今、ようやく東京オリンピックにメスが入れられようとしているので、この本の御紹介を。
地域の図書館で、一番最初に借りた珍しい本です。なので、読んでナイ人が多いと思いますが‥‥
オリンピックの商業化によって、弊害が大きくなって来ています。著者が、考えるゲームは如何にというのが主題ですから、その辺は書けません。
ともあれ、日本人は流されやすいので、オリンピックを一番だろうと思ったりしますが、アメリカはやはり野球はワールド・シリーズが一番だと思ってます。
この本でも、米国のNBCが今後オリンピックから引くかもしれないと。
実際、2032年までは、五輪の放送権は獲得してますが、米国の若者のテレビ離れが著しい。それでも、ストリーミング配信で成功したので、黒字になってるみたいです。
それも、NBCが有料チャンネルの「オリンピックチャンネル」を9月30日に終了して、スポーツのコンテンツはストリーミングサービスの「ピーコック」への移行が進められていることなどで成り立っている。
ともあれ、冬季五輪だった長野県も、スキー客はコロナと若年層の減少により、外国人観光客が戻らなければ相当苦しい。スケート場も、やっと氷を張り出したが、通年営業は難しい。
五輪の競技場を造れば、ゼネコンなどにお金が回るだろうが、維持費がかかるので存続は難しいと、世界で思われている。(日本は、まだ札幌冬季五輪を諦めてはいないみたいだが)
小説のエンディングの様には、まだならないとは思うが、近い将来、オリンピックはこのままずっととは限らない。
日本は、国費の使い道に抗議しても、今は平気でやっているが、マスマス円安傾向が続き、国力が衰えるとどうなるかも判らない。アベノミクスを上手く脱出するコトは、無理だと言われていた。だから、止めた方が良いとの意見を押し切って来たツケが、これからドンドン増えるに決まっている。
それでもまだ、日本にオリンピックは必要ですか?