2018年10月18日

偶然も何度も重なれば

必然という言葉がある。

そういう意味では、仮説にしては、かなり信憑性がある話。


阪神大震災の深層を追う話なのだが、この本の中で語られている様に、芦屋の住民にはホトンド被害が無かったとか、長田地区の再開発は大震災の御蔭でとても上手く行ったという感じの話は、関西に友人が居るので、実際に聞いたコトはある。

問題は、この本を信じるか否かというよりも、今後も、こうしたあまりに偶然過ぎる大地震が起きるのかどうか。

東日本大震災にも、類似の話は噂として流れてはいるし‥‥

ともあれ、フィクションだとしても、かなり上等なミステリーになっているので、是非とも読んで欲しい一冊。

加えて、今は日本のどの地域でも、大地震が起きても仕方がナイ状態になりつつあるのだから、せめて、我々は非常時に備えての準備も必要かと。

それにしても、こういう本を読む度に、東京電力の儲け主義には、ため息が出る。

経費は、電力の支払う側に持たせてしまうという、あまりにお手盛りの計算式だというのだから、もう少し安全のタメに手を打っていたらと思わずにはいられないからだ。

自己弁護に終始している当時の幹部の裁判の話を聞いていると、当事者意識の気薄さや、責任逃れともいえそうな話をしているコトに、やり切れなさを感じる。

おそらく、直接の被害者ならなおさらだろう。

世の中には、踏み付けられる弱者と踏み付けても平気な強者が存在するコトを、強く意識する本である。  

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2018年10月12日

「黒い家」を凌ぐミステリー

少し前に読んだノンフィクションがあり、


それにしても、『金が敵の世の中か』と思ってみたりしつつも、そう思えるというコトは、幸せな人生だったのかもと人生を振り返ってみたりしたのだけれど、そういう意味でも、「黒い家」をより捻った感じのミステリーを読んでみた。

最近、初めて読む作家というのに、結構挑戦しているのだけれど、その中でも大当たり。


ある意味、今の世の中では、こうした事件が起きそうで怖い。

今年は、まるでリアル「後妻業の女」という人の噂も実際に聞いたりしているので、この手の女性は存在している可能性もあって、背筋が凍る。

政府は、より外国人労働者を入国させたいみたいだけれど、今後、もっと格差拡大社会になってしまえば、より犯罪が複雑化するのは間違いナイ。

少なくとも、外国の人々を安価な人材として酷使したいという考えでは、日本の世界的地位は堕ちて行くばかりではなかろうか。

人権を大事にしない国では、人権が踏みにじられる事件が増大して行きそうでマジで恐ろしい‥‥  
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2018年10月01日

働く人が報われる社会に

沖縄知事選挙で、政権与党の横暴な政治にストップが掛かって良かったと思いますが、政策の中でもこれまでより労働者を長時間働かせようとしていたり、日本農業を駄目にしようとしていたりと、どうも大企業優先的な考え方が特に気になります。

そもそも、景気が良くなり、国民の生活が向上しているのなら、生活保護の基準が切り下げられるハズもありません。

統計の基準を変更したりして、見せ掛けだけ生活が良くなっているなどと言われても、国民だって、そう何年も騙されるわけナイではありませんか。

そういう意味でも、本当に過労死になりそうな人が見つけ出せるのであれば、とても素晴らしいコトだと思ってしまうのが、こちらの本でのコト。


このシリーズの中で、一番捻ってあって、一番テーマも優れているのではないかと思います。

ミステリーなので、内容は書き込めないのが残念ですが‥‥

ともあれ、緊張状態が続いた後に、それが緩むと一気に体調が悪くなるというのは、良くあるコトです。

秋になって気温が下がり血流が悪くなったり、動きやすくなったが故に疲れてしまったりと、体調を崩しやすい時期なので、皆様もお気を付け下さいませ。

人間は、機械ではナイので、一度身体を悪くしてしまうと、治すにはかなりの時間が必要になります。

パーツを取り換えれば新品に近くなるというワケには行きませんので、自分の身体をケアするのは、人生に於いてとても大事なコトだというコトは、肝に銘じておきましょう。  
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2018年09月26日

冤罪の可能性について

とても良く考えられた小説がこちら。


特に、ラストの展開がスゴイ。

結局、人間は神とは違うので、本当に正しい判断が可能なのかという問いを突き付けられている感じがする。

それにしても、地震も噴火も全くと言って良いホドお手上げの状態で、原発を大丈夫と断じてしまう判決が続いてますが、本当に大丈夫なのでしょうか。

裁判所と検察の、いわゆる自己保身の様な気もしてしまうのだけれど。

裁判の裏側も、色々と判る画期的なミステリーだと思います。

ともあれ、もっと色々と書きたい気持ちもありますが、本日は忙しかったのでもう寝させて頂きます。  
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2018年09月24日

久々の長編ミステリーの傑作

旅情ミステリーというジャンルがあるけれども、大御所が何人も徐々に亡くなってしまってとても残念なのだが、慌てずゆっくりと読み残した作品を楽しんでいる。

その中でも、今年亡くなられた長野県在住だった方の長編をこの連休で楽しませて頂いた。


初期の時代と比べ、後期になると「エッ?」と思う感じの作品も無くは無かったという気もしたが、流石に「浅見光彦最後の事件」と銘打っただけに、かなり本格的に構成されていて、面白かった。

殺人事件よりも、どうしてその事件が起きたかという点について、何十年も前の歴史的展開も含めて書かれていて、異質のミステリーとも言えそうだが、読んでいてとても面白い作品だった。

第二次世界大戦を実際に知っている人々も、段々鬼籍に入っているので、その時代がキチンと記憶されなければ、再び、戦争にも巻き込まれかねないという気もする。

歳をした両親から、色々と嫌な話を聞いていたので、戦争だけはゴメンだと思うけれど、そういう話を直接聞かされた人も、今はもう少なくなっているのだろう。

もっと、生きている時にそうした話を聞いておけば良かったのかもしれないと、その手の話が書かれた本を読むと、後悔もある。

優れた新しい旅情ミステリーの長編作家が出て来てくれないモノかと思うのだが、本が売れ難くなった時代では、あまり期待は出来ないのかも‥‥  
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2018年08月03日

売国奴はドコに居る?

広い意味でのミステリーなのだろうが、今、TVドラマの「ハゲタカ」の原作者の本。



ともあれ、今、日本の研究者はかなり大変な生活を強いられている。

アメリカや中国は、基礎研究などに多額な資金を出しているが、日本は財政難というコトで、国立大学などですら、より研究費が削られている。

この先の日本に、どういう選択肢があるのだろうか。

上記の本の様に、ロケットなどの大規模プロジェクトでは無くとも、手造りの工芸品など、日本人の手先の器用さによって生み出される製品なども、他国との競争に耐えうる可能性は高い。

金銭目的に、武器に転化されそうな研究をさせられたり、以前の日本とは風向きが変わりつつあるのを感じる。

中産階級を破壊して、労働者の連帯感を粉砕し、国力を低下させて、自分達だけが潤いたいと考える人達こそが、本当の売国奴なのではナイだろうか。

平気で「愛国」を口にする人の方が、信用出来ないという気がするのだけれど‥‥  
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2018年08月01日

経済学で推理可能?

という、かなり特殊なミステリーがこちら。


もう、かなりのジャンルがミステリーとして描かれているので、新しいジャンルに行かないと、かなり難しいという意味では斬新。

流石に、ミステリーものは、あまり色々と書き込むワケには行かないのが、辛いトコ。

「ナッシュ均衡」という経済学の知識を、ミステリーを読んで得られるとは思いませんでしたが。

ともあれ、今はどんな企業でも、生存競争の時代になっているから、生き抜くのが大変な時代になっているからこそ、書けるミステリーかも。

そういう意味では、昔の知恵比べみたいなミステリーの時代は、のどかだったのかもとすら思います。

「歌は世に連れ」などと言われますが、「ミステリーも世に連れ」というコトなのでしょうか‥‥  
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2018年07月26日

世界標準から取り残され

日本は、ガラパゴス的に生き残るかどうか。


上下二巻の長編でしたが、実に面白く(?)読んでしまいました。

実際は、面白いというよりは、考えさせられる小説なんですが、転がし方が上手い。

世の中の、労働者がどんなに大変かを感じました。

実際、50代でも3割程度の、貯蓄無し世帯があるのですから、60代になって定年から年金の支給まで、どう繋げるのかどうか。

もっと若い世代は、当然大変でしょう。

バブルのみたいに、景気が良かった時はホボ全部の職種で上向きだったと思いますが、今や、良いトコと悪いトコが二分され、加えて景気の調整弁として使われてしまう人が増えてますから。

昔の労働者しか知らない世代の人々には、是非とも読んで欲しい作品ですね。

今の労働者の大変さが、実に良く判る作品です。  
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2018年06月05日

本当に恐ろしいのは人間

という気がする推理小説。

ミステリーとして秀作かと聞かれると、伏線が弱い気もしなくはナイが、人間の弱さや脆さ、そしてドロドロとした醜さがしっかりと綴られている。


唯一の救いは、あまりに平凡な性格の警官。

ともあれ、それゆえに連続殺人が続いてしまうとも言えなくもナイのだが‥‥

企業モノで快進撃が続いている著者なので、この手の作品は逆に新鮮。

江戸川乱歩賞を得て、デビューした方なのだと、改めて認識。

そもそも、最初に著者の作品を読んだのは、乱歩賞受賞作だったのだけれど。

少なくとも、最近は山あり谷ありではあっても、ラストがハッピーエンドという作風が続いているのを思うと、最初の頃の様な、多少ストーリー展開が雑でも斬新だった時代の作品の方が、チャレンジ精神旺盛だったのかもと思ったりするのだけれど。  
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2018年04月16日

「しらけ世代」と呼ばれたけれど

今、話題になっている財務省の人々は、いわゆる「しらけ世代」。

ベビーブームが過ぎた後の出生数が最も少なくなった時期に生まれ、高度経済成長とあれだけ世の中を騒がせた学生運動時代が終わった後に高校を出た。

最後の、国立大学一期校、二期校の受験を勝ち抜いた人達が、定年間際に世の中に悪名を轟かしているというのも、皮肉なモノ。

当時、「有名大学を出て、官僚になって、定年後には天下り」というのが、人生の一番のコースかもと言っている青年も居た。

ともあれ、お金にはなっても、そういう人生が幸せかどうかは、人其々と思うけど。(何しろ、そういう面倒な人生を嫌って生きて来たもので‥‥)

ともあれ、当時のエリート達とは、大学の交流を介して見知っていたので、ああいう人になったとしても、別に驚きはしないが、晩節が汚れて気の毒には思う。

昨日、読んだ本で、


は、発達障害の人や、機能不全の家庭を扱っていたが、一方で、ある種完璧を目指した家庭の息苦しさの方の不自然な生き方をしている人々と、上記の官僚の方々とが、二重写しになって見えた。

必ずしも、人生の成功は、幸福と相容れない部分もある。

エリートの家庭に、DV問題が結構存在するというのは、隠された真実らしいし。

虐待にも、色々な形があるというコトを、切々と心に訴えてくる傑作と言ってイイと思う。  
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2018年04月08日

かなり怖いけど

でも、本当に良く出来ているミステリー。


というか、若き女性達への警告文なのかもしれないけれど‥‥

AV女優の裏側とか、嫉妬の怖さ、そして復讐心の恐ろしさとか。

世の中の裏側を、これでもかと見せつけてくれます。

初めて読んだ作家の方でしたが、機会があれば、もう少し読んでみたいですね。

ちなみに、ジャンルは全く違いますが、現実の話として、


この本の中に、非正規なので正社員になりたかったら、今の職場と同じ業種に就職活動をしようという話があって、どんなに今の職場で頑張っても正社員にはナレナイだろうと書かれていた。

世の中には、正社員になるタメに、結構頑張っているのに何年働いてもそのままという人が結構居るけれど、その人達はダマされているのかもと思うと、リアルに怖い話に思えてしまいます。  
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2018年04月04日

もし、こんな力があるなら

今の、混迷している政治を何とかして欲しいとすら思ってしまいがちなのが、こちらの本。


世の中には、色々な人が存在していると思いますが、それを上手く書いてます。

それにしても、もう少し日本の政治は、どうにかならないのでしょうか。


上記の本は、色々と知らなかった情報も多くて、役に立ちますが、結局、産まれたら生まれたで、子育ての環境も整ってませんし。

少子化の改善など、夢の又夢。

現実が辛過ぎるとなると、逃避したくなる気持ちが充分理解出来ます。

本当は、キチンと向き合って、解決すべき問題なんでしょうが、中々、どうにもナラナイでしょうし。

本日、疲れて更新が遅くなり、申し訳ありませんでした。  
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2018年03月13日

久々の傑作

最近、本当に素晴らしいミステリーに出会えなくて、残念に思ってました。

でも、あまりに切ないけど、傑作にやっと出会て満足です。


結構、ハードな物語ではありますが‥‥

それにしても、現実の上辺だけ上流の人々の、醜さはどうでしょう。

誰かを生贄にして、保身ばかり。

無理やり自殺に追い込まれた人が、本当に気の毒です。

最後の最後まで、どんなに大変な人生でも、それなりに努力した、この本の主人公の方が、まだ人間としてマシかと。

上流階級に産まれて、他人を搾取するコトしか頭にナイ様な人々をトップに抱く国だからこそ、こうした親によって人生を曲げられてしまう子供達が生まれて来るのだろうなと、どうしても思ってしまいます。  
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2018年03月11日

風変わりなミステリー二冊

今日は、何を書いて良いのか迷いましたが、時間が押し詰まって来たので、最近読んだミステリーを。

とても素晴らしいというよりも、読後感がとても悪いのだけれど、ミステリーだなと思う本と、読後感は悪くは無いのだけれど‥‥という本が。

最初は、


そして、後者は、


どちらも、駄作とは言えないのだけれど、傑作とも言い難い。

でも、何となく心に残るという作品。

不快ではあっても、そういう矛盾した人間を書くのがミステリーだと思えば、最初の作品もOKでしょうし、人間の複雑な心の襞を描くのがミステリーと言うなら、後の作品も良作と言えるのかも。

皆さんは、どんな感想を抱くのか、聞かせて欲しいという意味で、押してみたい二作品です。  
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2018年02月17日

本日も大忙しで

早朝から、仕事仕事で追われてましたが、それでも昨日から、合間を見て読んでいたのが、こちらの本。


ストーリーが、最初から最後まで繋がっているとは判っていても、どんな感じで終結して行くのかが、中々筋が読めず。

そういう意味では、少々変わったミステリーと言えるかも。

でも、こういうのも頭の体操には良さそう。

書いて無かったけれど、刑事モノが読みたいという方には、


上記の本がオススメです。

本日も、本の軽い紹介で終わってしまいましたが、少なくとも明日は休みなので、もう少し捻ったブログに出来るのではないかと思います。  
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2018年02月12日

久々の傑作ミステリー

あまりに乱読傾向なモノで、同じ作者の本は読んだかどうか、イマイチ判然としなくて、下手をすると半分位まで読んでから、『コレ読んである』と気付いたり‥‥(認知症の予備軍かもしれませんね)

ともあれ、そんなコトが何度かあると、読んだんじゃないかと思って、読まないでいた本が逆に存在します。

で、買ったままだったのですが、読んでみたのがこちらの本。


長編ですが、長いとも思わず読み進めてしまいました。

この著者の作品は、力作が多いのですが、結構、複雑な終わり方をするモノが多く。

そういう意味では、こんな風に裏切られるのは快感です。

もし、時間があったら、読んで見て下さい。

ミステリーとして、かなりの傑作だと思います。(それ故に、色々と書けないのが残念ではありますが‥‥)

少し前に、長野に帰って来ました。

調べたい場所を、二か所ホド、しっかり見て来れて、とても良かったです。

それが、どう結実するかは、これからのお楽しみというコトで。

実を言うと、下書き保存のまま、書いているブログがもう一つありまして、そのタメに行きました。

そちらは、じっくりと書き込んでから、何れは皆さんの目に触れる形にしたいと思ってます。

おそらく、かなりの時間が必要になると思いますので、期待しないで待っていて下さると嬉しいです。  
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2017年11月15日

久々の傑作ミステリー

昔から、作家の初期には人生に於ける大作や傑作が多いと言われているが、初めて読んだ作家だが、実によく煉られたミステリー。


終戦のドサクサから、現代の相続のコトまで、色々な知識と共に痛快な展開で楽しませてくれる。

伏線が伏線を呼び、展開が斬新で面白い。

ミステリーで無ければ、もっと色々と書きたいトコだが、遠慮しておく。

今年読んだ中では、指折りの傑作とだけ書いておこう。

絡まった糸の解きほぐし方も絶妙で、久々に堪能した一冊!!  
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2017年10月25日

さまよう刃

それにしても、この国はセクハラなどに対する認識が、男性本意になってはしないだろうか。

「Black Box」という本が出て、メディアや警察をはじめ司法がきちんと受け止めてくれなかったことや、性犯罪の被害者に"冷たい"社会など、日本の現状をノンフィクションとして描いているというが、それに対して、ジャーナリストの伊藤詩織さんから性的暴行を受けたとして告発された元TBSワシントン支局長のジャーナリスト・山口敬之氏が「月刊Hanada」で反論を掲載するという。

そういう話になると、思い出すのが、こちらのミステリー。


こちらは、少年犯罪の問題点が主ではあるが、被害者の身内だったら、ある程度当然の心理かと。

それでも、裁判で何とかなると思えば、法治国家なのだからとは思うのだが、しかし、どうも法治国家として機能してないと思うと、益々やり切れない。

性犯罪者1千人以上の治療に携わる専門家が明言―「男なら誰もが痴漢予備軍です」という話もあり、性犯罪を厳罰化する改正刑法が施行されたとしても、被害を訴えた人が心理的にセカンド・レイプされかねない日本の国民性を考えると、どうなるコトか。

NHKの人気情報番組『あさイチ』において、一緒にお酒を飲みに行っただけで、好意やその後のことへの同意とイコールであると27%もの人が同意しているというのには、呆れて物が言えません。

私刑は許されないコトなのだけれど、小説の中では多くの人が許してしまいたがっても、仕方がナイ事なのかもしれません。  
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2017年10月22日

邪馬台国へのオマージュ

選挙結果について書くよりも、投票率が低かったコトが本当に残念です。

結局、利権絡みの人々は確実に投票するけど、そうでない人は自分が選挙に行っても何も変わらないというコトで、権利を放棄しているので、本当に世の中は変わらず、自分には不利になってしまうという可能性を作っているのだなと思います。

ともあれ、本日の本はかなり厚かったので読み応えがありました。


どうしても、歴史ミステリーになると目がナイのですが、著者の考え通りに男女の話になってました。

何層構造にもなっているので、遺作として相応しい一冊かと。

タダ、この著者については、あまり読んでナイ方なので、著作の中で傑作がどうかは判りません。

前にも書いたと思いますが、個人的には魏志倭人伝から類推して九州説を取っているのですが、どうして多くの人々が行路ばかり気にして、冬でも温暖な地であるという記述を無視するのが何故なのか疑問です。

その辺を合わせて考えると、九州で無ければ、どうやっても四国までしか無理だと思うのですが‥‥

ちなみに、上記の小説にはその辺の断定を避けてあります。

こういうミステリーもあるのかという範囲で捉えて頂ければ良いかと。

ちなみに、南北朝の時代についても書かれているけれど、それに関して言えば正統なのは南朝であろう。

でも、北朝の流れになっているワケで。

歴史というのは、必ずしも正しい方が勝つワケではナイというコトを、しみじみと教えてくれる。  
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2017年09月26日

実に利己的で

本当に、この小説が二十年以上も前に書かれたのかと、少しビックリします。


冒頭の人口知能ロボットという存在も、今なら存在しつつありますが、その当時には夢の又夢だったと思うのだけれど、著者が理系の方なので、書けたのでしょうが、それにまず驚いてしまいます。

おまけに登場人物が、本当に利己的過ぎて、小説自体はストーリー展開が特殊で面白いですが。

現代のギスギスしている人間関係を考えると、流石にDNA鑑定には触れられてませんが、今の世を予知した小説と言えるかも。

ともあれ、何時の世も、政界は相変わらず、どっちが得かで右往左往する人ばかり。

もしかしたら、人間の本質は利己的なのかもしれないが‥‥

それでも多少の利己的は仕方がナイとしても、少なくとも政治を志すには、利他的な部分が必要かと。

我々は、良く目を見開いて、綺麗事ばかり口にする人々の、本心を見極めて投票するしかナイのかもしれませんね。  
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2017年07月10日

ヒアリだけでは無く

アカカミアリも特定外来生物で、かなり危険な生物なのだと思ったのが、こちらのシリーズ。


法医昆虫学者の活躍によって、難解な事件の深層が解き明かされる第五弾。

ヒアリよりは、毒性が弱いらしいが、アカカミアリもかなり恐ろしい。

長野も、以前なら考えられない位の暑い日々が続いているので、とても他人事は思えない。

それにしても、恐ろしいのは、本当は人間の方なのかも。

平気で嘘を付く人も多く。

まぁ、国会でも平気で白々しい嘘がまかり通っているのだから、仕方ナイのかもしれないが。

日本の国家の上層部には、記憶力に問題がありそうな人々が一杯存在しているみたいだし‥‥

それにしても、上記の本のシリーズは、ハズレが無いのでオススメです。  
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2017年06月16日

人間失格

太宰治の作品の問題を指摘してあるだけでナク、二転三転するミステリー。

太宰作品のファンでも、そうでナイ人でも、思わずラストに唸ってしまいそうなのが、こちら。


ともあれ、太宰は青春時代に掛かる「はしか」みたいなモノとも言えるが、今はあまり本も読む人も減っているので、若者の中には一冊も読んだコトが無いという人も増えているのではないか。

高校時代に太宰の本はあらかた読んだと思っていたが、別名でミステリーを書いていたとは全く知らなかった。

破滅型の代表みたいな作家ではあるが、自分の人生に題材を求めて、小説を書くとなると、そういう方法しかナイのかもしれないが‥‥

それでも、死後忘れられて行く作家が多い中で、今でも太宰人気はあるし、大したモノ。

ミステリーは、どちらかというと日本では純文学よりも下に見られる傾向にあるけれど、それでも緻密な計算に基づいて、練りに練ってある作品というのは、時を超えて読まれるのではないか。
人間は全員失格なんだ。ひとり残らず失格だ。だからこそ、恥の多い人生に悩む必要などない。
という著者の言葉には胸を打たれる。

それにしても、世の中には心臓に毛が生えているらしく、恥を恥とも思わない人々が、闊歩する世の中ではあるけれど。  
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2017年06月14日

意表を突いたミステリー

始まりは、陳腐な話なのかと思ったら、あれよあれよという感じで、どんでん返し。

アッと言う間に読み終えてしまいました。


ともあれ、警官が犯罪を隠蔽した功労として、出世して貰える今の世の中に対する、アンチテーゼなのかも。

現実の方が、嫌な気持ちになるのだから、変な話ですね。

それにしても謎が謎を呼ぶ感じで、ドンドン連鎖していくのにはビックリ。

マタマタ、「このミステリーがスゴイ」から生まれているコトにも、感心しました。

世の中には、埋もれている才能が本当に多いのですね。  
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2017年03月31日

権力と金の問題を

上手く題材にしたミステリーがこちら。


現実には、とても検事の活躍を望むのは無理みたいになってますが‥‥

表紙の感じからすると、さほど、期待せずに読んだのですが、意外に面白く。

政界の裏側を覗く様な気分になります。

それにしても、東京電力福島第一原発事故当時18歳以下だった約38万人を対象にした福島県の甲状腺検査で、経過観察となった事故当時4歳の男児(10)が昨年、甲状腺がんと診断されていたことが31日わかった。昨年6月の県の検討委員会の発表で事故当時5歳だった1人ががんと診断されており、5歳以下では2人目。というのに、全く被曝の影響を認めず、無理やり避難勧告を解除する国の本質に迫っている感じがします。

世の中には、他人の人生などどうなろうと感知せず、自分だけが得をするのであれば、それで良しとする人々が、平気で嘘をついては、大衆を騙し、選挙に当選する輩が多過ぎだと思います。  
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2017年03月23日

意外な真実

ミステリーの読後感というのは結構大切で、バッド・エンドは後味が悪い。

この著者は、色々なラストを提供してくれる方なのだが、これは中々の終わり方。


ともあれ、現実は終わり良ければ全て良しとは言い難いものがあるモノで‥‥

籠池理事長からの「依頼」に対し、安倍昭恵夫人は秘書を動かして財務省に掛け合い、その上で「国有財産審理室長」が「平成28年度での予算措置を行う方向で調整中」と回答していたという結末は、どうなるコトやら。(画像はこちら)

財務省で理財局長を務めていた迫田国税庁長官と、近畿財務局の局長だった武内国際局長を、参考人として招致するというコトで決まったらしいが、どうして証人喚問じゃないのか。

証人喚問で、真実を話して、スッキリした方が絶対に良いと思うのだが‥‥

小説は、とても複雑な問題でもスッキリ解決となったりするのだが、現実は必ずしもそうは行かなかったりするので、時々、小説を読んでサッパリしたくなるのにピッタリ。

本日は、朝から晩まで、本当に大忙しの一日だったが、この本の御蔭で上手く乗り切れた様な気がする。  
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2017年03月11日

死神は存在する?

疑惑の人物が都合良く死んでしまうというコトは本当にあるのかという、ちょっと変わったミステリーがこちら。


ちなみに、ミステリーとしての緻密さはとなると、イマイチな部分もあるのだが、世の中にはそういうコトもあるとさえ思えば、又違った目で見える問題がこちら。

森友学園の工事で、土の搬出を請け負う建設会社の下請け業者が亡くなり、遺書はありませんでしたが、警察は早々に自殺として処理した。元請けの建設会社は『たしかにそこの会社に発注している』と認めたのですが、自殺者が出た会社は『ウチは森友の工事に一切関わっていない』と言う。

正に、事実は小説より奇なりと思うけれども‥‥

小説の世界では、


みたいな、弁護士も登場するけれど、実際には無理かも‥‥

少なくとも、上記の本はミステリーとしてより、どうみても間違った事件で疑わしいと感じた時に、弁護士が正義の戦いをすると、どうなってしまうかという部分に光を当てて読むべき作品だと思うけれど。

ミステリーというのは、単なる謎解きだけではナク、社会に対する目を開くべき作品として読んで頂きたい部分もありますね。  
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2017年03月02日

税金となると

騙してでも手に入れたい人と、失敗して責任を取りたくない公務員との駆け引きによって、時として大金が使われてしまうという話を、小説として読ませてくれるのが、こちらのシリーズ。


現実にも、連日、大阪の幼稚園の教育内容や、小学校の用地問題が騒がれているけれども、根っこは一緒。

頭が良いだけの役所の人々には見抜けない盲点を、大した大学も出ていない女性が見つけて、前金の無駄遣いを止めさせる活躍をする。

こんな人が、現実に存在してくれたら、どんなにか良いのだけれど(もしかしたら、知らないだけで存在してくれていると嬉しいのだが‥‥)あまり、期待はしないでおこう。

それにしても、やっとTV各社が騒ぎ始めているけれど、ネットでの動きと比べると、初動がとても遅い。

しかも、山本太郎議員が「アッキード事件」と言ったなどと、新聞で書かれているが、かなり前からネットではそう命名されていて、誰が付けたか知らないけれど、上手いゴロ合わせを考え付いたものだと感心していた。

もし、ネットでこんなに大騒ぎしなかったら、マスコミ各社は目を瞑っていたのだろうかと考えると、世界的に日本の報道は後進国との評価を、改めて実感する。

そもそも、戦前回帰志向が強い政治を支持していたりするのだから、当然と言えば当然な話かもしれないが‥‥

せめて、小説の中だけでも、スッキリするタメに上記のシリーズをお薦めします。  
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2017年02月23日

昆虫の凄さに

解剖だけでは見破れない死亡推定時刻を、死体に付いている虫を調べれば判るという驚きのシリーズがこちら。


法医昆虫学という存在を知らず、面白かったので、シリーズを何冊も読んでしまいました。

ミステリーなので、多くは語れませんが、死体に群がるハエやウジなどによって、どんな方法でとか、何時などが判る場合もあるというコトなのですが‥‥

ともあれ、読書は私にとっての最大のストレス解消策ですが、中々、スッキリ出来ず眠れないという方に良い方法がネットに載ってました。

/潅呂茲げ山擇鯤垢

⊃潅呂茲す瓩蠅鬚ぐ

2適な温度にする

ず播な暗さにする

ゥぅ咼をコントロールする

というコトで、詳しく知りたい方は、そちらのページに行って読んで頂いた方が良いかと。

ともあれ、別室で読書しつつ、主人の寝入り端のイビキがある程度になるまで待って、寝るというのが最近の傾向かもしれません‥‥

本当に眠くなれば、スッと寝付けるのですが、あまりに面白いと最後まで読みたくなるのが、読書の欠点かもしれませんね。  
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2017年02月16日

世の中には

殺人をしてでも、何かを成し遂げたいという人が存在しているとは知っていても、その手の本を読むと読後感はさほど良くはナイのだが、それでも一気に読んでしまったのが、こちら。


ともあれ、通常の倫理観とは違っていても、倫理というのは個人的なモノ。

誰かに、それを押し付けられるべきではナイ。

ミステリーなので、中身に付いて書き込めないのは残念だが、現実は小説より奇なりというコトで、北朝鮮のお家騒動が、大国をも巻き込んでしまう可能性もある。

ちなみに、全く書き込んで無かったけれど、金正男氏の生存確認はかなり国際的に重要問題だったらしく、この手の本もある。


上記の本も、かなりオススメなので、是非とも読んで頂きたいかと。

日本人に失われつつあるハングリー精神などについて、とても考えさせれたりします。  
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2017年01月24日

正に波瀾万丈

こちらも「このミス」大賞受賞者とは知ってたのですが、あまり以前読んだモノは肌に合わなかったのでスルーしていたのですが、面白そうと思って借りたら、大当たり。

こちらも前作があったみたいなので、そちらから読んだら良かったのでしょうが、逆に変な先入観が無かったのも良かったかと。


ミステリーだけでナク、アクションあり、加えて社会に対する批判も効いていて、実に愉快な本。

ミステリーなので、深くは書けないのが残念ですが、展開が軽やかでドンドン引き込まれます。

以前も書きましたが、権威というモノに縛られ過ぎた直木賞や芥川賞よりも、新たな賞で世に出た人々の方が斬新です。

何だか日本の古い風潮が、既に崩壊しつつあるのかも。

大企業と呼ばれた様々な会社が、新たに生まれた産業に取って変わられているのを見る様です。

原発にしがみ付いて、東芝が沈没しつつあるのも、新たな発電へとシフトして、全く違った産業を起こそうとの努力を放棄したからかも。

過去の栄光などよりも、新たな時代の幕が上がっているのかも。

今や、ネットなどもあるので、有名作家の覆面に甘んじる必要もナイ時代になりましたし。

才能がある人達に、続々と様々な分野に進出して頂いて、日本の底力を見せて頂きたいものです。

日本は人口が多いから、世界で上位と思われているけれども、一人当たりに換算すれば大したコトは無いとも言われています。

停滞を打ち破るのは、新しい波以外にナイと確信してます。  
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2017年01月22日

新手の時代ミステリー

思わず借りて、得した気分になった本が二冊。

本当は、この前の作品があったらしいので、そちらから読めば良かったのかもしれないけど、充分楽しめました。




それにしても、宝島社の『このミステリーがすごい!』は、新人作家を何人も発掘していて、大したモノ。

ともあれ、もう本がそんなに売れない時代になって来ているので、他に主たる仕事のある方々も多く、それでも一気に三作を上梓する気があるという方達なのだから、並みの新人とは違うのかもしれないけど。

もう、芥川賞も直木賞も以前ほど権威が薄れて来ている今、新しい波がきているのかもしれないと思ったりもするのだが。  
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2017年01月04日

昔の話ではあるけれど

下町ロケットで有名になった池井戸潤という作家だが、案外、初期の作品が面白い。

最初に手にしたのは、江戸川乱歩賞を獲った「果つる底なき」だったが、今回はそれに匹敵するというか、勝るとも劣らない長編小説を読ませて頂いた。


著者とは年齢が似通っているので、何となくその時代の雰囲気を思い出してしまったりもするのだが、約五十年も前の日本というのは、本当に今とは違っていた。

特に、東京などは田舎とは、全然違った雰囲気だったろうと思う。

その時代に焦点を当てて、スリリングに物語の構築をして行く筆力は高い。

久々に「ミステリーならこれ」のカテゴリーに入れられる一冊。

あの大変な時代を生き抜いて来た人々が居てこそ、今の日本があるのだなと改めて思う。

お正月気分から、心機一転してやる気が出る本でもあります。  
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2016年12月13日

映像が有ると判り易い

世の中には、原作の方が良く理解出来るというモノが多い中で、テレビで見た番組を見て、原作を読んで見たくなったのだが、初めて原作より映像の方が理解し易いと思ったので、ビックリ。


世の中には、やはり何事も例外が有るのだなと思ってしまった。

ドラマなので、短編をじっくり描けるのと、小説だと理解し難い密室トリックをしっかり説明できるからだと思うのだが。

ちなみに、著者の小説の中では、やはり「黒い家」がベスト・ワンのままであるけれども。  
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2016年09月16日

記者という仕事

雑誌記者と、新聞記者との違いが判る小説が二作。


の方は、読後感が良く、


の方は、かなりビターです。

でも、どちらも良質のミステリーであり、現代のマスコミの裏側を上手く書いてあります。

構成的に言うと、上の本の方がかなり練ってあります。

下の方は、直球勝負なのですが、それを補うだけの迫力があります。

我々がニュースを知るまでに、どんな展開が存在しているかというコトが、ある程度まで理解が出来るかと。

無論、ミステリー小説ですので、現実をデフォルメしてますが‥‥

我が家は明日も仕事ですが、世の中の多くの方々は三連休。

もしお暇でしたら、是非、読んでみて頂くと良いのではないかと思います。  
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2016年09月03日

鍼灸に興味があるなら

読んでみて頂きたいのが、こちらの本。   


上記の本は、第二シリーズなのですが、第一シリーズもお薦めです。

と言っても、読んだのは文庫本ではナク、『このミステリーがすごい!』 大賞作家書き下ろしの各号を読んだのですが、そちらの本を各号読むよりも、纏めて文庫本になっているなら、そちらの方をオススメした方が良いかと思って‥‥

針灸師の方が読んでも、鍼灸にシンパシィーがある人が読んでも、タメになる本だと思います。

ちなみに、かなりマニアックな部分があるので、しっかり理解しようとすると、それなりの知識は必要ですが。

タダ、『ミステリーがすごい!』 大賞作家書き下ろしの本を読むと、それ以外の知らない作家の方々の話も読めるので、そちらも面白いかも。

実は、加納&玉村警部補の話を読みたくて読んだら、こちらの話も面白かったので読んだというワケですし、知らない作家で面白い方を見つけたいという方は、そちらをオススメします。

それにしても、全く話は違いますが、「週刊少年ジャンプ」で今年連載40年を迎えた秋本治さんの「こち亀」が、単行本も200巻という区切りで終了するとは、残念です。

子供時代から始まって、世代を超えて子供達とも映画なんかも観ていたりしたので、何事にも終わりがあるとはいえ‥‥

誰もが、歳をするのだなと、改めて実感致しました。  
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2016年09月01日

久々に騙されてしまいました

ミステリーの醍醐味は、作者との知恵比べ。

伏線もチャンと書き込んであるという、ミステリーの規範を踏襲している作品なのに、つい最後までダマされてしまった、傑作がこちら。


かなり辛い結末にはなっているのですが、微かな希望の種も残されていて、単なる謎解きミステリーにはなってナイのが、素晴らしい。

この著者の本の中では、かなり上位ランクではないかと。

この本の扱うテーマが、レイプ事件。

少なくとも、この手の本を読んでいる人なら、未だに高畑容疑者とその母親の話題を何度もテレビで扱う気にはナラナイだろうと思うのだが‥‥

幾ら話題にしやすいとはいえ、被害者が存在して、その人や周辺の人達にとって、テレビで放送するというのは、それを見なかったとしても、テレビ欄ではやっているコトが判るし、週刊誌の広告など、様々な場所で目に入るだろう。

他者に対する慎重な配慮が出来ないというのは、想像力が欠如しているからだと思うけれども、想像力を養うには様々な情報に目を通さなくてはナラナイのだが、そういう地道な努力が忘れられ、タダ、視聴率がといった安易な考え方に流されている様な気がして残念である。  
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2016年05月09日

短編集と思ったら

結局、章立てした長編だったみたいなミステリーだが、ラストが秀逸。(冷静に考えると、こういうラスト以外あり得ないとも思わなくもナイのだが‥‥)


殺人は連鎖するしか、被害者にとっては救いはナイ。

死刑制度の是非はともかくとして、廃止されれば私刑に走る人も増えるという可能性もあり得る。

しかし、現実には無作為によって、大量殺人を犯している人も存在する。

そういう人々に対する不満というのも、存在はするワケで。

実際に手を汚さなかった人は、中々、殺人罪では問えない。

日本の制度疲労に対しての問題が、色々と提起されている。

本日は、午後あまりに忙しかったので、これ以上の言葉が浮かびません。

健康に関する話題は、明日に持ち越しというコトでお願いします。  
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2016年03月11日

あまりに難解で‥‥

ネットに正解が載っていたので、やっとホッとしたけれど、文庫本ではあるコトが省略されていたというので、最後まで正しい結論に達したか、否かが判らずにモンモンとしてしまった。

それだけ、良く出来たミステリーというコトなのだろうが‥‥


最後に、推理の手引きがあって、文庫化に際し、たった一言削っただけで、難解度のみならず作品のレベルが数段上がったとまで書かれている。

読み終わったのは、数日前なのだが、それにしても良く考えたものだと、未だに感心している。

頭の柔軟運動という意味で、読んでみるコトをオススメする。  
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2015年11月28日

公正とは思えない社会

ミステリアスな話は、読んでいて面白いけれども、ブログに書くのは難しい。

ネタバレしては、著者に申し訳ナイので‥‥

ともあれ、アナザーフェィスというシリーズは、学生時代に役者だった男が、警官になって妻を亡くし、子育てしながら、特性を活かしつつ生きる話なのだが、多少のブレはあるものの、どれもミステリーとして外れが少ない。

著者のシリーズとしては、他にもありそちらもオススメではあるが。

ともあれ、そうなると他の事象と合わせて語るしかナイけれども、この巻を読んで思ったのは、日本では大きくなり過ぎてる会社は優遇されているというコト。


本編の本筋とは全く関係ナイのだが、本日のロイターで、「東芝米WHで原発64基の受注目指す、半導体IPO検討も」という記事が書かれている。

かいつまむと、15年間で、原発の新規建設64基の受注を目指す計画があるので、東芝の連結決算に計上されている3400億円規模のWHの「のれん代」の評価は「適正」と会社は説明するのだが、東芝は東証の指摘を受け、2012―13年度にWH単体では1156億円の減損損失を開示している。

そんなに多額のマイナスを指摘されても許されてるというのは、尋常ではナイ。

オリンパスの時もそうだが、こうした株価操作でホトンド逮捕されたり、罰せられないのでは、安心して日本株を買うのは難しい。

無論、宝くじを買うつもりならば、全然平気だが。

異端児は逮捕されたり、捜査を受けるのだから、少なくとも善良な個人に損害を与えた人々の為にも、捜査は公平に行われるべきではないかと、上記の本を読むと、切実に思う。  
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2015年11月19日

事件化され難い背景

神奈川県川崎市で発生した老人ホーム連続転落死事件、歩行の困難で要介護度「3」と認定された85歳の男性居室から、高さ1メートル20センチのベランダの手すりを乗り越えられ転落死、警察による現場検証の結果、「事故による転落が原因」とされる。

要介護「2」と認定され、立ち上がりなどに支えが必要な86歳の女性、やはり高さ1メートル20センチのベランダの手すりを乗り越え転落死、現場検証の結果『事故』であるという検証結果。

要介護度「3」と歩行の困難な96歳の女性、他室まで移動のうえ、そこの入居者が眠っている間に、ベランダを開け、手すりを乗り越えて転落したのも、警察による現場検証の結果、事故による転落が原因と。

3件の転落事件の際、常に夜勤をしていた23歳の男性職員がいて、マスコミでは被疑者扱いされているが、物証もほとんどない状況のなか、警察が事件を解決するのはかなり難しい
と聞くと、『エッ?』と思う人が普通だろう。


しかし、上記の著者の作品を幾つも読み、類似の小説を読んでいると、小説の主人公達の様な警察官は、逆に組織の規律を乱す的な扱いになってしまうという現実があるのだろうと類推される。

それでも、流石に三件も続けば、怪しいと思うのは当然のコト。

特に、犯罪はエスカレートすると言われている様に、三件目は他室というありえない空間での出来事だったのだから。

にも関わらずの事故死扱いだったと思うと、我々の取るべき道は「君子危うきに近寄らず」なのかもしれないとすら思う。

しかし、現実にも小説とまでは行かなくとも、気骨のある警官は存在していると思うのだが、そうでナイとすれば、とても残念でナラナイ。  
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2015年09月07日

『天空の蜂』が楽しみです

本日の本は、こちら。


この本の中にも、原発労働者のコトが書いてあり、ミステリーの展開と共に、著者が訴えたかったコトが書かれているのかも。

ともあれ、今から20年前の1995年に著者が書いた原発テロを扱った小説『天空の蜂』がもうスグ映画として公開されるという。

何冊も著者の本を読んでいるが、『天空の蜂』は図書館や書店などで、今回、映画化されるまでは見掛けた記憶が無い。

おそらく、「原発タブー」ゆえなのかもしれないが‥‥

原作を先に読んでから、映画化されたモノを見ると、大体ガッカリする可能性が高いので、我慢して映画を観てから読もうと思います。

ちなみに、上記の本は加賀恭一郎という何作ものミステリーの主人公の母親の隠されていた過去の話も書かれているので、そうしたシリーズを読んでいる方なら、是非読んでおきたい一冊かも。  
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2015年06月04日

久々の大ヒット

前から好きな作家の短編小説だが、今回も全く期待は裏切られなかった。

久々の満足した小説。


特に最初の短編のウラを、全てを読む前にクリアに出来る人は、皆無に等しいのではないだろうか。

昔から、短編は長編よりも、格段に難しいというが‥‥

事実は小説よりも奇なりと言うが、やはり小説だからこそ、事実を超えて驚かせて欲しいものだが、チャンとその条件を満たした、素晴らしい一冊。

ミステリーなので、あまりしっかり書けずに申し訳ありません。
  
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2015年04月20日

かなり異色の

警察官の小説です。




ここに書こうと思って、アマゾンを検索して、既にもう何巻も出てたんだと気付きましたが‥‥しかも、「土曜ワイド劇場」とかでも放送されているのだとか(基本、夜はネットなのでTVをホトンド見ないので知りませんでした)。

人として、完璧過ぎる気もしなくはナイですが、奥さんが亡くなったので、腕利きの警察官が仕事をセーブして、子育てしながら、活躍するのですが、お弁当まで手作りしてしまうなんて凄すぎ。

二冊とも手軽に読めて、面白かったです。

この方のシリーズものは、色々とあり、こんなに書かないと駄目なんて、今の時代の作家は大変という気もしなくはありませんが。

このシリーズだけでナク、色々とバリエイションに富んだ小説を書かれているので、お暇があったら、この作家の本も読んでみて下さい。  
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2015年04月17日

政界の魑魅魍魎振りを

知らしめてくれるという意味では、かなり面白い本かと。


人間の本性というのは、中々判らないものですし。

ともあれ、政治にはお金が必要というコトで、どう裏金作りが盛んなのか、カラクリはどうなっているのかというのも、理解可能かと。

故に、どうして政治家が箱物造りなどを好むのかというコトも。

しかし、そうしたコトのツケが、膨大な国債の量に繋がっていると思えば、将来の国家破綻を覚悟すべきなのかもしれず。

ちなみに、日本の平均株価が二万円の大台に久々に乗せたのは、先週の金曜日で統一地方選挙の前半戦の前日というタイミングの良さ。

だが、選挙後一週間が経とうとしているが、一瞬付けた二万円台は終値では一日も持たず、今週に入っても続落している。

「実感無き景気回復」と言われて久しいが、一般国民のほんの一握りが潤ったとしても、全体の懐が温かくならなければ、日本の景気の後退は強まるばかり。

真に、一般大衆を何とかしようという政治家が生まれて来なければ、どうにもナラナイのだなという気持ちにさせられてしまったのだけれども‥‥  
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2015年02月28日

正義とは何か

久々のミステリーの秀作。


現実には、少し無理がありそうですが、小説ならではの問題提起です。

世の中には、理不尽なコトが多過ぎですし。

にしても、「知らずに貰えば罪にはならず、あげた方は処罰される」みたいな、政治資金規正法がこのまま存続するのであれば、政党助成金など止めてしまえばイイのに。

共産党が返した分まで、再配分するというし、政治家ってお金が掛かるのは判るけど、ドコまでお金に汚い人が多いのか。

倫理観が無いというコトだけは判りますけど‥‥

求むクリーンな政治家!!  
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2014年09月08日

衝撃のミステリー

賛否両論ありそうなミステリーなのですが、この著者の本を結構読んでいるだけに、こういう結末を持って来たのかという意味で、衝撃的でした。


カミュの「異邦人」を読んだ時に感じたホドの衝撃はありませんでしたが、それはおそらく若い時に読んだ最初の不条理殺人なのか、結構歳をして読んだ本が膨大で滅多に驚かなくなってから読んだからかという違いがあるからでしょう。

そもそも、不条理殺人と言うけれども、実際、道理の通った殺人なら誰でも動機が理解しやすく、納得してしまいがちですが、殺人というコトをまじまじ考えてしまうと、「どうして人は人を殺してはいけないのか」という難解な疑問に行き着くワケで。

誰かに問われれば、「人を殺してもイイのであれば、安心して生きられないから」と答えるしかナイのですが、戦争状態にあれば、より多くの人を殺した人が英雄視されてしまうのも現実で‥‥

我々は、一般的に平穏な生活を望むので、「人を殺してみたかった」という殺人者の言葉を聞いたりすると、異邦人として切り捨ててしまいたがるのですが、何年かには一度、そういう動機で殺人を犯す人が出て来るコトを長く生きて来ると知ってしまいます。

殺人の動機と、結末があまりに不条理過ぎるが故に、逆に心に残るミステリーです。

ちなみに、この著者のデビューに近い時期の方が、本格ミステリーで面白いので、『アア、上手くやられた』と最後に思いたい方はそちらを。  
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2014年08月14日

感染広告

正直、ミステリーというか、謎解きと思わずに題名だけで、読んでみたいと手にしたので、本の最後まで読み終わってミステリーなのだと気付きました‥‥

ともあれ、広告の裏側などが判って面白い小説と思ったのがこちら。


お盆で、実家に戻っているので、ローマ字入力で苦心惨憺しています。

一日、掃除などして、とても疲れてしまったので、短いですが今晩は、これで失礼します。  
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2014年06月09日

こんな裏があったのでは

最近読んでいる作家の方の、ミステリーの連作の中で一押しがこちら。


流石にミステリーなので、どう凄いのかとは書けないのが残念ですが、今回ばかりはさっぱり謎が解けませんでした。

しかし、動機が明かされてしまうと、『あぁ、だから、今、政治家は武器輸出や自衛隊の派遣などに熱心なのだな』と思うでしょう。

世の中には、フィクションでしか書けない真実も存在しますからね‥‥

それにしても、世の中というのは本当にドロドロしてますね。

福島事故後未使用640キロ プルトニウム報告漏れという大変な問題も、TVではスルーされてますが、世界が日本を見つめる目は厳しくなるでしょう。

ともあれ、自国の首相がたった5分しか立ち話出来てナイにも関わらず、プーチン首相とオバマ大統領が15分の立ち話で終わったという話題で、ロシアをこき下ろしていた元外務省関係の人の談話を珍しくTVを見てたらやっていたのですが、『オイオイ』という感じで。

TVしか見ない人なら、そうなのかと思うでしょうが、ネットで色々な話題を入手していると、『だったら、日本国に対する米国の態度は、下の下の下』なのかと思ってしまいました‥‥
  
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2014年05月10日

読者を裏切り続ける

軽妙な作家だと思うのが、湊かなえさんの小説群。

今回、続けて二冊読んだのだが、どちらも上手く書いてある。





どちらも、『オオッ!』と思わせる仕掛けがあり。

仕事で疲れた頭をリフレッシュさせてくれました。

今週は、一週間の休み明けというコトもあり、フルに働いたので、もう眠くて仕方がありません。

明日は、もっとしっかりブログを書かせて頂きます。  
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2014年01月29日

結末に驚く

あらあらと思いつつ読んでいたら、なるほどそういうオチかと感心した小説ですが、それはそれとして、本当にコレが警察の裏側だったら怖いなとも思う一冊がこちら。


ある程度は事実を踏まえて書いているのでしょうから、類似の部分は存在しているのでしょうが‥‥

ミステリーは、あまり色々と書けないのが残念。

ともあれ、少し前にブログにNHKへの批判を書いたら、会長がその上を行くという体たらく。

しかも、NHKの会長の年俸は3100万円にもなるんだとか。

世の中って、理不尽なコトが多いよねと、日々、粉骨砕身の身分としては、思うワケであります。  
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