2018年01月17日

韓非子を読む

智者が必ずしも現世で受け入れられるとは限らないが、後世になって広く世に知られるというコトは結構ある。

ともあれ、世の中の非情さを説いた本人が、その非情さによって亡くなったという「あとがき」には、世の中の無情さを感じるけれども、それも含めて人生というのは、中々、一筋縄ではいかないモノ。


現代に合わせたので、超訳したというコトだが、原文の読み下し文も付いている。

それにしても、今の日本には耳の痛い言葉が色々と並んでいる。

例えば、「法の適用は相手によって変えてはならない」など、実に手厳しい。

加えて、「ひたいに汗する労働を軽視するな」というコトで、「国が乱れてくると労を軽視し、楽して稼ごうとする人がふえる」などというのも然りだろう。

国を治めるうえで、もっとも心配なのは、国家の土台を齧る鼠」と、汚職で肥え太る官吏や、結託している商人を警戒している。

何を気に入るかは、各人の好みもあるだろうが、韓非子という人は単なる朴念仁ではナク、世の中の仕組みに対してかなり冷静な判断をしていた人だというコトが、実に良く判る一冊。
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Posted by seitaisikoyuri at 21:32│Comments(2)
この記事へのコメント
 ご苦労様です。
 悲しくも他界した後に人格やしてきた偉大な事が認められる偉人も多いですね。
 確かに今は、SNS等に宣伝広告等を貼り、わずかに儲ける人々が多い昨今ですよね。
 風呂に入る前に痛い肩に塩を塗り付けて入浴してみます。塩での保温効果と浄化方法というのですか。
 
Posted by 智太郎 at 2018年01月18日 13:19
智太郎さん、偉人と呼ばれる人も現世では受け入れられなかったりするのですから、他人からの毀誉褒貶に一喜一憂していても始まらないと割り切って暮らすべきかもしれませんね。

是非とも、塩でこすって身体を温めたり、嫌なモノを浄化して、一日でも早く全快して欲しいと思ってます。

辛いでしょうが、それでも痛いというコトは、血管を拡張して治している証拠なので、しっかり回復していると思って我慢してください。
Posted by koyuri at 2018年01月18日 17:52
 
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