2018年03月04日

準ひきこ森って

「準ひきこ森」という単語を見て、どんなモノと思って読んでみた一冊。


ネットで検索したら、樋口康彦の公式ブログですというモノを書かれた方の本でした。

ともあれ、自分自身が「準ひきこ森」だったと述懐している方の本なので、正しく評価出来ているのか、否かは難しい部分もありますが‥‥

所謂、近親憎悪的な部分も無きにしもあらずだとは思います。

タダ、御自分でも言ってらっしゃる様に、無理にでも社会に出て、自分を鍛えるという試練を受けなければ、確かにそのまま、社会から孤立して、本当の「ひきこもり」になりかねません。

そういう意味でも、もしかしたらと思い当たる節のある親は、この本を読んで辛い決断をしなくてはならないのかも。

著者は、そういう人々は「準ひきこ森」のままで一生を終わりかねないと言いますが、周囲が早い内に手を打てば、必ずしもそうはナラナイで済むのかも。

タダ、さもないと、著者のおっしゃる様に、ズルズルと行く可能性は大です。

少なくとも、自分で働いて稼ぐという経験こそ、社会的スキルを磨くのに必要かと。

それでも、人付き合いというのは、結構、面倒なモノ。

どちらかというと、社交的な人間ではナイので、そういう人達の気持ちは理解出来ます。

タダ、昔から親の仕事の手伝いをしてたので、人あしらいは可能だけれど、それと人との深い交流は全く違いますし。

でも、本当の友人という概念は、逆に難しくナイでしょうか。

誰だって、言いたいコトばかりいったり、している人と、楽しく付き合うのは無理でしょうし、悪い部分もひっくるめて愛せるなんていうのは、親じゃなきゃ無理だし、親だって無理かもしれません。

人には、良い面も悪い面も有るという自覚をして、そのバランスを上手に取りながら、自分と一番波長の合う友人や異性を見つけるしかナイのでは。

どんな事でも、完璧を求めると苦しくなります。

自分にも悪いトコやダメな部分がある様に、相手にもそういう部分があるという、客観的な目を持たなければ、他人にも優しくナレナイでしょうし。

相手にばかり求めるから孤立するのであって、無理に期待しないという割り切りが、人との交流には必要でしょう。

今は、仮想空間が幾らでも相手をしてくれるので、無理にリアルで誰かを求める必要が無くなっているけれど、だからこそ、リアルで自分と交流してくれる人を探さなければ、人生の最期で後悔しても遅過ぎます。

何となく、周囲でそういう人が存在したら、下手に口を出すよりも、この本を読んでマズどうするか考えてみるというのも、手ではナイでしょうか。
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Posted by seitaisikoyuri at 22:18│Comments(2)
この記事へのコメント
こんにちは

会社員から自営に変わってから、明らかに周りの方との接触が減っています
此方から出かける事よりも此方へ出向いて来る方が多くなっているので、仕事はほぼ家の中で完結してしまいます
時々、引きこもり予備軍なのか? なんて考える事があります

なので、晴れたら外に出る! を心がけてます

※お雛様、たまに箱の外に出してあげてくださいね
寂しがってるかも? 

凸凸!

Posted by k-hirata at 2018年03月05日 10:59
k-hirataさん、自営業は「準ひきこ森」の人なら天職かもと思ったりします。

誰かに使われようとせず、マイペースでも許されますからね。

※気持ちだけで、忙しさに追われもうかなりの年月を過ぎてしまいました。申し訳ないとは思っているのですが‥‥
Posted by koyuri at 2018年03月05日 21:24
 
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