誰にでも過失はあるけれど、「神戸市営バスが横断歩道を渡っていた複数の歩行者をはねたので、運転手を現行犯逮捕」というニュースを読むと、「池袋で暴走した乗用車に母子がはねられて死亡した事故」の方が、死傷者は多かったんじゃないのという気持ちが抑えきれない。
池袋の容疑者は、旧通産省工業技術院の院長を退官後、大手企業の役員を務めたと聞くと、「アクセルが戻らなくなった」と話しているとはいえ、逮捕がされたりされなかったりを決める経過が、恣意的なんじゃないのかという気がする。
日産のゴーン氏も、していた事はともかく、長期拘留されているけれど、こちらも「国策捜査なの?」と思ってしまったり。
これでは、まるで「切り捨て御免」の身分差別があった、封建時代みたいではないか。
ともあれ、慶応四年には、「堺事件」なるモノが起きて、フランスの兵が悪いのに、日本の朝廷が全面降伏して、土佐藩士の11名が切腹させられたという。
『外国や、エリートなどに媚びへつらうのは、昔からなんだなぁ』と思うと共に、本当にそのままで良いのかと、改めて感じてしまったのだけれど。