結局、少子高齢化が進む最大の原因は、若者の婚姻率が低下し、出産数も昔と比べるとかなり減少しているからだろうと思う。
その最大の原因は、若者が未来に希望が持てないからではないか。
そこで、こんな本を読んでみた。
この本の結論として、現状のマイナス要因が将来の希望度を下げる度合いが強く、受験や就職など一度失敗するとなかなか挽回出来ない。
故に、もっと社会システムを柔軟にして、再チャレンジの可能性を上げるコトが若者の希望を上げる可能性が高い。
最初に正社員になれず、非正規雇用になってしまうと、一気に希望度が減少する。
加えて、仕事に希望が持てなくても、簡単には転職出来ないと思えば、そちらもやはり希望度は落ちる。
少なくとも、仕事が安定していれば、将来に希望も持て、少子化も多少は緩和される可能性は高い。
経営者も、将来のコトを考えて、もう少し以前の様に、労働者を大事にして、社会に貢献し、世の中に希望を与えるべきではなかろうか。
希望があれば、製品がもっと売れるのだからと思って、自らの雇用者をホトンドの会社が大事にすれば、回り回って、自社の景気も上がるというモノ。
今さえ良ければという身勝手な行動は、結果的に自分達の首を絞めているのだと、早く多くの経営者に気付いて欲しいものである。