そういう意味では、マズマズの本。
福島銀行に対して収益力の改善を求める業務改善命令が出たというが、最早、銀行も安泰の時代では無くなりつつある。
上記の本の「はじめに」と書かれた文の中に、
顧客本位の営業とは無縁の飽くなき貸出規模の拡大と低金利での貸出競争に明け暮れ、地元企業の苦境や人口減の末路に目を向けていないとしたら、地銀は一体何のために存在するのか。(中略)この先、顧客に低金利以外の価値を提供できない銀行はAIに取って代わられ、見捨てられるのではないか。と書かれている。
インターネット・バンキングなどによって、大手でも人員整理という話も出ている。
支店の統合や整理なども、検討されているという話も間接的に聞こえて来る。
そもそも、人口が減り続けているのだから、当然そうした選択が普通になって行くのだろう。
高校の英語のテキストで、「晴れの日に傘を貸し、雨の日に傘を取り返しに来るのが銀行」と書いてあったのだけは、未だに覚えている。
現金を持ち歩きたくナイので、カードを使って後日払い以外の借金はしたくナイし、一回払い以外の使用はしないのは、それと無関係では無かろうが、大きな資金が必要な時には、借金をせざるを得ない場合が世の中では大半だろう。
ともあれ、借りたお金は返さなければナラナイ。
期日に、まとまったお金を用意するというのは、苦痛以外の何物でもナイ。
税金や健康保険、年金など、期日が決まった出費だけでも面倒なのに、この上借金返済なんて、より面倒。
となると、どんな銀行が良いのかというのは、あまり関係がナイのだけれど、潰れないで欲しいというコトだけは考える。
そういう意味では、銀行の取捨選択も我々にあるというコトだろう。
昔が良かったとだけは言えないが、今はより世の中のあらゆるコトに目配りしなくてはナラナイ時代になっていると思うと、かなり面倒な時代になったというコトだけは間違いナイ。