意欲がある人というのは、イイものだ。
ともあれ、別に医学部に子供達を入れたいという気持ちも無く、タダ、面白そうだから読んで見たというだけの意見なので、本当に希望している人やその周囲の人にとっては、この本の言う通りなのかどうかは、とても気になるだろうけど‥‥
少なくとも人を教えるというコトに関しては、必ずしも優秀な人が教えたら上手く行くというワケではナイ。
自分の失敗談や反省点を含めて、相手に共感させられるかどうか、それこそが大事な点なのだと思う。
そもそも、昔の人間なので、塾に通った経験も皆無なのだけれど、少なくとも人間的に認めた人からなら、教えを乞いたいと思うのが普通。
母校の高校の教師には、あだ名が付けられた名物先生が何人か居たけれど、少なくともそのビッグ3の先生には、幸運なコトながら、全て教えて頂いた。
特に、有名だったのは「ギャング」と命名された物理の先生。
人間としての生き方などを熱く語ったりしていたけれど、卒業した二年後に突然病で亡くなられたと聞いた。
しかも、その前の年に習ったという後輩の方が、今の御客様の中に居て、最後の年には何を思ったのか、自分で教科書みたいなプリントを擦って来て、それを配って教えたとか。
ともあれ、相手にインパクトを与える位、強力な個性の持ち主だと、好き嫌いは分かれるかもしれないが、好きだと思った人の授業なら、しっかり聞きたいと思うだろうし、出来れば良い点を取りたいと思うので、勉強する気になるだろう。
上記の著者も、勉強の前に、人間性が大事などと熱く語っているので、少し似た感じがした。
少なくともこうした骨の有る人に教えて貰えていれば、嘘で嘘を糊塗しようとして、失敗ばかりしている国会の住人が生まれては来なかったのではないかと思うと、実に残念な気持ちになる。
上手に嘘を付けるコトが可能なのは、かなり柔軟で本当に頭が良い人だけ。
単に点数だけ取れるだけの人や、基本的にあまり賢くナイ人ならば、嘘などつかない方が、地金がバレないだけ真っ当な人生を送れるコトが可能なのに‥‥