と思える良い本です。
生きたい様に生きて、出家してからも、ホボ生きたい様に生きているのは、スゴイ事だと思います。
されど、やはり僧なので、講和は面白いと言われているダケに、頷かせてくれます。
ともあれ、本当に驚いたのは、真似をして出家された方々は、皆、還俗されたというコト。
かなり高齢で出家されたと思っていたら、五十一歳でされたというのにも驚きました。
加えても三島由紀夫さんが、ノーベル賞を取れずに人生が変わって、割腹自殺されたのではという話と、逆に貰ってしまったから、川端康成さんが自殺に追い込まれたのではという話には、本当にビックリしました。
小説家にとって、賞というモノは本当に大きいのですね。
お二人共、もう少し長生きして、色々な小説を書いて頂きたかった。
タダ、悪い時代だとおっしゃるけれど、他人は他人ですので、少なくとも戦前よりは自由があるだけで、マダマダ良いのではと思ってしまいます。
どんなに、変な人が増えたとしても、自分を律して生きてさえいればと。
ともあれ、世の中がこんな時代なのですから、残念ではありますが、やはり注意して生きる必要はあるかと。
平和な社会という時代は、既に終わっていると思うので‥‥