2018年08月21日

報道の不自由さ

本当に久々の超おすすめ本です。

少し前から、気にし始めた作家と以前に紹介した方のです。


他の人の読後感が書かれており、この本のラストに疑問の方が多い様ですが、どうなったかなど、今の現実を下敷きに書いているのですから、当然の帰結になったに決まっていると思いますが‥‥

この手の話題になると、決まってワザと貶める様な読後感を書く人達が多いですよね。

ともあれ、今に限らず日本という国は、三権分立などというのは、お題目に過ぎない国ですから。

戦後から色々な疑獄事件がありましたが、未だに前近代的な国で、やっとそのコトを世間もネットなどがあるので、知るコトが可能になったのではないかと思うだけで。

でも、世の中には、マスコミの大本営発表だけを鵜呑みにしている方も、未だに多いですし。

昔、TVは「総白痴化の元」と看破した方がいらっしゃいましたが、以前と比べると、ネットなどが出来て、制作費が削られ、よりその傾向に拍車が掛かっているのではないかと。

加えて、新聞も読者離れが進んでいるので、当然以前より劣化しているのも不思議ではありません。

結局、ある程度の余裕が無ければ、金などに転ぶ人が多いのは当然でしょう。

ともあれ、本当に今後がより楽しみな作家です。

既に本の置き場所に困っているので、何時も図書館で借りてしまい、本が売れない時代になっているので、本当に申し訳ない気持ちで一杯で、多くの方々に応援の意味も込めてこのブログを全く利益を得ずに書いているのですが、とはいえ、既に在る蔵書を手放すのも躊躇われ‥‥

今のマスコミの裏側を知りたい方には、絶対にオススメです。  

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Posted by seitaisikoyuri at 22:49Comments(2)

2018年07月02日

成長のない社会をどう生きるか

本当に久々の、超おすすめ本。

こう考えれば、世の中が判る一冊。


実際、もう簡単には成長は出来ない社会になっているのは間違いナイ可能性が高い。

若者は自動車をどうしても持ちたいとは思わないし、ネットで世の中を楽しんでいる。

もし、我々だって、今の世界に生きていたら、類似の行動を取った可能性は存在する。

既に、世の中の生活水準が上がって来ているし、他の国から儲けを回して貰うコトは、とても難しくなっている。

もしかしたら、だからこそ労働者の賃金を低下させて、自分の儲けを増やしたいと願う人々が増えているのかもしれないが。

ともあれ、そんなコトではマスマス内需拡大は無理ではないか。

大企業のトップだって、そんなに多額のお金を手にしても、遣い切るのは無理だろう。

昔、「ゼロサム社会」という言葉があった。

世の中が飽和して来ているのだとしたら、互いが譲り合って、幸せになる社会が望ましい。

身体を壊して、早死にしてしまう位ならば、労働時間を少なくして、ゆとりのある人生を選ぶべき時が日本にも来ているのではないかと、真剣に考えさせられた一冊。  
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Posted by seitaisikoyuri at 23:08Comments(4)

2018年03月12日

戦争の裏側が判る

小説というのは、真実の様な虚構の様な、でも小説だから描ける事実という部分もある。

おそらく、この本はある作家の軌跡というモノでは無く、裏側から見た戦争の記録という方が、相応しいのではないだろうか。


林芙美子という作家の本を読んだコトが、全く無い。

信州にゆかりの作家だというのにである。

ともあれ、好きな作家は読むけれども、中々、一冊目に手が出ないという作家も、結構居る。

そういう意味では、やっと林芙美子を読んでみようかという気分になった。

それでも、本当に読むかどうかは、まだ判らないけれど‥‥

少なくとも、この本に登場する女流作家たちのホトンドを読んでは居ない。

唯一、宇野千代さんのエッセイを何度か読んだだけかも。

そういう意味で、小説家というのは、死んでしまうと読者がガクッと減るというのは、本当のコトかもしれない。

我々が、下手をすると何れ戦争に巻き込まれるかもしれないという時代を生きているのだとするならば、この小説は読んでおくべきだと思う。  
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2017年12月13日

どうしてこんな国に

なってしまったのかというコトを、『なるほど、そういうコトから』と悪い意味で納得してしまった本がこちら。


要するに、与野党を問わずお金をばら撒いて、最後には税金で儲けさせて貰うという人々が存在しているから、世の中の一般庶民はより大変な生活を余儀なくされているのかと。

雇用を破壊し、中流を破壊し、そして最後には国をも滅ぼしかねない政策は、こうして出来上がるのかとも。

今年の最後に、一押しの一冊です。

民進党が割れたのも、こうした下準備があったからかもと、納得する人が多いかも。

昔だって、下々の生活は大変でしたが、それでも次世代を再生産する程度の余裕は残ってました。

でも、こんな社会が進んで行けば、少子化も仕方がナイのかもしれません。

二年も前の本ですが、逆に今だから納得みたいな。

世の中に、正義を求める人々が、少しでも増えて欲しいと思わずにはいられない本です。

国民を幸せにせず、自分達だけの懐を肥やすだけの政治家ばかりでは、本当にやり切れませんね。  
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2017年09月01日

日本の未来かもしれない社会

日本の進むべき未来が、とても不安になりそうな本がこちら。


上位0.1%の所得だけが増え続け、下位90%の純資産は減り続ける国がアメリカ。

そのからくりは、インターネットやコンピューターを駆使して、情報処理のプラットホームを築いた企業だけが、巨額の利益を得ることが出来、製造業企業と比べて原価があまりイラナイので、すぐにとてつもない時価総額を獲得するコトが可能ゆえ。

そして、金融取引においても、あまり労せずして、少数の富裕層にカネが集まりやすくなっているというのに、アメリカの学生は自己破産も出来ない奨学金の負担に苦しんでいる。

そもそも、破綻したサブプライム・ローンで減った国全体の借金が、奨学金という名のローンによって、増加傾向にある。

若者は高学歴で無ければ、多くのお金を稼げない環境にありながら、高学歴になったとしても、必ずしも多くのお金を手に出来るとは限らない環境で生きている。

加えて、 情報化の進展やビッグデータの活用で、無料という言葉に魅せられてインターネットで交わされるメールや閲覧履歴など、有料の部分も含めて、個人のプライバシーは売り払われているという現実。

ネットは便利かもしれないけど、必ずしもプラスばかりではナイという意識を持たないと危ないという警告の書。

無闇にSNSに自分のプライバシーを書き込むコトの弊害も思い知らされます。

もしかしたら、未来の日本かもしれないアメリカの現実を知るタメに、是非とも読んで頂きたい一冊。  
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2017年08月17日

戦争の記憶

以前、映画で見た「この世界の片隅に」の原作をやっと読むコトが出来ました。


上・中・下の三巻全て。

映画では描かれなかった部分もあり、その逆もあるので、もう一度映画も見たいと思いました。

少し前に、同じ著者の、


という本も読んだのです(どちらも娘のモノ)が、戦争というのは、両親から何度も聞かされていたけれど、本当にイヤな出来事です。

一般庶民は、出来れば忌避したいと願っていても、戦争が絡むと儲かるというソロバンを弾く人が居る限り、この世から戦争は無くならないかも‥‥

ともあれ、世界で唯一の被爆国なのに、原子力爆弾を止めようとは言えない国。

アメリカに尻尾を振るだけでは足りなくて、軍事産業で儲けようとすらし始めている国になろうとしているコトにうんざり‥‥

憲法九条があれば、絶対に大丈夫とは言えないけれど、少なくとも今まで日本が戦争の惨禍に再び巻き込まれずに済んだのば、九条があればこそ。

自衛隊が普通の軍隊ならば、外地で戦死した人もかなりの数に上ったと思います。

喧嘩は売られても買わない方が、上策です。

「無事であるコト」こそが、一番大切だというコトを、しみじみ伝えてくれる本だと思います。  
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2017年01月18日

素晴らしい一冊

今の今まで、しっかり読んでいた本がこちら。



大好きな加賀 乙彦さんの人生訓みたいなお話ですが。

今も、「永遠の都」の続編を書き続けていらっしゃるかと思うと、ワクワクします。

若い頃から、長編小説を愛読していたので‥‥

日本という国が、個人を大切にしない国であったとしても、「市民」として変革して行こうという強い意思を持たない限りは、我々の責任であるというコト。

そして、自分自身の考え方を変化させ、生きるというコトに対して、単なるポジティブ・スィンキングでなく、本質的に粘り強くしっかり前を向いて生きるという考え方をしなければダメであるというコトを、諄々と説いています。

本当に良い本なので、お暇があったら是非とも読んで頂きたいものです。  
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2016年12月23日

少年事件の真実は

必ずしも、公表されるとは限らないと思った本がこちら。


被害者が望めば、事件の真実は賠償金を支払わずに済むタメに、真実の隠蔽が行われる場合も在り、大抵の場合はそれを選択する可能性が高いだろうと思われる。

となると、事件発生と共に警察からの情報をそのまま流した報道が真実とは限らない。

実際に、冤罪などの場合も、一度報じられてしまうと、取り返しが着かない場合もある。

「結審するまでは、推定無罪」とか、「疑わしきは被告人の有利に」など、裁判の原則が忘れられている場合も多く。

少年事件の場合は特に、様々な裏側が存在している可能性も見つめなくてはイケナイと考えさせられる一冊。  
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2016年12月19日

ブラック企業が日本をダメにする

ブラック企業の本を、立て続けに二冊読んでみました。


このシリーズの前の本も驚きでしたが、続編の方がより判り易いかと。

ともあれ、「働けど働けど我が暮らし楽にならざりし」という会社に勤めてしまうと、自分の時間がナク、絞り尽くされるだけ尽くされて、ボロボロになってしまうと、自殺とか精神疾患になって下手をすると生活保護になって、国家財政を破綻させる一因になりかねない。

加えて、どんなに働いても働いても許されないので、結婚したり子供を望む時間すらないので、少子化になって、社会の再生産を阻害してしまうという意味でも、社会にとって有害。

しかし、中にはブラックな会社だと判っていても、自己を過信したり、乗り越えられるだろうと他に道がナイ事もあったりして、真面目な若者ほど、そうした会社に絡め取られてしまうのだと。

洗脳に近い、合宿などによって、人格を破壊し、上からの指示に「イエスマン」になって働く奴隷にさせられてしまう様な実態など、正に唾棄すべき実態が描かれています。

確かに、仕事も自己実現の手段かもしれませんが、生命や健康を失ってまで求めるのは馬鹿げています。

そして、そうした人々からの搾取を手にして、トップだけが大金を手にするというのでは、社会が疲弊してしまうだけというコトを、鮮明に知らしめてくれる良書だと思います。  
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2016年11月24日

真実を見抜く力

久々の「超おすすめ本」かもしれません。

世代交代によって、財界の中にも存在していた良心的な方々が、日本社会の中心から後退し、最終的に亡くなられたりしているからこそ、今の様な歪な社会が出来上がりつつあるのだと改めて感じました。

損保業界が何故、バブルの時に踊らされずに済んだのか、企業の内部保留はどうして必要なのかというコトを丁寧に説明されています。


タダ、現在の会社の内部留保は会社のタメだけになっていて、非正規雇用者を平気でリストラしまくりになっていますが‥‥

企業は株主のモノであるという考え方が、アメリカから移入されて以降、日本型社会がどう変質して行ったか、どうすべきだったのかという対談です。

日本の労働組合が、本当に労働者のタメに働いてナイのも一因として挙げられています。

従業員や地域社会が大切にされず、株主や一部の幹部社員だけが優遇されるだけの社会では、社会がもう持たないというのは、徐々に明らかになって来ています。

品川さんの親友が、軍人勅諭を「我国の軍隊は世々天皇の統率し給う所にぞある」という部分を、「我国の天皇は世々軍隊の統率し給う所にぞある」と読んで、自殺に見せかけて列車に轢かれて亡くなったという事件が戦前にあったそうですが、今は正にそれと類似の事態が起こりつつあるのではないか。

天皇を敬えと声高に叫ぶ人々が、「生前退位」を阻む主張を聞いていると、どうにもそうとしか思えない状況になりつつある様にしか思えないのですが‥‥  
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2016年10月24日

大衆はダマされる

さて、昨日の本の続編なのですが、前編はともかく、こちらは是非とも読んで頂きたい。

というのも、アメリカのコトだと思っていた話が、今や日本の危機として迫っているコトを、しっかり知るべきだからです。


どうして、政府がTPPを強行採決してでも、通過させたいのかが、理解出来るでしょう。

「国民皆保険は邪魔だからなくせ!」という指令がアメリカから出ているからです。

何故かというと、アメリカの製薬会社と保険会社の懐を肥やさせたいから。

アメリカでも、「オバマケア」に騙されて困っている人々が、共済によって医療を受けられる仕組みを作ろうとしているそうですが、そう聞くとだからこそ、農協と共産党は政府から目の敵にされているのだろうという気もします。

互助組織など、強欲資本主義の邪魔者にしかなりませんから。

少しでも早く、我々が目を醒まして、詐欺的なプロパガンダを見抜かない限り、我々も大病で破産というアメリカと類似の社会になりそうです。  
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2016年10月11日

普通に働いて普通に暮らせる国へ

久々の超おすすめ本です。


まず、著者が大蔵省の出身者というコトで、「何故、日本の財政赤字がこんなに多いのか」という問題に対して、しっかりした説明をしているコト。

「現在の財政赤字は社会保障の増大によるもの」という弁明は大ウソで、90年代の天文学的な公共事業によるものと断じています。

1990年代、アメリカが日本に公共事業を行わせて、国内需要を喚起させようとして、10年間で430兆円の計画を立てたのだが、その後、630兆円に上方修正された。

現在の借金は、間違いなくこれが最大の原因であると。

当時の社会保障費は年に11兆円ほどだったという。

尚、生活保護費の半分以上が、受給者の生活費ではナク、医療費であり、過剰診療の疑いがあると。

困窮している人が、僅かの年金を求めて毎年年金のお金を払うのは、現実的に無理な話であり、非正規雇用の待遇を先進国レベルに引き上げるべきで、それは大企業が内部留保に走り、人件費をケチっているので、日本経済の将来を自らダメにしているからだと。

生活保護の話から入って、日本の問題点を明確に指摘している本です。

失業保険、年金、生活保護がバラバラで非効率的であり、弾力性のナイ運用こそが、問題であるとも。

我々は間違ったプロパガンダに迷わされるコトなく、正しい知識を持って、これからの日本をどうすべきか考え、破綻への道がもう、間近に迫っているのだというコトに対して、正しい処方箋を政治に求める必要があると思います。  
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2016年08月05日

医者の世話にならない生きかた

漫画家の手塚治虫さんの中学時代の同級生で、「御茶の水博士」のモデルの一人といわれ、東大医学部を卒業し、東大で教授などにもなった方なのに、東洋医学にも造詣が深く、日本統合医療学会名誉理事長でもある著者が書いた、医療への提言の書がこちら。


タイトルは、医者を否定しているワケではなく、診断は医師に任せても、治療は自分にあったありとあらゆる手段を使って、自分の治癒力を高めた方が良いという意味。

御自分は医師であった奥様と共に、鍼灸が合っているのだとか。

漢方による、未病のうちに治すコトを勧めていて、医療費削減のタメにも、西洋医学一辺倒の考え方を否定している。

そもそも、アメリカでは五〇%、ヨーロッパでも三〇%〜五〇%の方が「病院以外の方法」の治療をしているけれども、これからの日本も「病院に頼らない医療」を求め、「老化」を「病気」と思って検査づけ、薬の飲み過ぎからの解放を進め、医療費を削減する努力をすべきだと提言されています。

安易にドクター・ショッピングをする前に、是非とも読んで頂きたい一冊です。  
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2016年04月03日

皮膚への可能性

本日は、上越高田にお寿司を食べに行ったら、そこかしこに満開の桜に思わず出会い感動をしてしまいました。

「真田丸」で上杉氏が活躍しているタメか、高田公園への人出も多く、外国人の観桜する姿も見えたりして。

やはり春と言えば桜、本当に春が来たのだと改めて実感しました。

モクレンや水仙なども咲き乱れていて、長野との標高の違いを思い知らされました。

そんな感じで、とても気持ちがハイになって帰って来てから読んだ本がとても良い本で、今日はとても良い気持ちになれたので、明日からの仕事を楽しく始められそうです。


皮膚は、平均的な成人だと、たたみ一畳もの面積があるといわれていて、外界からの防御壁として、細菌や紫外線などによる、人体への浸食を減らす役割を持って居る。

しかも、それだけでナク、「脳」は皮膚が進化したものであり、触覚や可聴帯域外の音を聞く能力、他者との接触によりリラックスする能力などを有している。

他者とふれあい、心の安定を得るコトの大切さを、丁寧に説明してあるので、是非とも読んで人とのふれあいを大切にして頂きたい一冊です。  
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2015年07月16日

医師の裏の顔

久々の「超おすすめ本」。

短編なので、誰にでも読みやすいと思われ。


正直、最初は長編の方がと思ってたのですが、読み進める内に、尻上がりに切れ味が上がって行き、特に最後は脱帽でした。

ともあれ、現実をデフォルメしているのでしょうから、本当にこの本が事実なのかもと思ったら、病院に行くのが怖くなってしまうかも。

ホラーの香りもして、何時もの長編小説とは、マタ違った面白さがあります。

にしても、戦争に一歩近づいた日本国の将来もホラーなのかもしれませんけどね‥‥
  
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2015年01月30日

病気・ケガ・薬の新常識

医師向けのベストセラーを出してらっしゃる方が初めて一般向けに書いた本がとても素晴らしい。


救急医をなさっている方なので、あらゆる間違いやすい場面を具体的に書いてある。

昔の常識が今の非常識というコトは、世の中に結構存在するが、特に生命に関わるコトと思えば真剣にならざるを得ない。

信用できる医者とできない医者の見分け方も書かれている。

ともあれ、医者に好かれて正しい見立てをして貰うタメにも、以下のコトは実践すべきかと。

 ^Щ△靴董丁寧語を使う

◆〇間経過を順序立てて話す

 内服薬、既往症はまとめておく

ぁー分の見立ての診断名を言わない

ァ,舛腓辰箸離茱ぅ轡


是非とも、一読して頂きたいものです。  
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2014年03月18日

世界の裏側

日本のマスコミの話は、どうも表層的で良く判らないという部分が多いけれども、もしかしたら、コレが真実なのかもと思ってしまう小説。


今までの世界の見方が逆転するかもしれません。

色々と書きたいコトは山とあれど、書いてしまうと読むのがつまらなくなりそうなので止めておきますが、世の中は様々な諜報の世界で動いているのだなと感じます。

日本という国が、どう思われているかというコトが、実に良く判ります。

全てがフィクションとも思えない展開に、ぐいぐい引っ張られて、最後まで読み通してしまいました。

深読みの、全てが正しいとも思えませんが、かなりの真実が含まれていそう。

世界に対する目を養うタメには、是非一読しておいた方が良いでしょう。

超久々の、「超おすすめ本」でした。  
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2014年01月22日

病気が逃げ出す生き方

「ガンは善き物なのかもしれない」という説があるというコトを、少し前に書きましたが、どうしてそうなのかというコトも含めて、かなり詳しく書いてある本がこちら。


読んでいて、ナルホドと思う事がとても多いです。

特に、両先生の本は何冊も読んでますが、一般向けになると判り易いのはイイことなのですが、どうしてそうなのかという部分が曖昧になってしまいます。

その点、流石に医師同士なので、専門用語も出たりしつつ、どうしてそう思うのかとか、どうしてそういう考えに至ったのかという点が、結構詳しく述べられているので、納得しやすいです。

ガンになった時に、どうすべきかという点に、とても参考になるコトが多く、どんな健康法も自分に合う合わないがあるので、じっくり考えて鵜呑みにしない方が良いと書かれてますし、どうしてその方法が正しくナイと思うのかというコトが明瞭に述べられています。

健康になるタメには、「早寝」「カロリー控え目」「微量の毒は逆に活力になるので、あまり理想を追い求め過ぎない」という感じで、ストレスフリーになるのが、大事というコトでしょうか。

激しい運動は免疫力の低下を招くけれども、適度な下半身の鍛錬は脳卒中を予防する。

50分歩かなくても、1分間片足立ちしていれば、同様の効果が得られるなど、目から鱗の話題満載です。

病気に打ち勝ちたいと思っていらっしゃる方々に、是非、オススメしたい一冊です。  
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2013年01月21日

原発はコスト高

予約の入ってナイ時は、チャンと見るのだが、忙しいのでタマにしか見れなくて、とても残念だったりしていた番組が本になっていたので、読んでみると見逃した回も判り、活字と図解なので見た回も思い返されてとてもタメになった本がこちら。

玉川徹のそもそも総研 原発・電力編玉川徹のそもそも総研 原発・電力編


朝の番組なので、見てない方も多いと思うので、是非読んで欲しい気がします。

ともあれ、電気事業連合会の試算によると、水力のコストが一番高く原子力の倍というコトになっているけれども、原子力発電に払ってきた金額+税金という考え方をすると、原子力が一番高いという結果になる。

コージェネレーションを用いているモデルとして相応しいのが、六本木ヒルズで「停電のない街」をコンセプトに作られているのだが、電気料金は東京電力と同じに設定されているという。

それも、スケールメリットのない発電事業なので、東京電力よりも競争力はナイのに、黒字になるのだとか。

つまり、それから導き出される結論として、東電が不当に高い利益を取っているか、原子力は安くナイからのどちらかだと。

どうも、この本を読んでいると、その両方によって、我々国民はバカ高い電気料金を支払わされている気がします。

それにしても、当時原子力に批判的だった橋下大阪市長は、完全に原子力ムラに取り込まれてしまったのだろうかと、とても残念になります。

この本の中で、著者が権力べったりのマスコミ関係者に、色々と嫌がらせされたりしているのを勘案すると、国の上層部には原子力を推進した方が、旨味があると知って、金に転ぶ人が多いのだというコトが、実に良く判ります。  
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2012年09月09日

個人情報への疑惑

プラチナデータプラチナデータ


一昨日読んで、書こうと思いましたが忙し過ぎて書けなかった一冊。

DNAの個人情報をデータベース化して、犯罪の抑止に利用するという話なのですが、結局は格差拡大に利用されかねないという話です。

推理小説なので、それ以上詳しくは書けませんが、おそらく国民総背番号制度も類似のコトが狙いなのでしょう。

モデルは米国の「社会保障番号」 「マイナンバー」が導入されれば、個人の収入、所得、租税、年金や健康保険の保険料の支払い、給付、医療機関の利用、病歴、就業歴、嗜好、思想傾向まで、政府・行政機関が掌握することができる。

それは第一に、税の取り立てや各種保険料の取り立てを、どんな生活上の困難があろうと確実にやることに目的がある。

第二は人民への監視をつよめ、戦争にかりだすことが目的であり、徴税・各種保険料を徹底的に取り立て、兵隊動員のためにアメリカの管理方式をもちこんでいる
のだという指摘をしているメルマガがありますが、それゆえの、生活保護叩きだったり、消費税を増税して所得が少ない人に税を戻すなどという話をしているのだろうと思います。

便利というのは、案外、束縛の裏返し。

ネットの閲覧記録などが、ベータベース化されて記録される様な時代が来るコトを想像すると身の毛もよだちますね。  
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2012年07月02日

情報はココまで

もしかすると、かなり久々の超おすすめ本かもしれません。

オーディンの鴉オーディンの鴉


インターネットはココまで、ありとあらゆるコトが可能になるという戦慄の小説。

誰かが、悪意を持ってある相手を陥れようして、事実の中のほんの一部を違う感じにしようという意思を持って継ぎ接ぎすれば、本当の事実でナイものが、他人から見ればリアルになってしまう。

検事たる職にある人でも、こんな風に罠に嵌められてしまうと大変になるのだから、おそらく普通の人なら、簡単に人生を破滅させられてしまうかも‥‥

安易に、ネット環境を利用するコトの良し悪しなど、考えさせられるコトが満載です。

著者の他の本も読んでみたいと思うだけの、素敵な話でした。

マジで、考えさせられる本です。  
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2012年06月14日

うえを向いて泣こう。

原発も再稼働しそうだし、梅雨なのに暑かったりして、イライラ指数がかなりアップしそうな時だからこそ、心を落ち着かせる一冊を。

この著者の本は、何冊も読んでいますが、その中で一押しかも。

うえを向いて、泣こう。 (Sanctuary books)うえを向いて、泣こう。


中でも、素敵な言葉として一例を挙げると、

失敗は、かけがえのない「貴重な体験」。
損は、差し上げたという「徳を養う材料」。
恥は、反省をもたらし「自信をつける材料」。
とか、「だれかが私をしあわせにしてくれる」という幻想を追いつづけるのをやめて、「自分で自分をしあわせにする」という意思を強く持ってなど、珠玉の言葉が沢山。

心が疲れている時に、何時でも手に取って、ほっこりしたい気がします。  
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2012年04月16日

長野にも春が‥‥

やっと来た感じです。

今日はとても暑い位になって、我が家の庭の福寿草や椿が一斉に咲き出しました。

夕方少し、雨がパラついて、明日は雨になるかもという予報ですが、そのタメか本日も予約がかなり入り、今週も先週以上に忙しくなりそう。

ともあれ、そんな息抜きとして、とても良かったのが、こちらの本。

越境捜査3 破断越境捜査3 破断


まだ、全部読み終えてませんが、警察内の巨悪と戦う善良な警官のストーリーです。

なんというか、本当にこんな感じだったらどうしようと思ってしまいますが、おそらく類似のコトがあるから、ココまでリアリティのある小説が書けるのかもしれません。

世の中を裏の仕組みを知るタメにも、一度読んでおくとイイかもしれません。

頭がイイだけで、出世してしまう社会の弊害が如実に書かれていると思います。

それにしても、「止めた原発を一切動かさないなら、日本は集団自殺」とまで恫喝する方の神経が理解しかねます。

福島原発の御蔭で、既にかなりのダメージを受けているというコトが判らないのでしょうか?

本当に、不思議な思考回路の方しか、偉くなれない仕組みになっているのかと、暗澹たる気持ちになりますね。  
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2012年02月13日

安楽死を考える

昨日が長生きで、今日が安楽死というのもハチャメチャな選択ですが、どうしてもこの本は読んで頂きたい。

神の手(上)神の手(上)


現役の医者として、リアルな問題を直球勝負で投げ込むこの著者の小説は全て読んでいますが、おそらく一番小説として完成度が高く、医療のドロドロとした裏側を書き切った気がします。

安楽死が是か非かという答えは、立場によっても違うと思いますが、立法化すれば済む問題でもナク、良心的な医者ゆえに悩むコトも多いのだと思います。

世の中には、簡単にコレが正しくて、コレが間違いとスッキリ答えを出せる問題ばかりではナク‥‥

死刑の是非などと共に、意見が分かれる問題かもしれません。

自民党の石原幹事長の「エイリアン」発言はどうかと思いますが、無理やり死に行く人を苦しませるだけの延命処置が正しいとも言えず。

より多くの国民が、他人事だと思わずにチャンと考えなくてはイケナイ問題だと思います。

その為のテキストとして、万人向きでしょうね。  
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2011年12月22日

間違った資本主義の元凶

博打で損をした人々に、政府が多額のお金を出すと言えば、誰もが「そんな馬鹿な」と怒るハズなのに、実際は日本でもアメリカでも、そうしたコトが行われて来たという告発の書。

資本主義崩壊の首謀者たち (集英社新書 489A)資本主義崩壊の首謀者たち (集英社新書 489A)


庶民には、自己責任と言いながら、大企業は潰せないと言っては、税金を注ぎ込み救済して、そのトップは巨額の報酬を手にするという呆れた政策がまかり通って来たのは何故かというコトを、丁寧に説明していて、アメリカの二大政党のバックには、金の亡者がウヨウヨいるので、結局、どちらに転んでも同じ様な、金持ち優遇になってしまう仕組みを明確にしています。

日本も、小選挙区制の導入で類似の道を辿っているワケですが、借金まみれのアメリカが狙っているのは、やはり日本の巨額な郵貯マネーなのだろうなと誰もが思うハズ。

TPPの狙いも、やはりその辺にあるのでしょう。

アメリカかぶれの小泉元首相によって、如何に日本がアメリカの奴隷に成り下がったのかという説明がされています。

日本が進むべき方向性が描かれているので、是非、一読されるコトをオススメします。  
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2011年10月07日

ゆるめれば身体は快調

少し前に読んで、この通りに出来れば健康になれると思ったのが、この本。

きょう一日。 非常時を生き抜く究極の五木メソッド55きょう一日。 非常時を生き抜く究極の五木メソッド55


今朝のNHKの「朝イチ」にも出演してらっしゃいました。

仕事があったので、チャンと見てはいられませんでしたが‥‥

タダ、問題は毎日実行出来るかどうかというコトで。

「あす死ぬとわかっていてもやるのが養生」と言われても、中々、継続出来ない場合が多く。

本日、お見えになられた五木さんと同年輩の方も、「そうは思うが続けるのは難しいんだよな」とおっしゃって、次回の御予約をして下さいました。

自分で日々、養生出来そうだと思う方は、是非、この本の通りに続ければ確実に良い影響があると思います。

無理だと思う方達のタメに、我々は存在しているのだなと改めて思いました。  
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2011年08月15日

感染症の怖さ

休みで本を読みまくっている割に、中々コレと言う本が見つからないで居ましたが、津波の怖さを既に警告していた方の著作でもあり、一度は読んで頂きたい本かと。

首都感染 (100周年書き下ろし)首都感染


致死率の高いインフルエンザと戦う話なのですが、本は本として現実には日本にはこんなに胆の据わった首相など存在しないのではと、逆に暗い気持ちになります。

こういうシュミレーションにだけでも、目を通して欲しいものですが、代表選挙に手を挙げていらっしゃる方々にも、そんな方は居そうにナク。

文明社会などと言われていても、案外脆いもの。

早く理性を働かして、チャンとした政権になって欲しいですね。  
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2011年08月04日

巨大地震の真実

久々の超おすすめ本です。最近、お気に入りの作家なのですが、ココへの書き込みは初めてかも。

GEQGEQ


最近、放射能で日本の食品が汚染されていて、スーパーに外国産の商品がやたらデカデカと広告されて売られているのを見て、少々胡散臭い感じがしていたので、尚、この小説を読んでいると、もしかしたらという疑惑が心の中に広がります。

阪神大震災が、人災かもしれないというストーリーなのですが、前書きでやたら「フィクション」であると述べているだけに、逆により背筋が寒くなる。

恐らく、この本を読み終わった時に、もしかして「東日本大震災」もと思わない人はナイだろう。

「9.11」にしても、あんなに簡単に高層ビルが崩壊するというコトが不思議だったし、かなりの人々に当日、出社しない様にという御達しがあったというコトは、前から知っていたのだが‥‥

最後の結末があまりに唐突なのだけれども、逆に今の事態への序章なのかとすら思えてしまうのが怖い。

昨日の本で、金のタメなら何でもやると指摘されていたアメリカの風潮を考えると、全てが「フィクション」と思えないだけに、かなりショックだったりする。

一応、ミステリー仕立てなので、これ以上詳しく書けないのが残念だけど。  
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2011年05月05日

日本人がヤワになっているのかと

改めて思ってしまったのが、こちらの本。

プラチナ・ビーズプラチナ・ビーズ


何年か前に図書館で読んでいたのですが、あまりな値段でブック・オフで売られていたので、少し前に買っておいたのを連休中に改めて読み直してみました。

日本という国は裕福になり過ぎて、衛生的になり、過食が当たり前になっている中で、動物的な獰猛さというモノを無くして来ているのかもしれないと、しみじみ思ってしまいました。

世の中には、ハングリー精神旺盛で生き延びようとしている人々も大勢居る。

そんなコトを、再認識してしまいました。

この物語の登場人物は、様々な小説の中で、ドンドン語られるので、長編小説が好きな人には堪らない物語です。

東アジアの国の一員として、何時の間にか「裸の王様」になりかけている日本に警鐘を鳴らしてます。

スパイ小説の範疇に入るのでしょうが、何度でも読み返せるだけの、質の高い小説だと思います。  
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2011年02月28日

真実の報道が‥‥

久々の超おすすめ本です。著者への哀悼の意も込めて。

著者の死は、自殺なのかもしれません。

だとしても、ソコに追い込んだのは、真実を追い掛ける執念と、世の中に簡単には伝わらない矛盾にあるのかもしれません。

臨界点 (MouRa)臨界点 (MouRa)


おそらく、自分がこのまま真実を暴きだして行ったら、最後はこうなるだろうと思って書いた小説かも。

我々の生きている日本も、リビアほどではありませんが、真面目に働いている人々がさほど報われない社会なのかもしれないと思います。

左団扇のキャリアのタメに、必死で働いているノンキャリアの方々に、ある意味頭が下がります。

科挙の時代から始まって、軍隊の士官学校あたりの硬直した制度が、そのまま続いているというコトなんでしょうけど、多少の頭の良し悪しなどよりも、本当に人間として大事なモノは何かというコトを考えさせてくれる警察小説です。  
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2010年12月30日

休みに読みたい大作

本日から冬休みに入る予定だったのですが、どうしてもという方がいらしたので、結局、午前中だけはお仕事させて頂きました。

そして、午後からは大掃除。

まだ、完全に終わってませんが、疲れました‥‥黒豆も煮ないとイケナイし。

さて、速読するタイプの方だと別に休みでナクとも構わないのですが、のんびりした時に読みたいと思うのであれば、オススメがこちら。

仮想儀礼〈上〉仮想儀礼〈上〉


人間にとって、宗教ってなんなのだろうという気持ちが少しでもあったら、まずは一読して欲しい本ですね。

何となく、宗教家になってしまった二人の男性の栄光と破滅が、現実とリンクする様な登場人物と共に、リアルに描かれています。

山口県出身の大政治家の家に産まれた兄と妹のスキャンダルが、どう世間に受け止められ、そして、真実が葬られて行くかというのも、読みどころ。

中々、宗教というモノの真実について書かれない、今の日本社会に産まれた傑作でしょう。

裏がありまくりの日本の社会の仕組みが、かなり理解出来ると思います。  
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2010年11月09日

世界の健康水準と違う日本

日本と外国の「メタボ」に対する基準差があり過ぎて、日本はメタボ健診により、年間約5兆円もの医療費増になっていると警告しているのが、こちらの本。

「ちょいメタ」でも大丈夫「ちょいメタ」でも大丈夫


最初に指摘しているのが、肥満の国際的な基準はBMIが30kg/岼幣紊如18.5以下の若い女性のヤセが大問題になっているコト。腹囲は日本だけがヘソの位置で測っているが、世界的には肋骨と腸骨の上のあいだで測定し、日本人のウエスト基準値は男性90僉⊇性80僂塙餾歸に修正されているという事実。

特に、肥満による死亡率が上昇するのはBMIが35.0kg/岼幣紊如∧胴颪任8.3%が該当するので社会問題かもしれないが、日本ではたったの0.3%。逆に18.5未満のヤセが、米国では2.2%で、日本が6.7%なのだから、そちらの改善の方がより重要な問題だと書いてあります。

人種が違うといえども、遺伝子の一致度は99.99%。顔の色や目の色が異なっても、遺伝的には同じ種だというコトです。

血圧も、現代人は栄養が良くなっているので、血管は185Hgまで破れないのに、高血圧より怖い、降圧治療が横行している。

国際的な基準では、女性にコレステロール低下薬は処方されず、LDLコレステロールは男性のみ190/㎗以上、中性脂肪1000/㎗以上(遺伝病などを除く)が薬剤治療なのだとか。

あまりに、薬好きの日本人というか、薬を出すのが大好きな医療に日本人は洗脳されているのかも。

総コレステロールの基準を中高年女性の中央値に設定して、コレステロール低下薬の売り上げを伸ばして、その収益の一部が基準を決めた医師に膨大な研究費として流されている現状を、もっと我々は知らなければなりません。

消費税アップの前に、行政のムダ遣い、官僚の天下り、その行き先である特殊法人や財団などを根本的に解体し、医療費の増加を止めるタメには、メタボに代表されるムダかつ危険な医療を止めるべきだという主張に心から賛同させて頂きます。  
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2010年09月29日

タイムリーな傑作

本というのは、出版の時期というのも問題になる。

人々が、その問題に対して関心を持っている時に、出されると目を引き、そうでナイ場合は、下手をするとホトンド無視されてしまうコトもある。

今、検察に疑惑の目が向けられている絶妙のタイミングで、警察の暗部を描いた小説が出版された。

アリアドネの弾丸アリアドネの弾丸


おなじみの“田口&白鳥”シリーズの最新刊としても、読みたい人が多いかもしれませんが、もしかするとこのシリーズ最高の出来かも。

最近、海堂尊さんは、色々な場所で書かれているので、多少、筆が荒れて来たのかと思いましたが、そうではナイというコトを証明された感じです。

久々の快心作と言ったら、不愉快かもしれませんが、ホトンド読んでいる愛読者としては、そう思います。

おそらく、検察が裏で色々と動いているというコトが暴かれなければ、下手をすると妄想で終わらされてしまったかもしれませんが、警察の裏側がとても真実味を帯びています。

是非とも、公権力の怖さを知るタメにも、一読しておいて欲しい一冊です。  
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2010年08月14日

あまりに衝撃的な‥‥

「超おすすめ本」は久々かもしれません。

ココまで、驚いたのは本当にしばらくぶりです。TVとかで、こんな話をチラッと聞いた気もするのですが。

レンタルチャイルド―神に弄ばれる貧しき子供たちレンタルチャイルド―神に弄ばれる貧しき子供たち


日本の格差問題も深刻ですが、やはり本当の貧困の壮絶さには、タダ呆然とするばかり。

だから、日本はまだイイのだというのではナク、日本がこうならないタメにどうすべきなのかと考えたり‥‥

この本で紹介された底辺でしぶとく生きる人々が、違う国や裕福な親の元に生まれて来たら、全く違った人生があったと思うと、やりきれない気持ちになります。

教育を受けていなければ、生命力だけで、悪いコトすらして生きるしかナイ。

そんな、当たり前かもしれないけれど、知りたくなかった真実の重さに圧倒される一冊です。  
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2010年03月17日

ココまでの貧困が‥‥

こんなにスゴイ現状なのかと驚いて、新たに「貧困を考える」というカテゴリーを追加しました。もっと早く、作っていた方が良かったのかもしれません。「超おすすめ本」のカテゴリーにも重複して入れました。それほど、衝撃的な本だったので。

貧困の現場貧困の現場


「改革路線が日本を良くする」というスローガンの前に、どれだけの人が切り捨てられて来たのかを思うと、何のかんのと言っても、まだ政権交代した方が良いのだと改めて思う。

この本の中で、一番衝撃的だったのが、「定時制の就職事情」の項。

授業中の携帯電話でのメールのやり取りを制止するのは、生徒達の日雇い派遣の仕事を奪うコトになる。

深夜、バンに乗せられて郊外のパチンコ店やゲームセンターの窓吹きをする場合には、ロープを体に結びつけ、吊るされた形で作業する。もぐりの派遣業者は、店から一日、一人一万六〇〇〇円を受け取り、半額を生徒に支払う。夜の11時から始まり、朝の4時まで続く、高所作業怪我をしても何の補償もナイ。それでも、仕事が無ければ生きられないからと、教師が告発したいというのを止めて欲しいと懇願するしかナイ生徒。

御前六時から午前九時までコンビニのバイト。午前十時からは午後五時四五分まで回転ずしで働いても、月収は一〇万円程度。学校を午後九時に終わり、電車で約一時間帰って寝るのは、午前〇時でも、翌日の六時にはコンビニで働かなくてはナラナイ。

その上に、定時制高校は統廃合され、埼玉県では「教科書も有料」に「給食費の補助」も廃止が提言された。

定時制を出ても、求人は少ない。フリーターの経験は、評価されない。身体を壊しそうになりながら、定時制高校を出る生徒達はどれだけその若さで、世間の荒波に揉まれなくてはナラナイのか。

現在の我が子と同じ世代なだけに、本当に身につまされる。子供は親を選んで産まれて来るコトは出来ないのに‥‥  
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2010年02月23日

神は存在するのかという疑問

世の中には、簡単には答えられない問題が色々とありますが、その中でも難問の一つに数えられるのが「本当に神は存在するのか?」という疑問。

この本が答えだというつもりは全くありませんが、その問題に真正面から取り組んだ快心作だと思います。(おそらく久々の超おすすめ本ではないかと‥‥)

罪と罰の果てに罪と罰の果てに


世の中には、ピュアであるがゆえに宗教にハマってしまう人が存在します。そういう意味では、それに対する抑止力になる本かと。

個人的には、宗教というのは、人間の心の中のあり方であって、誰かに帰依するコトではナイのだと思ってます。

主人の知り合いの息子さんも、有名大学の大学院に進んで、周囲の熱気に圧倒されて心が弱くなった時に、新興宗教に引き込まれたそうで‥‥

オウム真理教に優秀な人が取り込まれた様に、今でもおそらく多くの人が心の平安を宗教に求めているのだろうと思います。
ひとりの人間が妄想にとりつかれると、それは精神異常と呼ばれる。しかし、多くの人間が妄想にとりつかれると、それは宗教と呼ばれる
人間は宗教的な確信を持って行う以上に、完璧かつ快活に悪事をこなすことはない
どちらも至言だと思います。
  
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2009年12月19日

かなり気になる

何と言うコトもナイと言えば、そうなのだが読んでいてとても不思議な感じがする。

伊坂幸太郎の作品というので、読んでみたといえばそうなのだが、この作品はさほど有名ではナイ。

砂漠砂漠


だけど、今までの作品の中で、一番心に沁みて来る。

ともあれ、マスコミは米国や自衛隊というキーワードが散りばめられていたりするので、書評とかには取り上げないかも。

有名だから傑作とは限らないし、無名だから駄作とは限らないという見本の様な作品だ。

ありそうでナイ話なのだが、読んでいてとてもワクワクする。

「砂漠に雪を降らせるか」というのが、キーワードでこの本の題名になっているのだと思うが、淡々と描かれている青春小説のワリに深いと思ってしまう。

久々の「超おすすめ本」だったりする。  
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2009年10月13日

実体験の重み

全くのノンフィクションも愉快だったりするのだが、やはり自らの経験に基づいた小説というのは、リアリティが全く違う。

雲の都〈第3部〉城砦雲の都〈第3部〉城砦


この三部作は「永遠の都」の続編なのですが、終戦後の日本の首都を丁寧に描いているので、当時の空気がとても良く理解出来ます。

軍国主義と、全共闘の若者の目指すトコは一緒なのに、ソレに対する行動の稚拙さが類似しているという批評はとても辛辣で、でも、かなりの真実が含まれている。

弱者のタメに身を粉にして働く人も居れば、ソレを政治的に利用する人も存在するし、私怨を公憤にすり替えて晴らそうとする人も存在する。

そういう意味でも、教科書に書かれてない本物の戦後史としても、第一級の小説だと思う。思えば、三十年ホド前に、「フランドルの冬」を読んでから、ずっと大好きな小説家だったが、全ての小説の集大成がこの大長編小説にあるのだと思うし、知らなかった昭和史を知る意味では、とても価値のある小説なのだ。

タダ、それらは全て恋愛小説を横糸に織り成されるので難なく読め、今やこうした小説を書けるだけの題材を持った小説家というのは、既に存在しなくなって来ているのではないか。そういう意味でも、日本の小説というのは、衰退して来ているのかもしれないとも思う。  
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2009年09月06日

天使か悪魔か‥‥

海堂尊さんの「ジーン・ワルツ」もスゴイですが、産婦人科医の極限を究めるとココまで行くのかという、とても恐ろしい話。

エンブリオエンブリオ

同じ著者の「臓器農場」を進化させている感じですね。日本にはあまり悪漢小説というのがナイのですが、最新の医療事情から、近未来的な医療の進むべき方向を示しているのかもしれません。

不妊症の人や、妊娠を中断せざるを得ない人々には、もしかしたら天使かもしれませんが、その裏側を知ってしまうと‥‥といった話なんですが。

割合、地味な作家の方で、何時も長編が多いので、本好きにはとても嬉しい作家ですが、そのタメにあまり爆発的に話題にはナラナイのが残念だけど。

精神科医でらっしゃるので、本の売れ行きなどをあまり考えずに、書きたいモノを書くといった感じで進化してらっしゃるので、本当に脱帽です。  
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2009年07月05日

近未来への警告

現在の社会に対する警告と捉えると、かなり衝撃の小説かも。

神は沈黙せず神は沈黙せず


山本弘という作家を全く知らなかったのですが、読んでビックリ!!

本当に色々なコトを読んだり、考えたりしてるんで驚きました。

インターネットが進むであろう方向性と、その危険なども書かれてますし、独裁者が生まれる過程を綿密に書いてあります。

今の政治の混乱の行き着く先は、こうなるかもしれませんね。

宗教を突き詰めて考えた小説なのですが、正に「啓示の書」として一読すべき小説だと思います。

有名人で口先だけが上手い人に、政治を任せるとこういう未来が訪れるというコトなんでしょう。  
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2009年05月03日

思いもよらぬ話

題名から類推して、さほどとは思わなかったのに、読んでみたらメチャメチャ面白いというか、タメになる本だったりすると本当に得をした気分になります。

駆けてきた少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)

前にハマっていると書いた東直己さんの本なのですが、今は既に二十冊近く読破しているかと、で、その中で一押しの衝撃。ちなみに、小説としては最後の部分がイマイチだったりするのですが、その部分については「ススキノ・ハーフボイルド」という別の本で書かれてるので、仕方ナイのかもしれないけど‥‥そちらはサブとして読むと丁度イイ感じで。

ともあれ、シリーズ的にハマっているので読んでみたのだけれど、今まででイチバン男じゃないからかもしれないけど、ピンと来ない題名だったのに、書かれているコトは北海道の人ならば知っているコトなのかもしれないけど、他の地域ではホトンド知られてナイことだったので‥‥

ともあれ、エンディングで思うコトは、長野県も一波乱が過ぎて似た様な平和が戻って来たと思っている人々が多いんだろうなという感じ。

ともあれ、長野県に北海道ほどのドロドロがあったとは思えないけれど、「証拠が有り余るホドあるのに、犯人が捕まらないのは、犯人が捜査関係者に近く、既に亡くなっている」という説には、「昭和最大の大事件」と呼ばれた「三億円事件の真犯人」の一人は確実にそうらしいというのが、今や定説になっているので、そうなのかもという気もするのが怖い。

道警とマスコミが争っている裁判の裏側には、こういう事情が存在していたのかというコトが、理解出来る作品かも。  
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2009年03月11日

かなり怖い話

流石は広告業界の出身者だという話です。商売のタメなら、何でもありえるのだと思う‥‥でも、本当に怖いのは、最後の最後なんですけど。

噂

この著者の最大のヒット作は映画化された

明日の記憶

こちらの本で、映画も小説も遜色がナイという珍しい作品で、個人的にはこの本の方が身につまされるのではありますが、上の本を読んでいると、今、話題の西松建設問題がどういう位置付けになるのかというコトも見えて来たりするのですが‥‥

にしても、民主党もこの機会を利用して、党首は年功序列を全く無視して「ミスター年金」の長妻さんあたりを立てて、衆議員選挙をやって政権を奪取してから、その後は考えるみたいな柔軟性が大事かもしれませんね。

広告って、実に悪用も可能なモノなんだというコトをしみじみと感じました。  
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2009年01月30日

人口の抑制を狙う組織が‥‥

存在するという話は、かなり前から語られていて、「エイズ」とか「鳥インフルエンザ」なども、その一つではないかというコト、つまり「生物兵器」の一種ではないかという話題は、結構、あちこちの話題に(特にネット内)取り上げられるのですが、その話題が本当かもしれないと確実に思わせてくれる小説を発見。

ゲノムの方舟

かなり分厚い本で、しかも多少難解な部分もあるのですが、それでもグイグイと読まされてしまうのは、こうした陰謀が在るかもしれないと心の何処かで思っているからかもしれません。

人口がこの地球上で爆発してしまったら、人類はどうなるのかというコトは確かに問題なのですが、我々は滅多にそういうコトを深刻に突き詰めて考えないモノです。

そういう分野に属して無ければ‥‥でも、確実にそういう問題が存在しているコトを、多少は誰しもが認識しているハズで、心の奥底では考えているものの、真剣に考えたくはナイという問題なのかもしれません。

特に、日本では少子化の方が問題視されていますしね。

でも、おそらくこの問題は人類が地球上で存続するタメには、避けては通れない問題なのでしょう。

少なくとも、そういう認識は明確に持っているべき問題なのだと思いました。その上で、やはりこれからも様々な病原菌が開発される可能性は大なのですが、それから自分の身を守るタメには、やはり常日頃から健康の維持に努めるコトに他なりません。

体内の抵抗力を維持すれば、助かる可能性もありますが、無理なコトばかりしていて、免疫力を低下させていれば、そうした病原菌に殺される可能性は確実に増えるだろうと、真剣に思わさせて頂きました。かなり、注目の作家を発見して、これ以外の作品もゼヒ読んでみたいモノだと思いました。  
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2009年01月06日

政治が悪いと民が泣く

今年の株式市場で最大のマイナス要因は麻生政権と考える人が多いというニュースを読んで、納得と共に、政治の貧困は困るよな〜と思わせてくれるのが、こちらの本。
無人地帯(ノーマンズランド)

永瀬隼介さんの本の中でイチオシかも。

今回も、メインストーリーのサイドストーリーに、色々と問題が埋め込まれているのですが、何といっても、公共工事に寄生している地方の公共団体の裏側が良く判ります。

格差社会から、崩壊する地域社会まで、今の日本の現状を余すコトなく書いた上に、太平洋戦争の政府の民間人に対する非情さも、陰湿ないじめ問題も全て盛り込まれていて、最後までワクワクしながら読んでしまいました。

幾つものパズルが、複雑に絡み合っているので、読めば読むホド面白くなっていて、読み終わってから、何度も読み返したくなる作品です。

巨大公共工事の誘致にまつわる、裏社会との確執や、昔の事件の真相が複雑に螺旋状になっていて、久々に読み応えのある小説でした。

にしても、政治の貧困の責任は誰も取らず、結局、民衆が悪政の全ての不条理を受け入れるしかないのでしょうか。

少なくとも、今年の選挙で大変化はナイかもしれませんが、ある程度の変化が必要でしょう。

政権が代わって、株価が回復して、世の中の景気が良くなるコトを何としても希望します。

談合というのが、細かい所でどういう仕組みになっているのかも判って、勉強になりました。

面白いだけでナク、タメになる小説は本当に役立ちますね。おまけに、手に汗握らせてくれたので最高です。  
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2008年12月27日

人間は機械部品ではない

反-貧困の画期的な本と言って間違いナイでしょう。貧困に陥る様々な状況を網羅しています。

もうガマンできない!広がる貧困―人間らしい生活の再生を求めて

シングルマザー、多重債務者、障害者、高齢者、日雇い派遣労働者、過労死被害遺族、外国人DV被害女性などなど、現実の重みを感じさせる証言が満載です。

中でも、雨宮処凛さんに寄せられた読者のメールが一番心を打ちました。
人間は機械部品ではありません。代わりはいくらでもいる、壊れたら交換すればいい……という発想は社員の意欲を削ぎます。人間は使い捨てですか?壊れた部品(人間)はどうなるのでしょう?産業廃棄物としておしまいですか?事情があって働けない人間さえもニートといって叩くのですか?
正社員として働いていて、働き過ぎでおそらく「うつ病」になり、練炭自殺を図り、未遂で精神科に入院。会社から解雇を通告され、実家で静養を余儀なくされている25歳の「ニート」と呼ばれてしまう男性が書いた一部です。

自分なりに精一杯働いていたのにクビにされ、「自分は役に立たない人間」、「二度と働けないのでは?」と思うと死にたくなるとも書かれてます。

成果主義の導入、サービス残業などで、正社員と言えども大変な仕事を押し付けられ、精神的に参ってしまう人々も大勢いらっしゃいます。

お金がナイから、住所を持てず、電話も携帯しか持てず、借りの寝床は日割りでは少額でも、月に換算すると高額だったりして‥‥持たざる者が、マスマス貧困へと追いやられる手口が、コレでもかコレでもかと書かれています。

派遣会社が月収32万円以上などと誇大広告を打ち、実際には手取りが14万程度、週払い制度があると聞かされてたのに、それもナク、「生活支援プラン」と呼ばれる生活侵害プランを呑ませられ、社会保険、年金、所得税が下がるので実際は手取りが多くなるというコトで、時給が1200円から1000円に引き下げられ、寮費や光熱費が無料になると言われて飛び付かせられても、稼働日数が17日を超えると通常のプランの方がお得になり、ソコで生まれた差額は派遣会社の懐に入ってしまうというコトになっているそうです。

そして、不況になれば派遣期間が残っていても打ち切り、退寮を言い渡すなどというのは、全くもって国が公認した派遣業による、大掛かりな労働賃金詐欺とすら思えてきます。

社会の真実を見抜き、ダマされずにチャンとした職に就くコトが、こんなに大変なコトだったとは‥‥ダメなら自力で独立するのも大変な時代ですから、この上、資格商法などにダマされなければイイとすら思います。

こんな不公平な時代を誰が望んだのかと言えば、政治家のまやかしを信じた我々国民の責任です。来るべき来年の選挙で、もう少し血の通った政治に変えないと、国民全部が討ち死にしそうな状況です。

上流階級の方々が、下流社会の儲けを掠め取れなくなったら、やっぱり立ち行かなくなってしまうだろうと思うので‥‥

全ての階級の人々が、ある一定の生活水準で暮らし、互いにお金を回し合うコトこそが、不況から脱却する最良の方法だと思います。  
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2008年12月25日

ハルシオンが原因か?

昨日のブログに、飯島愛さんの死に対して、自殺という線が濃厚みたいですけど、実際のトコは解剖などをしないと判らないのでしょうと書きましたが、もしかしたら東京在住で、有名人ゆえに解剖されたのかもしれないと思ってしまったのが、こちら。

死因不明社会 (ブルーバックス 1578)

東京の変死人はそれでもある程度の解剖がされるものの、他ではホトンド解剖されず、日本全体では不審死の2%だけが解剖されるのみであるというコトが、かなり学術的で、一般人向きに書いてある。

監察医制度があっても、一番解剖されにくいのが名古屋市と聞けば、ナルホド「時太山の虐待殺人事件」を見過ごしただけのコトはあるとすら思ってしまいます。(ちなみに、五都市しか監察医制度がナイのに、東京23区と横浜市が約3000件、大阪市が約1000件、神戸市が約500件に対して、名古屋市が8件は絶対に変でしょう)

ともあれ、「死因検索」の話はここ数日してますので、本日は少し置いておいて、飯島愛さんの死に戻ると、遺書はなかったが、自室からは医師が処方した睡眠導入剤のハルシオンなどの薬物が見つかったそうで、死後1週間が経過していて腐敗が始まっていたコトもあり、行政解剖死因の特定には至らず、病理検査でさらに詳しく調べることになったそうだが、ココで注意して欲しいのが、「ハルシオン」である。

現在用いられている睡眠剤の大部分はベンゾジアゼピン系の睡眠剤で、中でもハルシオンは非常に問題が多い。ハルシオンは欧米ではその危険性が広く指摘され、中止になったり、少量になったり規制されています。ところが日本では野放し状態で、2000年には世界の約60%は日本で消費されていると薬害や危険な医療の防止に取り組むNPO医薬ビジランスセンター(大阪市天王寺区)の浜六郎医師は、睡眠剤の使用について警鐘を鳴らしているそうだ。

「睡眠剤を常用している人は、使っていない人に比べて25%ほど死亡率が高くなっていた。これは、大病をひとつ抱え込んだのと同じ危険度」であり、「ハルシオンは短期間の使用でも薬に対する耐性ができるので、同じ効果を得ようと思ったら使用量を次第に増やしていく必要があり、その結果、依存症になる」し、「依存症になり手放せなくなると、死亡率が高まることです。かつてはハルシオンなどのベンゾジアゼピン系の睡眠薬、安定剤は脳にしか効かないと思われていましたが、全身のほかの細胞にも影響があることが分かってきました」

そして、 「また、依存症になると、今度はやめるときにリバウンドで苦しむことになります。薬をやめると急に不安感が強くなったり、イライラしたり、前よりもっと強い不眠に襲われたり、幻覚などを見る場合もあります」というコトを考えたり、彼女がブログで不快感を書き込んでいたというコトと組み合わせて考えると、飯島愛さんを自殺に追い込んだ、一番の原因は「ハルシオン」という可能性すら浮上するのです。

そういう意味でも最初に戻って、「死因を確定」するトコは、将来の死亡者を減らしたりするコトに役立つのだろうなと、思ったりもします。

少なくとも、解剖が予算的に無理ならば、やはり「エーアイ」を導入するのも必要でしょうね。入院中だった1歳10カ月の五女の点滴に腐敗した液体を混入したとして、殺人未遂容疑で岐阜県関市の女が逮捕された事件の場合、子供をわざと病気に仕立てる精神疾患「代理ミュンヒハウゼン症候群」(MSBP)の疑いが浮上しているそうですが、二女から四女までの死因もどうだったのかと思ってしまいますから‥‥  
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2008年12月18日

有りえそうで恐ろしい話

フィクションですが、コレを書いているのが本物のドクターだと思うと、かなり身の毛もよだつ話。

久々に、現実的なスリルを味わう話です。

破裂

でも、厚生労働省の方々の弱者に優しいとは言い難い、年金とか介護保険とかの対応を見ていると本当にこう思って行政を進めているのではないかという危惧が。

これから読む方の邪魔をしたくはナイのですが、〈プロジェクト天寿〉の発想には参りました。

「役立たずの年寄りは、早く死ね」という発想を持った官僚が存在してもおかしくナイ状態に今の日本はなっているのかも。

年金もなるべくは払いたくないし、生活保護もなるべく打ち切りたい、診療報酬や介護報酬を少しでも減らしたいというのが、御意向なのでしょうか。

こういう話を読んでいると、タメにはなるものの、絶望的な気分になります。

ともあれ、人間にはミスは当然あるというコトだけは事実です。タダ、それにしても程度の問題もあるでしょうし‥‥

なるべく、病気にならない努力をしようと思うには、正に画期的な一冊だと思います。逆説的な言い方ですが。

病気になったら、病院で治してもらえばイイやという、お気楽な考え方の持ち主には、ゼヒ一読して欲しいですね。  
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Posted by seitaisikoyuri at 22:16Comments(2)TrackBack(0)

2008年09月27日

自己保身ばかりの日本に風穴を

低所得者向け債権の行き詰まりから、リーマン・ショックがあって、それを日本の金融機関が支えようとしているのが、昔の日本のバブル崩壊の頃とかなりダブったりするので、あえて読んでみたのがこちら。
ハゲタカ〈上〉
NHKの土曜ドラマの原作というコトもあって、一度読みたいとは思いつつ、先延ばししていたのですが、かなり克明に日本の金融の暗部を描いているので、こういうドラマは民間放送では間違いなく出来ないだろうなと思いましたね。

それにしても、表立っては書かれてませんが、結局はそうした闇のお金はつまらない政治家の懐へと消えた分も多かったんでしょうと、本日のニュースと絡めて思います。

今、この時期にこの発言をするのですから、妻である中山恭子首相補佐官も推して知るべしだと世間の方々は思っているコトでしょうね。

結局、拉致問題も、時間ばかりが過ぎて行くだけ‥‥

何せ、国交省など発注の橋梁工事の談合事件で公正取引委員会の排除勧告を受けた二社から、談合容疑が表面化した後の二〇〇五年から〇六年まで献金を受けていたという人を、国交省の大臣にするコト自体が疑問なのにね。

要するに、何度も失敗しても、閣僚だけでもクリーンな人を集められないという日本の汚れた政治家と、それを利用する烏合の衆が日本を牛耳っていて、ほんの少ししかマトモな方は存在しないのだと、改めて強く認識させてくれた本でした。

庶民に微々たる利息しか払わずに、ディールをやっては負け続ける人々の馬鹿馬鹿しさに、これからも呆れ続けていかなくてはならないんでしょうか‥‥これでは日本の経済も、二流以下かもしれないと思いました。勤勉な庶民が下支えしているから、何とかなっているだけで、日本の凋落の足音ばかりが聞こえます。

前にも書いてますが、アメリカの低所得層に貸す金があるならば、日本国内の企業に融資した方がマシという、当り前の発想がどうして無かったのかがとても不思議。要するに、バブルの崩壊から、ホトンド何も学ばなかったのでしょうかね‥‥  
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2008年09月07日

何とか今日中にブログを書かなくてはと思いつつ‥‥

午後五時過ぎに借りてきた本を、一気読みしてしまいました。無論、夕食だけは食べましたが‥‥
ブラックペアン1988
海堂尊さんの本をホボ読み尽くしておりますが、この本が一番胸を打ちました。ちなみに、全ての小説がリンクしている感じの著者なので、読み出すと全部読みたくなる小説家だと思います。

それにしても、二足のワラジを履き続けていながら、小説をを書くペースはスゴイですね。

人間として大事なコトが書き込まれていて、本日のメインの話が、昨日の怒りの話題とは全く別の話になって嬉しいです。

タダ、昨日の続報として、約1800トンもの自己米が市場に食料として流通して、その大半が既に我々の誰かの胃袋に入ったであろうというニュースには、怒りを通り越した気持ちにさせられますが。

職業倫理というモノが、欠如している今、過去の日本の出来事を小説の中で読んだとはいえ、心が洗われる気持ちです。今の日本でも、多くの人の中にはチャンとした倫理が存在しているのだと思いたい。

でなければ、今、我々が驚いている様なニュースを知りえるコトはナイでしょうから。勇気ある内部告発者の存在無くして、問題は表面化しないのが大半だと思います。

一時は大騒ぎになったとしても、膿は全部吐き出さなければ健康体ににはなれません。例え、瀕死の重体になったとしても。そんな前向きな気持ちにさせてくれた一冊でした。

本日はしなくてはイケナイ事もあったのですが、完璧に海堂ワールドにハマっしまいました。明日への準備もしなくてはなりませんが、本当にリフレッシュした休日になりました。あぁ、これから忙しい。夕食の後片づけと明日の朝食の用意が待ってます。イイ本は、ナカナカ手放せないので、後が大変です‥‥  
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Posted by seitaisikoyuri at 23:36Comments(2)TrackBack(0)

2008年08月07日

軍隊というモノ

連日、気合の籠もらぬ日記になっておりますが、昨日も東山魁夷画伯の甥御様御一行の整体を深夜11時40分までしておりましたのでお許しを。

で、通常の御仕事の本日の予約は満杯。有り難いは山々なのですが、御仕事って暇な時はメチャ暇なのに、ハードな時は本当にハード、しかも断るに断れない方からの御予約ばかり‥‥

なので、本日もあまり気の効いた話にはならないかもしれませんが。先程、NHKで原爆の写真を撮った米兵のドキュメンタリーをしてました。軍の規律に反して、私的に原爆の被害を撮影なさったので、現在、貴重な写真が残されたそうです。

タダ、その方も、原爆症になったからと言っても、政府からの保障は受けられず、現在のイラク戦争の劣化ウラン弾による被爆者に対する態度と一緒で、アメリカ政府の傷病軍人に対する冷酷さを感じました。押しなべて軍隊というモノは、そういうモノなのかもしれませんけど‥‥

日本のイラクへの自衛隊の派遣も、色々と裏側があったみたいで、こんな本を読んでみました。
報道できなかった自衛隊イラク従軍記
この本は、かなり自衛隊に遠慮して書いている感じなのですが、それでも「軍隊は上から指令は存在しても、下からは意見の具申が難しい」のだというコトは充分読み取れますし、連合軍の一員というコトで、「イラクに復興支援」に行ったとされていた自衛隊も、外国からは「日本軍」として認識されていたとか、随所に軍隊ってそういうトコなんだというコトが語られてます。

何日も一緒に生活したので、それなりに情が移った感がある著者ですら、こう書いているのを読むと、如何にTVで放映された映像は実際と違ったのか、そして、内地で指令だけ出しているトップと、現場で汗水垂らしている兵士とは違うのかというコトを、逆に色々と考えさせられます。

本当は、もっと上手く紹介したいのですが、本日はメロメロなので、ゼヒ興味のある方は一読されるコトをオススメします。  
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Posted by seitaisikoyuri at 21:48Comments(8)TrackBack(0)