本日は、軽めの本を乱読。
予約状況が詰まり過ぎても、空き過ぎても、読書の時間は取れないものですが、次の仕事への待ち時間が長くもナク短くもナイという状況こそが、逆に本を読む時間が取れたりするので。
まずは、本日のタイトルの
そして、論じているのは類似なのに、処方箋が全く違うのが、
上記の本は、何としてでも昔みたいな日本にという気持ちが強く出ていますが、世界的に日本の人件費が上昇していて、それ故に派遣社員を増やしたいという会社経営者が存在して、少子化が進む時代では、もう無理な考え方になっているのかも。
タダ、今のアベノミクスは消費税を増やした分をばら撒き、企業減税をするから益々人件費をケチってしまうという間違った方向に進めた失敗作と結論付けているのは、実に明快な分析かと。
ともあれ、今や受付にペッパー君が活躍しだしているので、おそらく著者の押す移民よりもロボットという方向に日本は動いて行くのではないかと思われます。
一方、五木氏の本は、宗教的考え方に基づいているので、「謙虚に生き、生きていることに感謝し、多くを望まず、覚悟すれば幸福になれる」という、正に「低欲望社会」を肯定しています。
娘の消費行動は堅実ですし、今の若者の見本みたいな気もします。
ネットによって、物事の裏側が見えてしまったりする時代に、大望を持てという方が無理なのかもしれません。
それでも、自分のスキルをアップして於けば、何事があっても、チャンと生きて行けるモノです。
昔から、お金などは盗めても、身に付いた技は盗まれないと言われているのですから。
どんなにニッチな事であったとしても、コレだけは誰にも負けないとまでは行かなくても、ホトンドの人より抜きん出ているという得意技を持ってさえいれば、どんなに世界が混乱したとしても、大丈夫なんだろうと思います。
そもそも、長寿の後はどうなるかなんて、先の事を考え過ぎても鬼が笑うだけ。
今をしっかり生きて行く事こそが、人生は大事なんだろうと思います。