自ら学ぼうとするのと、勉強するのとでは違いがあるという本がこちら。
大好きな絵本作家の五味太郎さんの本です。
いわゆる管理教育を止めて、基礎学習以外は子供が学びたいモノを学ぶ方が、役立つ人間になるのではないかと。
確かに、そういう部分はあると思いますが、日本という国は明治維新以来「富国強兵」を目指し、国に役立つ人間とか、会社に役立つ人間の量産を目指して来た国なので、中々、難しいのかも。
ちなみに、この本に書かれてましたが、世の中には適当に学校をやり過ごして来た人も居ると書かれていて、言われてみれば、自分かもと思ってしまいました。
とにかく、人生で一番楽しいのは、面白いと思った本を読む事なので、それさえ出来るのであれば、、他はかなりイイ加減でしたし。
ちなみに、学校の授業は面白くナイのもあったけど、何しろ学校には図書館があるので、それを目的に通っていた様なモノでしたから。
ともあれ、真面目に勉強して、真面目な職業に就くというのは、あまり性に合って無かったと思うので‥‥タダ、仕事に於いては、真面目に働いてますが、それは自分でやりたいと思ってやっているからかと。
とはいえ、個人的には、学生時代に今の職業に就くなんて、全く予想もして無かったのですから、それなりに学んでおけば、どんな職業にでも、大体人は就けるのではないかと思います。
要するに、やる気になるか否かで。
お金は必要かもしれませんが、就職に失敗したと思ったら、もう一度学んで卒業するという手もありますし。
人間、やる気にさえなれば、何とでもなるモノ。
昔は、新聞配達しながら大学生にとか、昼間は働いて夜学にという話は、ゴロゴロありました。
漫然と大学生になって、漫然と生活して、就職に失敗したとしても、本当に心を入れ替えて、真面目に学習したら、何とかなるのではという気もしたりしますが。
ちなみに、いわゆるお嬢様大学とは知らずに入って、授業と本を読んだり、映画を観たりする以外は、暇さえあればバイトしてたねと友人に言われる様な生活をしてました。
若い頃は、無理して働くというのも、さほど苦ではありませんし。(もう、歳なので無理ですが‥‥)
そういう意味では、テキトーに順応して、テキトーに学生をやっていたので、あまり学校の害というのも、感じなかったので、上記の本については、そういう考え方もあるんだとしか思いませんが。
ともあれ、自分と同じ考えの人の本ばかり読んでいては、自己の成長はありません。
なるべく、『そういう考えの人も居るんだ』という人の本を読むコトにしているので、そういう意味ではとても良い本だと思います。