2019年09月19日

読む価値はあるけれど

他人を自分の価値観で判断出来ると思うなという意味では、確かにと思う話ではあり、そういう点では読んだら、自分の生きるタメの意識に良い変化があるとは思います。


ただ、二人共も少子化に対しての考え方に関しては、どうも認識不足なのではないかと。

無論、理解すべきだと思うから、イケナイのだというこの本の趣旨からすると、構わないのでしょうが。

非正規雇用が四割という時代では、子供が産み難いのは、当然だという気がします。

新自由主義の弊害によって、価値をまず考えてしまうというのは問題だとは思いますが。

少なくとも、「結婚しない人」が増えているのではなくて、「結婚出来ない人」が増えているという認識が無いのではという気がしてしまう。

「山に行けばスッキリ」という気持ちも、充分理解出来るのですが、中には「山に行く暇も無い」という人も増えているのではと。

世の中から「ゆとり」が消えつつあるので、「ギスギス」した社会になっているのだと思います。

我々の生きて来た時代と比べて、今の若者は大変な時代を生きているので、それを意識せずに読んでいれば、とても良い本なのですが。

やはり、「他人」の壁はとてつもなく高いみたいだという読後感になってしまいました。
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Posted by seitaisikoyuri at 23:33│Comments(2)
この記事へのコメント
こんばんは

あらゆる面でゆとりが無くなっていますね
他人との繋がりは段々と希薄になっています
同じ趣味を持つ仲間以外は日々の生活のスピード感がかみ合わなくなってきています
日々の仕事に追われている人、月々のノルマに追われている人、そんな仕事さえない人・・・
誰もがゆとりを失っているように思えます
そう思うと周りと話も合わなくなります

皆がのんびり生きていける世の中になってほしいと切望します

凸凸!

Posted by k-hirata at 2019年09月20日 00:35
k-hirataさん、本当に残念な時代になってますね。

明日を夢見ていた昭和の後半の時代が懐かしいです。

昔だって、大変なコトは多かったですが、横の繋がりは色々とあったと思うので‥‥
Posted by koyuri at 2019年09月20日 16:51
 
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