というコトが、とても如実に判る本がこちら。
少し前に書いた本の姉妹本です。
同時に読んではいましたが、同じ傾向の話をしても何なので、少し時間差をあけて取り上げてみました。
丁度、北朝鮮のミサイルも改良されて打ちあがっていますが、結局、もうどうにもナラナイので、戦争に打って出るしかナイと思い詰めている感じが、正に、太平洋戦争の前の日本みたいですね。
そもそも、勝ち目がナイというのに、戦争というのは全く馬鹿げた話ではありますが、結局、自分が殺されるというのなら、少しでもその日を先延ばししたいとか、何とか生き残る道を見つけたいと思えば、人間というのは何でもやるというコトを、歴史は証明してますし‥‥
ちなみに、格差社会がタックス・ヘイブンによって、より拡大しているというのは、実に世の中が変になっている答えとしては、適切かも。
何しろ、世の中のホトンドの国が、強欲資本主義になりつつあるのですから。
でも、冷静に考えれば、そういうコトをして世界が歪になってしまうと、結局、戦争が起きて、今とは違った形にリセットされてしまう可能性が高いのですから、ホドホドにしておくべきなのかもしれませんが。
歴史の流れを、お金の流れから見て行くと、今までとは違った感じで現代史が理解しやすくなります。
どうして、こんなに複雑になってしまったのかという、アラブ諸国の問題も含めて。
歴史の授業では、どうしても駆け足で飛ばされてしまった現代史について、色々と考えさせられる良い本だと思います。