おそらく今年の新生児の総数は、90万人を割り込むのは確実なんだそうで‥‥
ここ数年の落ち込みを考えれば、当然と言えば当然なのだけれど、こうなるともう人口は減少する前提で税金の無駄遣いを排除しなければ、マスマス子供の数は減少するに違いない。
なのに、高級ホテルを建てるだのと、無駄な公共事業をもっと増やすつもりでは、日本という国に将来は有るのだろうか。
ともあれ、そう単純に新しい豊かさが見つかるとも思えない。
長野県にも、新規就農をする人達が居るけれども、農業というのは技術職の上に、天候が相手なので、簡単に熟練者になれるのかどうか。
少なくとも、定年後になって、せめて自分達の食べる物を多少なりとも自給したいと、耕作放棄地を耕してくれるのであれば良いけれど。
安定的な収入が得られないからと、兼業農家で働いている人も多いが、お話を伺っていると本当に大変そう。
徐々に手入れされていない場所は、山地に戻っていくより仕方ナイのであろうか。
少なくとも、今日本の繁栄が既に陰っているとはいえ、一気に減速しかねない所まで追い込まれているのではないか。
「山が攻めてくる」という言葉に象徴される様に、ほったらかしておけば、雑草の生命力に土地は覆われてしまう。
我々は、もっと危機感を持って、将来の日本について考えた方が良い。
人を働らかすだけ働かして、次世代を産み育てよと言われても無理なのだ。
労働時間を削減して余裕を作り、最低賃金を上げるか、教育費を国家で持つなどして、若者がゆとりを持て無ければ、少子高齢化に歯止めは掛からない。
ロボットが何れ代用するから良いと考えるのであれば、仕方がナイけれど、自分が将来老後にどうなるのか考える時に、やはり若い世代が居てくれた方が心強いと思わないのだろうか。
雇用者が、今だけ自分だけと考えて、他者の人権を踏みつぶして行くのであれば、おそらく日本は縮小して、再生産は不可能になるのではなかろうか。