この先どうすれば、日本が良くなるかについて書かれた斬新な本がこちら。
大村大次郎さんの本なので、読んでみたら今までの本の毛色と全く違っていて、少しビックリもしたけれど、どうして日本人は「働けど 働けど 我が暮らし 楽にならざりし じっと手を見る」という石川啄木みたいな(別に、短歌は引用されてナイけれど‥‥)社会になるのかというコトが、見事に説明されている。
著者の提言は、斬新過ぎて簡単には受け入れられないのかもしれないが、おそらくもうコレしか方法が無いのかもしれないという気がする。
何しろ、困っている人達など、完全無視の政権なのだから‥‥
ドンドン寒くなってる今、避難所で夜を過ごそうとしている、日本各地の人々の存在を忘れて、「夢のような一ヶ月間」だと、平然と言い切ってしまう人が、国のトップ。
この国では、先進国で唯一20年間も賃金が上昇してナイのだという。
それでも、大企業だけの話をして、賃金が上昇しているという話で誤魔化してしまう。
どうすれば、日本人の多くが余裕を持てるのだろうか。
その答えを見つけるタメには、「お金のしくみ」について、我々自身でも考える以外にナイのではなかろうか。
その参考にするのに、最適な本であると太鼓判を押しておこう。