりやすくなる。
その人の良心だけが頼りでは、どうにもなるまい。
無論、素質の問題も無くはナイとは思うけれど、これから迫り来る超高齢者時代に向けて、もっとチャンとした制度設計無くしては、この手の問題がマスマス増えるに違いない。
他者に理想だけを求めず、他者の気持ちになって考えるコトが出来無ければ、世の中のホトンドの問題は絶対に解決出来るハズも無いのだから‥‥