我々が小さい頃と比べると、日本全体は豊かになったとは思うけれど、だからといって幸せになったのかというと、必ずしもそうではなかろう。
物質的に豊かになるコトと、精神的に豊かになるコトとは、イコールでは無いからだ。
では、人はどんな時に幸せを感じるのだろうか。
上記の本によれば、何に希望を持っているかという答えの中に、それを見つけられるだろう。
まずは「家族」そして、「仕事」、「健康」、「遊び・娯楽」、「学び・学習」そして「友人関係」と続く。
家族に恵まれ、仕事に充実を感じ、健康で、楽しむコトや学ぶコトが出来て、良い友人が居れば最高というコトなのだろう。
ともあれ、日本国民は、世界各国の人達と比べれば、中ぐらいの幸せしか感じてナイという。
「幸福」と「不幸」の中間に居ると言っても過言ではナイのでしょう。
日本に必要なのは、余暇を楽しむ余裕と、社会制度の充実による安心感、過度の格差の是正と、チャレンジ精神を受け入れる気持ちだと、著者は述べてます。
世界で、一番幸福度が高いのはデンマークだといいます。
政府を信頼してられるからではないかと考えられますが、政治家としての資質に欠ける様な人が大臣であったり、首相のとりまきでありさえすれば、グレーな活動も許されてしまう様な、日本と比べると、何と幸福なんだろうと、確かにそう思います。