2022年07月30日

信用できない大人ばかりの不幸

我々の子供の頃は、結構、真面目一徹な大人は存在していた。(裏の顔が見抜けなかっただけかもしれないが‥‥)

しかし、今やネットとかで、隠しておいた情報が明らかになったりして、世の中の大人(特に政治家の人達)は噓をついても、嘘だと言わず、責任も取らずに誤魔化してウヤムヤで幕引きして、終わりにしてしまう。

明らかに噓を言っていると思われるのに、平気な人達を子供達は、どう見ているのだろう。

旧統一教会の政界との癒着とか、パパ活疑惑の国会議員とか‥‥

この前の参議院選挙でも、長野県の選挙区では最終盤になって、自民党の候補者のスキャンダルを『週刊文春』と『デイリー新潮』で報じてくれたから、何とかなったのだが、そうでなければ日本中に恥を晒す所だった。

地方タレントで、言っている事はもっともらしいのだが、とても誠実とはかけ離れている人を知名度が有るとのコトで、禄に身体検査もせず急遽自民党は推薦を決めた。

参議院選挙後に報じられていたら、裏切られた気持ちで切歯扼腕した人は、多かったに違いない。

週刊誌の報道を知らなかった人も居て、選挙後の候補者の会見を聞いて、ビックリした人も存在していたのだから。

パパ活疑惑の国会議員が、居直って政治家を続けるとの意志持っているみたいだが、それを見習ってこの先の六年間も、国会議員でいたらたまったものでは無いと考えた県民は多かったのではないか。

18歳以上に選挙権が与えられて、初めての選挙でこのような無様な選挙を経験した若者が、選挙に無関心になったりしないと良いのだが‥‥

選挙の時には、口当たりの良い発言をして、選挙が終わったら全然無視している政治家の方々が、投票率を下げ続けている日本は、この先どうなるのだろうか。  

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Posted by seitaisikoyuri at 20:41Comments(6)

2019年10月01日

母と娘の物語

女親と娘というのは、かなり複雑なもので‥‥

虐待も困るが、過干渉も大変。

そんな関係を、ミステリータッチで描いた秀作。


ともあれ、親子でも他人という意識が無ければ、子供が被害者意識を持つのは、当然のコトかと。

虐待の連鎖というが、真綿でゆるゆると締め付けられる感じも、大変。

そもそも、嫌なコトというのは、させられている方は気になるが、させている方は気にナラナイもの。

友人も競わなければ、良いのだけれど、時として自分と比べると互いにライバルになる場合も多く。

他者との距離感が大事。

それでも、親とすれば子供が大事だと思ったり、良かれと思ってしているので、尚更互いの視点が歪んでしまうと複雑になる。

流石は「イヤミス(嫌なミステリーの略語)の女王」が書いただけのコトはある。

親子関係に悩んでいる人が一読して、自分と比較して、客観的視点に立つというのには役立つかも。

ともあれ、人間関係は誰が正しく、誰が間違っていると、一刀両断するのは難しい。

親子関係に限らず、自分も完璧でナイのだから、相手にも完璧を求めるのは無理というモノと、諦めるコトも必要ではなかろうか。  
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Posted by seitaisikoyuri at 22:30Comments(4)

2019年09月21日

気楽だった昔の育児

自分が育てられた時代と比べて、子供達の時代は大変だと思っているが、今の時代に育てられている子供達や親は、もっと大変なコトになっているらしい。


この本に限らず、今は世の中が昔よりも、目指すモノに対して、驀進しなくてはダメという感じになっている。

「良い父親」とか「良い母親」といったモノがあって、無理に頑張らなくてはイケナイみたいな。

我々の子供時代は、子供が多かったタメか、生活に追われていて、「親は無くても子は育つ」的な育児が多かった。

そんな感じで育てられていれば、上記の本の様に子育てに気合を入れてというのは、大変そうだが、今や、子供は一人か二人。

大事な子供を育てているのだというプレッシャーを感じる保育関係や、教育関係者の話を聞いていると、確かにこういう感じになっているのではないかという類推が裏付けられた気がしなくもナイ。

というか、こんなにしゃかきりになったら、子供も何人も産めないだろうとも思う。

今や、世の中がストレスだらけになっていると思うのだが、「失敗しない育児」などいうモノに縛られてしまうと、マスマス人生はストレス一杯になって行くのだろうなと思う。

まだ、子供達は結婚もしてナイので、孫が居ないから他人事なのかもしれないが‥‥  
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Posted by seitaisikoyuri at 23:08Comments(0)

2019年07月13日

家族と言えども

他人という意識の低い人が多いのだと思うと、少しビックリする。


ともあれ、ジャーナリストの伊藤詩織さんが元TBS記者の山口敬之さんから性暴力を受けたとして慰謝料など1100万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が、東京地裁で開かれたそうだが、正にこの本の内容と類似していて驚く。

特に、非常識だと思うのは反訴しているコトなのだが、この本を読むとそういう人達が、必ずしも少数では無いというコトにさらに驚く。

正直、カウセリングに大金を出す人々というのは、本当に追い詰められているし、それを聞く人達もある程度のお金を貰わなくては無理な程、大変な仕事だとも思う。

ある意味、「事実は小説より奇なり」という本。

平気で、子供を沢山産むべきだと、他人の人生にヅケヅケ土足で入り込んでも、何とも思わない政治家も、同じ穴のムジナ。

ともあれ、一人一人にその人の人生が有り、考え方も違うという当たり前のコトを認識しない人の何と多い事か。

世の子供達が、家族によって傷付けられるコトの無い社会が、到来すれば良いのにと、心から思う。  
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2019年06月03日

変な正義が怖い

農水省の元事務次官が、我が子を殺した事件。

もっと子供が若い段階で、何とか出来なかったのかと思わずにはいられない。

結局、『世間様に対して、顔向けが出来なくなるのでは』という意識で、親が子供を押し潰してしまったのではないか。

自分が出世コースを歩むには、こんな息子が居たのでは、『世間様が許さないのではないか』という意識があって、息子の姿を隠蔽し、結果として、隠蔽された息子から仕返しされ、このままでは『世間様から後ろ指をさされるのではないか』という意識から、息子の抹殺を企てたに過ぎないのでは。

親の意識が、息子にでは無く、まず最初に『世間様』があるが故に、こうした結果になったのではと。

『子供が誰かを殺す前に、自分が殺す』というのが許されてしまうのであれば、本当に息子は浮かばれないであろう。

そもそも、親が息子を追い込んだ挙句、息子を殺したというだけの行為ではナイのか。

行動の蔭に、『優生思想』が見え隠れする嫌な事件だとしか思えないのだけれど。  
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2019年05月21日

多様な人生を認める

社会ではナイからこそ、書かれた本かもと思うのがこちら。


確かに、社会的には少子化は問題かもしれないけれど、別にその人の人生はその人のモノなので、個人的には産もうと産まなかろうと、他人が色々言う話ではナイと思うのだけれど、世の中には自分の意見だけが正しいと言う人々が存在していればこそ書かれた。

そもそも、他人が同性愛者であろうと、普通は別に関係ナイのだけれど、世の中には大問題と考える人が存在するのだから、仕方ナイのかもしれないが‥‥

人其々というコトを認めたくナイ人は、何処にでも存在する。

そういう人々は、そうで無ければ、自分のアイデンティティが崩壊するかの如く思っているから。

「自分は自分 他人は他人」という気がナイので、良かれと言う助言をするコトがあったとしても、それを無視すると反発する人も居るが、助言をするなとは言わないが、助言を無視すると怒り出すというのは、変な話。

そもそも、世の中には絶対的なコトなど、決して存在しないと思うのだけれど。

「産んでない人」でも、「産んだ人」でも、後悔する人は一定数存在するし、その逆も又しかり。

特に日本は、同調圧力が高い国なので、他人が自分と違う事に大騒ぎしやすい。

そもそも、前にも書いたかもしれないが、自分と考えが違う人が存在しているというコトを知りたかったり、知らないコトを教えて貰えるからこそ、本を読むのは楽しいと考えるので、読書は止められないのだが、本の表紙が判った方が書店や図書館に行った時に買いやすいだろうと、アマゾンを利用しているだけで、レビューを読む時もあれば、特に忙しい時は全く読まない時もあるのだが、中にはどんな問題に於いても、自分の価値観と合わないと批判するコメントを書く人が一定数存在する。

別に、表現の自由があるのだから、構わないけれど、そういうスタンスで他者の書くコトを読むという行為は、純粋に読書を楽しめナイだろうなと思ってしまう。  
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Posted by seitaisikoyuri at 23:20Comments(0)

2019年02月11日

崩壊する家族

たった十歳で、行政に見殺しにされ、親に殺された可哀想な女の子も居て、世の中の理不尽さを感じるけれど、世の中にはどうしてこんな人間になってしまったのだろうかという人も、数多く存在する。

そういう意味で、親子の関係を考えるタメに読んでみたのが、こちらの本。


そして、続編であるこちら。


どちらも考えさせられる本である。

タダ、世の中には病気であったり、家族観の葛藤であったりして、間違った方向に進んでしまう人が、世の中には一定割合存在する。

しかも、昔だったら、生活にカツカツなのでかなり歳になってしまった子供が働かないとなると、無理やりにでも修行などに出して、ソコの親方などに教育されたり、社会の厳しさに立ち直る以外ナイという選択をする人が多かった様に思う。

無論、社会から逸脱してアウトローになってしまう人も居たけれど。

今は、ある程度余裕が有る社会になったので、親が子供を社会に放り出せず、そのままズルズルと家の中で時を過ごさせて、色々な症状が悪化して、どうにもならないトコまで追い詰められて初めて、問題を直視する親も増えているのではないだろうか。

社会的地位が高い人ホド、問題を拗らせてしまい、にっちもさっちも行かなくなる場合が多い様に見受けられるのは、著者のビジネスがある程度費用が掛かる会社なのでかもしれないけれど‥‥

ともあれ、そうまでしてでも、何とかしたいと思う前に、本当なら様々な関係機関が何とかすべきなんだろうとは思うけれど、誰もが自分の手を汚したくナイし、見て見ぬ振りをするのが楽だからイケナイのかもしれないと思ってしまう。

我々が責めるべきは、もしかしたら問題の有る人だけではナクて、問題を見て見ぬ振りをしている、自分も含めた社会なのかもしれないのだが。  
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2018年12月12日

あまりに悲惨な

としか思えない、子供達のルポ。

日本が如何に人権に対して、酷薄かという気にさせられる本。

その中で、奮闘努力している方々は尊いけれど、そんな個人の努力だけにおんぶに抱っこしていて良いのかと思ってしまう本がこちら。


産まれて来る親を選べないのに、最悪の親の元に生まれると、最悪の人生の幕開けになる。

それでも、そんな親でも親と慕う子供のいじらしさ。

そして、その子達を何とかしようとする社会の心ある人々のノンフィクション。

虐待の連鎖とは言うけれど、少子化の時代にせっかく生まれて来て、幸せになれず、そのまま不幸な人生を歩まなくてはナラナイのだとしたら、あまりにも勿体ない。

ファミリーホームにおいて、人生を再生出来る子供も居れば、実の親の御蔭で台無しになってしまう子供も居る。

軍備などに掛けようとしている巨額の税金のほんの一部で良いから、こうした子供達の生活の再建に使えたとしたら、もっと未来に有益な人材がと思うのだけれど、外国人は人材として、日本語教育に力を入れるみたいだけれど、『日本人として生まれた子供達には?』と考えてしまう。

親だというだけで、良い親に成れるハズも無く、親だからこそ良い親になる努力が必要なのだけれど、日本の教育の中に、そうした視点がさほどあるとも思えない。

個人の努力とかは確かに大事だけれども、そうした人々の良心に頼るのではナク、社会の仕組みとして、もう少しシステムを改めて、何とか出きナイものかと、心が痛む。

当たり前だと思っていたコトが、必ずしも当たり前と受け止められない人が存在するとは知っていたけれど、その犠牲に無垢な子供達がなるのは、実に気の毒だし、社会的にも損失である。

世の中の悲惨な現実に、目を背けるのではナク、キチンと見据えて正しい解決策を導き出すという構えを、公的な機関にはして欲しい。

それには、財源的な裏付けも必要だと思うので、予算の配分も、もう少しこの国の未来のタメ、若年層に目配りして欲しいと思うのだけれど‥‥  
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Posted by seitaisikoyuri at 22:03Comments(2)

2018年04月06日

人生は大変な事もあるけれど

小説ではあるけれど、親と子などの問題を考えさせられるのが、この本。


不器用だけど、家庭裁判所調査官の仕事に取り組む新人のお話です。

人生には、思いもよらない場合もあるというコトを、考えさせてくれる一冊です。

中身については、あまり書けないので、違う話を。

今、舞鶴市の市長が土俵で倒れた時の話題を、女性問題と絡めて色々と問題視されていますが、誰も指摘しないけれど個人的に不満なのが、「どうして、女性を土俵に上げたくナイと思うのならば、万が一の為にと男性の医師若しくは医療従事者を巡業などの時に、相撲協会は帯同させなかったのだろう」というコト。

別に、相撲協会はお金に困っているワケでも無いのだから、来賓や大勢の観衆をお迎えする立場にあるのだから、当然、それ位の準備があってしかるべきではないのかと思ってしまいます。

どうも日本は、リスクに対して準備が足りないと思います。(原発事故をみてもそうですが‥‥)

ちなみに、女性をタブー視するのであるならば、不満な女性は相撲を見に行くのを止めて、意思表示をすれば良いのにと。

娘にそう言ったら、江戸時代は観客も男性のみだったけれど、それでは興行収入が頭打ちというコトで、明治になってから観客なら女性でも受け入れるというコトになったとネットで調べて教えてくれました。

別に、個人的には土俵に上がりたくも無ければ、生で相撲を見に行く元気もナイので、正直、どうでも良い話なのですが、少なくとも伝統を守りたいと考えているのであれば、ケチケチせずに、準備万端にすべきだろうと思います。

少なくとも、映像で見る限り、舞鶴市の市長が倒れた時には、周囲の男性はオタオタしているだけで、余程、看護師の方の方が男前でキビキビ動いてました。

切羽詰った時には、案外、男性よりも女性の方が思いきりも良く、肝が据わっているので、役に立つ場合もありますし。

何にしても、相撲協会も色々と過去からの問題が山積しているのですから、良い機会と捉えて、時代と共に歩む努力は必要ではないかと。

穢れというコトで言えば、女性よりも死に直面する方が、より大きな穢れというコトすら、自分の頭で考えられないというのは、どうなんでしょう。

理解に苦しみます。  
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Posted by seitaisikoyuri at 22:36Comments(4)

2018年03月02日

身に沁みます

心にグサグサ来るのは、認知症をテーマにしたこちらの本。


認知症を治そうとせず、受け入れるだけと言われても、中々、一緒に暮らしていると、そうも出来ず‥‥

それでも、何とか月曜から金曜まで、短時間でもディサービスに行ってもらったりしているので。

毎週、若しくは隔週で日曜日には、温泉施設に行って入浴し、頭や身体を洗いつつ、痛いと言われても身体を多少揉んだりしているので、顔はツヤツヤしてますし、それなりに達者なので、周囲の人には十歳ホド若くは見られますが、九十歳を過ぎると、一年一年衰えを感じます。

この小説のラストみたいに、穏やかに最期を迎えられるかどうかは、まだ判りませんが、おそらく達者なので、下手をするとこちらが先に逝くかもしれず‥‥

ともあれ、人生をある程度生きて来ると、何事も『天命』という気にもなって来るので、あまり先の事を考えずに日々、生きていこうと思ってます。

将来、どんなコトが起きようと、困った時に考えれば良いので、今から思い煩っていたら、こちらが変になってしまいますしね。

親の老化が心配な方は、読んでおくとタメになる小説だろうと思います。  
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Posted by seitaisikoyuri at 19:59Comments(2)

2018年03月01日

お母さんだけど

上手く子育て出来ない人も存在していて、その結果、子供達が学校へ通えなかったりする例が、結構、あるのだというルポがこちら。


中には、良いお母さんになろうとし過ぎて、心を病んでしまう人も居たりして、学校側も今はプライバシーなどへの過度の配慮が裏目に出る場合もあったりする。

それにしても、子供を育てられないのであれば、公的機関に預ければと思うのは、平常の暮らしをしている時であって、何かに追い詰められると、そんな気は回らなくなってしまう人も居るのだろう。

今、ネットで『あたし おかあさんだから』の歌詞が炎上してるらしいと知って、読んでみた。

少なくとも、頑張るという気持ちが溢れ過ぎていて、確かにこれではシンドイと思う人が居ても無理はナイのかも。

昔、自動車事故でムチ打ちになった時に、あまりに辛くて息子が三歳児検診の時に、上手に相手をしてあげられなかったコトを問題視されたコトがある。

その時に、パーフェクトでありたいと思うから、逆に疲れてしまうので、もっとお母さんだって、「フリー・チャイルド(気ままな子供)」の部分を大切にしてと言われたコトがある。

子供が傍に居ない時くらい、自由にした方が良いと言われ、子供達が寝付いてから、少しTVなどを見てから寝るコトにしたりしたのだが、ムチ打ちの症状が改善すると共に、さほど子育ても辛くなくなったのは、もしかしたら心の部分にも問題があったのかもしれない。

「心身一如」という言葉があるけれども、身体が疲れていると心も疲れるし、逆も又しかり。

昔は、子供が沢山居る人が多かったし、親類や知人なども身近に居たので、「親は無くとも子は育つ」と言われていた。

もっと肩の力を抜いて、自分で子育てが無理そうなら、社会に育てて貰う気持ちになった方が、監禁までしてしまって、罪に問われるよりズッと良いのだと、より多くの親達に知って欲しいかも。  
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2018年02月26日

虐待は愛からおこる

しつけと称して、平気で子供を殴る親も居るが、良い方向に考えれば、子供のタメを思ってとも言える。

だが、そうした目に見える虐待だけで無くとも、子供のタメを思って、学業などに異常に熱心なのも、「見えない虐待」というコトで、子供の側から見れば、虐待なのだが、親は子供のタメを思えばこそと勘違いしていて、青年期以降になって、問題行動を起こした数々の実例を紹介しているのが、こちらの本。


愛の反対は無関心と言うが、無関心も虐待であり、過剰の愛も虐待になりかねない。

やはり、子供とはいえ別人格なのだから、本人がどうしたいのかというコトを、まず考えてから、親が行動を取る必要性を感じる。

教育熱心も行き過ぎれば、相手には不快になりやすい。

子供は親の従属物ではナイのだと。

ともあれ、親になりたくてもなれずに苦しむ人も居れば、なったらなったで苦しむ人も居る。

他人の芝生は青く見えるだけで、自分で手入れをすれば大変。

ちなみに、芝生は大変という話を聞いているので、やらないけれど、徐々に庭の雪が融けて来ると、そろそろ庭仕事も待っている。

綺麗に花を咲かせてくれたりすれば嬉しいけれど、それでもその為には沢山の手を入れてこそ。

頂いたチューリップの球根から、一つまた一つと芽が出て来るのを心待ちにしているが、雪国の春も、もうそこまで来ている様である。  
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Posted by seitaisikoyuri at 20:37Comments(4)

2017年12月18日

晩婚化ゆえに

子供が欲しくても、望めない人が増えている。

無論、若くして結婚しても出来ない人も居るのだが、そうした問題にスポットを当てた一冊がこちら。


長野県の地方紙の連載を纏めたルポです。

地方故の、家というしがらみの中で、晩婚になってしまった人も数多く。

この本以外でも、実際にそういう人は何人も知っています。

昔みたいに、子供が何人も居れば、嫁に行ったり、婿に来たりする人も多いのですが‥‥

それでも、最近はたった一人の男の子でも、苗字は変えないものの、実際には婿に準ずる感じの生活をしていたりする人も、結構増えていると思います。

跡取り息子を、どうしても婿入りして欲しいと押し切った方も知ってますし。

それでも、そういう選択をしてでも、妊娠可能な時期に結婚していれば、何とかなる場合もありますが、優しくて親思いの人だと、婚期が遅れる場合も多いので、上記の本の様な場合が増えているのでしょう。

タダ、どうしても子供が欲しいのに、出来ないとなると、色々と大変です。

漫然と、将来結婚して、そうしたら子供が出来ると考えてい人には、是非一読しておいて欲しいかと。

知らなかったでは済まないコトが、世の中にはままありますし。

知った上で、子供のナイ人生を選択するというのであれば、それはそれで良いとは思いますが。

ノンフィクションには、小説と違ったインパクトがあるので、この手の優秀な本は無関係な人にも、世の中を知るタメにも読んで頂いて、子供を持てなくて困っている人を傷付けナイ様なデリカシーを持って欲しいものです。  
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2017年11月27日

超少子化になるのも当然

熊本市議会で、赤ちゃんを同席して議場に入ったとして大問題になったという。

それにしても、日本では生まれて三年は親の元で過ごせと言っている様な、ゴリゴリの頭が古い人の方が、議場に子供を入れるのはまかりならぬと言っているみたいで。

以前から、連れて来たいと言っても、個人でベビーシッターを雇えば良いと議会側は言っていたらしい。

そういう時に、規則は規則だとしても、親身になってどうすれば良いかを考えましょうという雰囲気があったのなら、あの様なパフォーマンスにはならなかったのだろうが。

いわゆる、子育ての問題に一石を投じるしかナイという気持ちにさせる国だからこその、超少子化なんだろうと思ったりもするのけれども‥‥


おそらく、日本でもフランスみたいに非婚でも子供を持つコトが可能になれば、今よりはグッと子供の数も増えるだろうけど、何しろ夫婦別姓すら認めない国だし。

世の中には、親の面倒を見なくてはイケナイので独身という人も存在する。

家が大事だと婿を求めていたから、独身なんて話も結構聞く。

昔みたいに、子供が大勢居れば、嫁に行こうとする人も、婿に行こうとする人も沢山居ると思うが、親元を離れて仕事している人も多いので、簡単には家を存続するタメの結婚というのが出来なくなっている。

加えて、親とかなり離れて暮らしていると、子供が産まれたからといって、近くにちょっと子供の面倒を見てくれる人というのも、簡単には見つかるとは限らない。

そうなると、せっかく結婚しても、一人だけで良いかと思ってしまう人も増えるだろう。

人出不足というコトで、外国からの労働研修という名の労働者の流入も、既に各地で増えているらしい。

既に、農業研修生の話が色々な身近な場所から聞こえてくるので、外国人研修生が居なければ、もう日本の農業は成り立って行かないのかも。

少子化は嫌、移民は嫌、だからと言って対案は無いみたいな、しっかりした手を打たずにズルズル行くのでは、日本の未来は明るいとはとても言えないのではないかと考えさせられた一冊。  
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2017年09月23日

保育園の質落ちた日本死ね

とでも言うしかナイ状態に、この国はなっているらしい。


そもそも、大前提として福祉予算を増額する気がホトンド無いのが原因。(消費税を上げる時には、増額分は社会保障の充実に使うとは言うけれど、選挙が終わればウヤムヤの国だし)

やれ少子化だ、やれ女性も活躍して欲しいと掛け声だけは立派だが、子供を産んだら三歳位までは子育てをするタメに正社員を辞めて、子供が大きくなったら家計を助ける為に、安いパートで働いてねというのが、本音ではないかとすら思ってしまう。

そもそも、男性の非正規化が進んでいる現在、せっかく手にした正社員を諦めろと言われて、結婚する女性はそんなに多くは無いだろう。

だから、結婚しない人が増えているのではないかとも思う。

せめて、非正規同士であったとしても、二人で稼げば余裕を持って生きられ、安心して保育園に子供を預けられるのであれば、もう少し子供の数も増えるだろうに、掛け声だけは立派でも、全くその努力をしない国。

長野あたりは、まだ田舎なので保育園を選ばなければ、入る余地もあるのだが、保育士不足は実際に存在しているらしい。(保母さんが、何人もいらっしゃるので、話を総合すると)

しかも、とんでもナク重労働。

だから、例え保育園に入れたとしても、この本の様に保育士不足で大変な思いをする子供が都会には多く存在するらしい。

結局、ハードすら整備出来ないのだから、ソフトの部分はもっと整備が不可能なのだと思う。

そもそも、政治家が女性が活躍する社会などと口では言っても、本心で男の人々がそれを許しているかと言うと微妙。

ガラスの天井があって、上に行けば行くホド、活躍し難い部分もあるだけでナク、子供は母親が育てるのが望ましいという考え方が浸透し過ぎ。

少なくとも、保育園で面倒を見て貰えたから、安心して年子で子供を持てたり、何人も子供が産めたという人も多いのではなかろうか。

我が家も、昔にしては遅い結婚だったが、慌てて年子で産めたのも、保育園があったらこそ。

ルポにあった様な、ダメダメの保育園だったとしたら、安心して子供を預けられたかどうか。

技術研修という名の外国人労働者を安く使って、儲けたいという考え方に経営者がより傾斜するのでは、この国の子供がドンドン減少する以外に無い。

労働者には、生活がゆとりを持って暮らせるだけの給料を支払い、人口の再生産が可能になる社会を一日でも早く作り出さなければ、この国は先細りするだけだというコトに、少しでも多くの人々に気付いて欲しい。

「あなたが老人になった時に、介護してくれるのはロボットの発明が間に合っていれば良いですが、そうで無ければ働く人も居ないので、面倒を見て貰えず、野垂れ死にするしかナイのですよ。だって、働き手が、もう日本には存在しないのですから。まぁ、あなたがとんでもなくお金持ちであれば別ですが」と言われても、大丈夫だと思えるのでしょうか?  
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2017年08月30日

親子べったりでは‥‥

大学にまで、授業参観がある時代になっているという。

履修説明会でも、質問するのは親ばかりでは、今後の日本はどうなってしまうのかという本がこちら。


無論、親の方が知識があるので、適切な質問や子供に道を示すコトは可能かもしれない。

でも、何時までも親は生きては居られませんから、何処かで自分の力で生きて行って貰わないとダメなんだと思いますが。

若い時の失敗も、ある程度は社会経験として割り切らないと。

親が死んでから、大失敗というのでは、立ち直るのも難しい。

実際、親が死ぬ前に、認知症という場合も多い。

「負けて覚える相撲かな」という諺もあるし、一生、親が「転ばぬ先の杖」になり続けるなんて、絶対に無理なのにという気にさせられる。

北海道で中国不明女性の死亡が確認されたというが、まだ完全に自殺とは言い切れないけど、若い時には、親など周囲の期待の重さに潰されやすい。

子供の人生は子どものモノ。

最期まで責任を取れない以上、あくまで助言程度に留めて、親が子供の人生の全てを取り仕切るのは止めた方が良いだろう。  
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2017年07月03日

老後を考える

少子化が進むと、こういう事例がとても増えるのではないかと背筋が寒くなる一冊がこちら。


親の介護で離職して、親の年金で暮らす人々の大変さ。

介護にお金は掛けられず、ボロボロになって行く人も多い。

そもそも、介護保険を使うにもお金が必要なので、ある程度はそうなるのは必然なのだが。

ともあれ、今後老人の比率が増えて行けば、この手の話題はもっとあちこちで目にするコトだろう。

その時までに、我々はどうするべきなのか考えさせられる一冊。  
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2017年06月26日

金銭に縛られない関係構築を

生きるタメには、お金は必要ではあるが、家族をお金で縛ると関係がギクシャクする。

そういう意味でも、誰かに依存する生活をしない努力が大切だと思う一冊。


世の中には、多額のお金を払ってでも、こういう相談をする人が居るのだという現実。

遺産が非課税の内は、有れば有るほど幸せだと思う人が増えるけれど、課税されるホド多くなると、必ずしも幸福とは思えなくなるというコトが、しみじみ理解出来る。

世の中には、自分の思っている社会とは、全く違う社会も存在しているのだなと改めて思う。

「お金」を過大視してもダメだが、軽んじてもダメだという、至極当たり前のコトを認識させられる。

事実は小説より奇なりという、見本みたいな本です。  
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2017年06月24日

ゲスな親の元に生まれて

しまうと大変という物語。


ともあれ、著者としては日本があまりに『人権侵害の国』であると、思っているからこそ書かれた作品ではないかと。

日本の戸籍制度の問題や、それに絡む色々な話題が満載で、その辺の知識を学ぶには良い本。

真面目に法律関係だけを学ぶのは、あまり一般人では面白くありませんし、その必要もナイだろうと思うので。

全く知らなかったのだけれど、「自己の志望によって外国の国籍を取得したときは、日本の国籍を失う」のだけれど、日本国籍を選択したときは、「外国の国籍の離脱に努めなればならない」という努力義務があるだけなんだとか。

何と言うか、日本という国は曖昧さがある国なんですね。

その手の、知らなかった話題が色々とあって、小説ではあるけれど、為になる方がストーリ性よりも強いかも。

ともあれ、この本を読まなければ知らなかったであろうコトが、結構あるので、読んで損は無かったです。  
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2017年06月13日

ここまでの総理は

少し前だったら、完全に引導を渡されていたに違いナイと思うのだが、きっと性格形成時期に色々な葛藤があったのではないかと勘繰ってしまうのは、こちらの本を読んだタメか。


ある高校のクラブを巡るストーリーなのだが、結構、読ませてくれる。

それにしても、流石に学生時代に暴力団と関係したと自伝で書くだけの度胸がある文科省の副大臣は、公益通報者であろうと思われる人物に対して、国家公務員法違反(守秘義務違反)での処分を示唆したというのだから、驚きだ。

自分が、親とどういう確執があったかは知らないが、過去ログに書いたけれども、「親が亡くなりそうでも、病院に見舞いにも来ず」、そして、他人には「親に孝行」を説くというダブル・スタンダードの人物だけはある。

狭い長野なので、色々な話は、色々な人々から聞こうとせずとも、耳に入って来る。

嘘を話す様な人物からの話ではナイので、裏を取るつもりもナイのだが、正直、そういう人物が長野の出身だと思うだけで、嫌になる。

少なくとも、もっとチャンとした人物を文科省に配置出来なかったのかとも思うけれども、国のトップがトップなのだから、望む方が無理と諦めるより仕方がナイ。

少なくとも、まだ上記の本に登場する総理の方がまだマシなのだから‥‥  
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2017年04月19日

家族を考える

何度も表明しているが、心理学の部門に於いては、アドラー心理学を信奉している。

といって、心理カウンセラーになろうとか、その部門に就こうという気にはなれなかったのだが。

「人は、自分がもっとも弱い部分を克服しようとするモノであり、克服出来れば素晴らしい存在になる」というのが、アドラー心理学の核の部分だと思うけれども、そのタメか心理カウンセラーの方々の中には、結構、大変な人生を生きているというか、そう自覚していた人が多い様に感じる。

この著者も、そんなお一人だったようで、


だから、心理カウンセラーを職業に選んだのねという気もしてしまったりするのだが‥‥

ともあれ、色々な小説など心理学的に解説されていたりして、少し心理的に弱っている人が読むと元気付けられるかもしれない。

推奨される能力として、

● 現実的対処の方法を複数持ち合わせている

● 現実処理能力を使い切らない能力(余力のあるうちに一時撤退したり、援軍を求める能力)

● 意地にならずいい加減で手を打つ能力

● 秘密を話さないでもちこたえる能力

● 問題を局地化できる能力

● 可逆的に退行できる能力

確かに、ナルホドと思う部分があります。

家族に多少なりとも不満がある方には、納得するコトも大かもしれませんね。  
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2017年04月02日

家族という関係

今は、昔とは違った親子関係も可能な時代になっている。

実の親だから、子供を大事にしてくれるとも限らない時代だし、逆に血の繋がりが無くても大事に育ててくれる場合もある。

そういう、ハイブリッドな親子関係を考えた本がこちら。


代理出産に於ける問題点や、特別養子制度、里親などの問題など、考えさせられる事は多い。

ともあれ、子供にとっては実の親であるか、否かよりも、自分をしっかり受け止めてくれる存在であるかどうかの方が大事なのだという本がこちら。


それによると、子供の家族観には血縁意識などよりも、自分を受けとめてくれる受けとめ手が存在し、その受けとめ手と一緒にいるコト以外、何も求めてない。

そのコトこそが、子供にとっての家庭であり、我が家という感覚をもたらすのだと。

大人の家族観は、血縁とか、その実体としての我が家だったりする。

そう考えると、子供の方がよりピュアに親子関係を捉えていると言えるだろう。

親は実子であったとしても、単に自分の子供であるという意識に甘えるコト無く、子供をチャンと受け止めなくてはナラナイのだとも警告している。  
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2017年03月20日

産ませない社会

今の若い人達は、「産めない」のではなく、社会が「産ませない」部分があるという本がこちら。

マタニティ・ハラスメントや妊娠解雇、そして職場で無理をして流産したり‥‥という現実が描かれる。


結婚も中々出来ず、結婚しても安心して子供が産めない社会では、少子化が進行するのも無理はナイ。

昭恵夫人から安倍首相への口利き疑惑に新たな証言!「夫人に頼んだら首相から連絡が入って8000万円の予算が...」という話題もあるが、確かに諸外国への貢献は必要ではある。

だけど、まずは日本国民の生活を安定させるタメに税金は使われるべきではないのか。

外務省と交渉してもNGだったものが、首相夫人に話したら、一晩で8000万円の予算がつくというデタラメな政治を行うタメに、一般人の人生が踏み付けられて良いのだろうか。

ゆとり無く働かされる今の労働者の実態と、それによってもたらされる少子化の果てにある少子高齢化。

政治の優先順位を、もっと国民のタメに行う政治家が出て来て欲しいものである。  
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2017年03月18日

少子化の果てに

どんな日本が待ち構えているのか、誰も確信を持って言えないだろうが、ある程度は想像が付く。

小学校や、幼稚園、保育園の子供の数が減っているという話題が、とても良く聞かれるこの頃、少子高齢化はドンドン近付いているのだろう。

少し前の本ではあるが、


この本が警鐘を鳴らしていた様になっているのだろう。

ちなみに、ネットでも『日本人は「人口急減の恐怖」を知らなすぎる』や、『日本人は「人口急減の恐怖」を直視するべきだ』という記事が読めるので、考えてみると良いと思う。

今日、ネットで拾った記事の中に、『森友学園「保育園なのに16時半で終了」の驚愕 大阪市ぐるみで「従えないなら転園せよ」』という記事もあった。

それによると、
小学校建設の舞台となった豊中市では、木村市議をはじめとした市民有志が、土地の売却交渉に当たった財務省近畿財務局の担当者を、背任容疑で大阪地検に告発する方針である
そうだが、行政と癒着して補助金を得ようとしている人々には、税金の恩恵はあるが、普通の一般的な若者がある程度の収入を得て、子供を持つだけのゆとりある暮らしが出来ない様な、今の政治では、どう見ても少子化の解消など無理だろう。

ゆとりというのは、金銭的であったり、時間的であったり、安心して育児が可能になるというモノであったりするが、格差の上部に居る人々だけが、子供を持てる社会では、どうにもならない。

人口がただ減るというだけではナク、多くの老人を少数の若者で支えるコトなど、とても無理。

外国から労働者を入れれば、解決出来るほど、問題は簡単ではナイ。

時間外労働を、100時間未満でナク、せめて50時間未満にしたりして、若者に時間的なゆとりを与えなければ、男女交際の時間も作れないだろう。

非正規雇用は薄給で、正規雇用は時間の余裕がナイほど働かせる時代に、結婚して子供が産まれる余裕は有るとは思えない。

乾いた雑巾を尚絞るという雇用形態を続けて来たけれど、日本人の首を絞めているのは、後先を考えず目先の利益ばかりを追い駆けた、日本人の性の結果なのかもしれない。  
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2017年01月25日

晩産化の時代

可能性があるというコトと、可能であるというコトは、必ずしも一致しない。

そう考えると、ほんの少しの可能性があるというのは、幸せなのか、それともと考えさせられた一冊。


不妊を解消しようとして、努力しても必ずしも報われるとは限らない。

それでも、僅かの可能性に大金を投じざるを得ない人々。

しかし、高齢出産は子供に障害がある確率も高くなる。

養子縁組や、里親制度など、様々な子育ての方法も紹介されていて、色々な事情を知るコトが可能。

少子化が問題になってはいるが、誰もが高齢でも産めるといった勘違いもあるという。

それにしても、キャリアを中断する可能性もある出産をもっと可能にするには、同一労働同一賃金がチャンと実行されれば良いのだけれど、今の経営者側に配慮している現状では、例え、同一労働同一賃金の方向性が示されたとしても、正社員の流動化が懸念される。

要するに、国民が安心して生活可能な社会の実現があってこその、出産率の向上だろう。

シングルマザーでも、お金の心配せずに子供を育てられたりする社会にならなくては、結婚というリスクを敢えて取るという選択肢が減るのは確実。

子育てが終わったら、低賃金で労働市場に復帰してくれれば有難いみたいな、前時代的な考え方では、もう結婚も出生率も増えては行かないのだろうと思う。  
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2017年01月21日

出産のビジネス化

子供が欲しいけれども、子供が持てないと判った人々の間に、生殖ビジネスが国境を越えてドンドン浸透しているという。


昔から、子供を持てなかった人々は存在していたけれども、医療技術の確立によって、何とかすれば子供が得られる可能性が生まれ、その技術を利用すれば、自分では不可能でも他人に依頼する事によって、子供が得られるという可能性が出来た。

そうなれば、金銭によって、不可能を可能にしたいという人々も増加する。

日本では不可能なコトも、外国に行けば可能になるとなれば、外国に活路を見出す人々も増え、当然、トラブルも増える。

ともあれ、以前、代理出産を依頼した夫婦が離婚したタメにインドから子供が出国出来ないというニュースを聞いたコトがあったけれども、その背景とどう決着したのかというのは、あまりキチンと報道されなかったのか、忘れてしまったのかだけれど、今回上記の本を読んで、ベストとは言えるかどうかは判らないが、それなりの決着を見たのだと判って、少しホッとした。

ともあれ。自分達夫婦の血を分けた子供が存在したとしても、離婚するコトがある現在の状況で、自分達が本当の親ではナイという子供を得る選択をすれば、当然、そうした結果も生まれる可能性は高い。

無理して、子供を持たないという選択も、もっと認められてしかるべきだとも思うのだが、「無い物ねだり」という言葉もある様に、どうしても子供を欲しいという気持ちになる人も多いのだろう。

ともあれ、独身であっても、同性愛であっても、代理出産などの方法を使えば、自分の子供を持てる時代になっているというコトを改めてしっかりと認識させられた一冊。  
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2016年12月31日

母と娘は

似ているからこそ、反発してしまうという部分もあるのだろうと思った一冊。


同性であるからこそ、どうも客観的に見られないコトもある。

何度も書いてらっしゃるが、あまり要領が良くナイ著者と、同じくの母親との葛藤の記録。

著者は、自分は父親に似ていると思っているみたいだが、そういう部分もあるが、結構、母親と似ている様な気がする。

ともあれ、認知症でとても面倒が見れなくなったというのに、母親を施設に預けたコトに、罪悪感を感じているのは、生涯「母の子供」という鎖に縛られたからなのだろうか。

著者自身も、死に直面しているからか、赤裸々に書いてあるだけに、眠くなりつつも、結局、最後まで読んでしまった。

今年、最後の本としては、まずまずだったのではないか。

本日は、本来休みなのだが、韓国に合宿に行かれた長年の大事なお客様だけ、特別に施術したので、年内の仕事が終わったというコトで、緊張の糸が本当に切れた。

それでも、新年を迎える準備もしたり、まだ残ってたりするけれど、珍しく新年早々は実家に行かないので、残った家庭内の仕事は明日以降に回すコトにした。

年齢的に、無理が効かなくなっているだけに、来年はもっとボチボチ身体を大事にしつつ、仕事をして行くつもりです。

今年も、読んで頂いた皆様の御蔭で、何とかホボ毎日の更新を続けるコトが出来ました。

感謝申し上げると共に、来年も引き続きの御愛顧をお願い申し上げて、今年最後の更新とさせて頂きます。

皆様、良いお年をお向かえ下さいませ。  
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2016年12月22日

減り続ける人口

ついに、今年、出生数が100万人を割り込むコトが確実になったらしい。

人口の自然減が30万人を超える見込みというから、こちらの数も驚き。

ともあれ、後20年も経つと毎年100万人が自然減する時が来る可能性もあるという。

考えてみれば、団塊の世代の成長と共に日本は高度成長時代になり、団塊の世代が中年になった時にバブルが起きた。

そして、彼等の老後と共に日本の成長が衰退して行くとみられる。

少子化など、別に気にするコトはナイという考え方は、未来に起きるであろうマイナスを見まいとするコトでしか無い。

非正規雇用の拡大は、膨大になりつつある子供の成育に必要なお金の捻出を難しくして、益々少子化を加速させた。

企業の一時の繁栄を応援するタメに、正規雇用を減らし、結果、人口が減少して内需が縮小するというのでは、本末転倒ではなかろうか。

企業が無理をしてでも、社員を大事にした時代の全てが良かったとは言えないが、それでも、無駄があったからこそ、社会の再生産の余地があったのだろう。

絞った雑巾を、まだ絞ってばかりでは、ゆとりがナイ社会になってしまう。

そうした社会では、社会の縮小しか待ってナイというコトを、改めて考えてみるべきではないだろうか。  
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2016年10月12日

母子家庭の大変さ

子育てというのは、親が二人居ても大変なのに、相手が全く役に立たなければより大変だろう。

 
相手が悪かったというコトで、離婚する様な場合には、その後もホトンド自分一人で人生を切り開かなくてはナラナイ。

その大変さは、察してあまりあるものである。

ともあれ、事前にどんなに色々と相手を知ろうとしても、実際になってみないと判らないのが結婚。

やはり、困った時には社会があてにならなければイケナイと思う。

少なくとも、結婚して大丈夫かというコトをあまり色々と考えてしまうと、結婚は出来ず、結果、マスマス少子化の道をひた走るというコトに成りかねない。

どんな結果になろうとも、子供を安心して育てられる社会にならなければ、どうにもならない。

保育の社会整備や、子育てのサポートなど、社会の助けがあってこそ、子育てをしようという気になるハズ。

母子家庭でも、安心して出来る社会に成れてこそ、もっと子供が沢山生まれて来れる社会になるのだろうが、マダマダそれはとても難しいみたいである。  
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2016年08月13日

親子の関係の大切さ

「親に構って貰えなかった」子どもに現れる4つの特徴というのが、ネットに出ていたが、「親の因果が子に報い」というコトなのかと、考えさせられてしまったのが、こちらの本。


婚活連続殺人事件(首都圏連続不審死事件)被告による拘置所で書かれた衝撃の自伝的小説というコトだが、何より本当のコトを書いているのかという気持ちになるのを差し引いたとしても、母親の子供達に対する姿勢が半分でも真実ならば、虐待から生まれた怪物というコトかもしれない。

ともあれ、女性であるコトを金銭的に利用しようとしている人には、年齢というコトがマイナスとして、付いて回る。

若い女性というだけで、簡単に手に入れられる金銭が、歳と共に入り難くなるからだ。

ちなみに、上記の話題と本とをリンクして考えると、

● 親に十分に構ってもらえなかった子どもは、素行が乱暴になる

● 親の愛情を十分に感じていない子は自己肯定感が芽生えにくく、自分は必要のない人間なんだ、価値のない人間なんだ、と自分を否定する傾向にあり(結果的に、自分を褒めてくれる人物の言いなりになりやすいというコトかも)

● できるはずのことができなくなっている時は、子どもが無意識に出している寂しさのサイン(何時までもオネショをする妹や弟が良い例)

● 子どもの頃に親との関わりが薄かった子どもは、大人になってから困難や障害にぶつかった時、安易なほうに流されやすい傾向にあります。

という様に、正にピッタリ。

子供を自分の思う型に嵌めようとする子育ての問題点を、如実に現している小説という気もしますが‥‥

印税は、社会福祉に貢献している団体にと書かれていたのですが、そうで無ければ図書館で借りて返せて良かったとしか思わないでしょう。

誰かに生活費を稼いで貰って生きたいと思っている女子が、人生の反面教師として読むのなら、良いのかもしれませんけど。  
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2016年03月10日

保育園だけでは解決出来ないコト

国が保育園の不足解消に動くのであれば、とても嬉しいコトではあるけれども、本質的な問題として、例えば育児で何年か親が仕事を休んだとしても、キャリアの中断を許す国になるコトも、本来ならあるべきではないかと思ったのが、こちらの本。


愛着についての研究が世界的にも盛んな国・オランダでは、賃金抑制を行う代わりに雇用の安定化と労働時間の短縮を進め、正規雇用とパートタイム労働者の差別を撤廃した結果、総労働人口が増え、景気がとてもよくなり、失業率は1%を切る水準まで下がるとともに、賃金や一人当たりの実質GDPも上昇したという。

働く女性は、出産子育てと仕事のバランスをとりやすくなり、一九七〇年代には女性の社会進出が緩慢に進むとともに、合計特殊出生率が急激に低下してたのに、女性の社会進出が急速に進むのと並行して、合計特殊出生率が改善した。

有給の出産休暇は産後一六週で、ヨーロッパでは特別長いわけではないが、出勤日数や出勤時間を調節することが権利として認められているので、無理のない範囲で働けるので、子育てと仕事の両立に繋がっている。

夫と妻が、たとえば週に三日ずつ働き、仕事や子育てや家事も平等に分担するスタイルが増えている。

労働時間自体が世界でもっとも短く、残業は原則禁止で、夏には三〜四週間の夏休みを取るのが普通。

プライベートや子育てにゆったり時間をかけられ、午後六時には家族そろって夕食をとるのが一般的なのだとか。

とても、日本とは大違いなのだが、可能であれば、こうした抜本的な施策も検討されてしかるべきではナイだろうか。

特に、不安定な雇用問題の解消も、少子化問題には有効だろう。  
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2016年03月03日

親から自由になるコト

「親の心子知らず」と言うけれども、誰しも生まれた時は誰かの子供なのだから、子供の気持ちというのは理解出来る。

だが、親にナラナイと判らないコトはあるもので‥‥

章の題の中に、「死んだ親はいい親」というのがあるけれども、親に不満は色々あれど、死なれてしまうホド辛いコトは無い。

無論、最低な親であれば別かもしれないが、一般的な親であれば生きている時には、『理想的ではナイ』と思うのが普通であったとしても。

しかし、親となってみれば、子供が産まれたからと言って、直ちに親として立派に成れるハズも無く‥‥右往左往するものだと判ってみると、大概のコトは仕方無かったんだと諦めもつく。

その上、死なれてしまえばなおさらだ。

そういう意味で、一読して良かったと思った本がこちら。


ともあれ、誰であれ親を選んで生まれて来るコトは不可能。

加えて、どんなに最悪な親だったとしても、この世に生まれるタメには、彼等は不可欠だったワケで。

結局、どんなに悲惨なコトがあったとしても、イヤ、それだからこそ、自死を選ぶというよりも、自分が過去を切り捨て、親を切り捨てててでも、幸せに生きた方が良い。

誰かを恨むというコトは、その誰かの呪縛から抜け出せないというコト。

「愛」の反対は「憎」ではナクて、「無関心」と言うが、「愛せない親」には「無関心」になるしかあるまい。

何時か、自分も親も、つまらぬ世の中の一員だと気付いた時には、和解もあるのかもしれないが、無理に和解する必要も無いと思う。

ある意味、世の中はギブアンドテイク。

親を大事にするのも、しないのも、全て自分の選択次第なのだから‥‥  
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2015年12月03日

子供を愛する力

用があって、出掛けたトコで待ち時間に読ませて頂いた本。

やはり、本というのは、個性が出るので自分では読まないだろうという本も沢山あって、それはソレで楽しいモノ。


ホトンド、著者が被らない中で、読んだコトがある著者は数人だったのですが、その中の一人。

ちなみに、もう一人の方の本も借りて来ましたが、そちらは、まだ読んでナイので次回以降にでも。

上記の本は、子育てに悩む人には、是非とも一読して欲しい本でした。

タダ、「無私の愛」というのは、人間にはある程度自我が存在するので、難しいモノ。

著者が無私の愛を手に入れるのにもっとも効果的なのは、自分が人に無私の愛を出すことと述べてますが、そういうモノを求め過ぎると、逆に大変な気がします。

もっと、気軽に相手が望むコトをしてあげて、相手が望むコトをしてくれる人と、共存するという程度を求めて行けば充分かと。

あまりに、遠い目標を持たず、解決可能な場所からのスタートをした方が、より理想的なゴールに近付くのではないかと思います。  
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2015年11月04日

親子の距離感は

結構、大切かもしれません。

世の中には、確かに支配的な親というのも存在してますが‥‥


ともあれ、そんなに娘と息子で違いがあるとも思えないのですが‥‥

自分の人生が間違っていたと思うから、子供達(特に娘に)生き直しを願う人も多いのかもしれせん。

ともあれ、読んでいて思うのは、世代間連鎖。

虐待にしろ、母子密着にしろ、その親との関係を感じさせる対談になっているので、親からの影響というのは、実に大きいのでしょうね。  
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2015年08月23日

産めば良いとは限らない

文部科学省が高校生向け保健教育の副教材を作製して、、「女性にとって妊娠に適した時期は20代。40歳を過ぎると妊娠は難しくなる」と記述されているそうだが、そうした事実と共に教えるべきは、親の貧困や虐待など理由はさまざまだけれども、親元で暮らせない子どもたちを家庭に代わって社会保障費で育てられている子どもたちが約47,000人で、ほとんどの子どもたちは親がいるにもかかわらず、親元で暮らすことができていない状況にあるというコトや、女性の貧困が深刻化していて、全国で約120万世帯にのぼる母子家庭(シングルマザー)の困窮が顕著であり、統計によると、母子家庭の平均年収は、一般世帯の半分にも満たないというコトも合わせて教育しないと。

子供を産みさえすれば、国が成人するまで面倒をチャンと見る国ならともかく、OFCD加盟国の中で、一番教育費にお金を拠出してナイ国なのだから‥‥

「子供は社会の宝」という意識があり、どんな状況になろうと、社会が守ってくれるという国になっていれば、妊娠のしやすい時に産むという選択をした方が良いと言えるかもしれないが、マズ、今の状況を考えると、配偶者がどうだろうと、社会的に一人前に早くなり、育児で仕事を中断したり、セーブしたりしても、社会に求められるスキルを身につけておくコトが、安心して妊娠出来るタメの、前段階になるだろう。

男は外で働き、女は家で育児というコトが可能になるタメには、それだけの収入が男性に必要になるが、今は正規雇用も減っているので、そういう結婚をするのは難しい。

加えて、人生には色々なリスクがあるので、専業主婦になるという選択は相手との離婚や死別、相手のリストラ等々を考えると、将来、何があろうと全然平気と思える人以外には、とても勧められない。

一番、現実的なのは、結婚前から少なくとも一年程度は子供と共に暮らせるだけの貯金を貯めておいてから、結婚するというコトではナイだろうか。

夫の暴力に耐えてでも、貧困になるからと離婚を思い留まるという必要もナイだろうし、収入が乏しいという現実が見えて来た時には、生活保護などに逃げ込める時間も稼げるだろうから。

結婚が決してバラ色の人生を保証するワケではナイという当たり前のコトと、妊娠には妊娠に適した時期があるという、二つの現実を正しく高校生に教えて、自立して生きれる人間にするという、保守的な人々には敬遠されがちな、男女共に他人に依存しなくても生きられる様な、欧州的な教育をすべき。

出産から1年が経った頃に県内の福祉事務所に生活保護の相談に行くと、『苦しい生活になることが分かっているのに、なんで子供を堕ろさなかったんですか』と言われるような国で、妊娠しやすいからと、先のコトも考えずに子供を産んだら、大変なコトになる。

本当に少子化を何とかしたいと思うのであれば、最初に、出産や子育てする社会環境を整えてから、出産のススメをすべきだとしか思えないのだが、困ったら自己責任をスグに持ち出す無責任社会の日本に、ソレを求めるのは無理なのだろうか‥‥  
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2015年05月24日

理想に走り過ぎると

昨日の本は、こちらで



本日、読んだ本はこちらなのですが、



確かに、自分が気に入る人の子供を産むコトが出来て、自然出産するコトが誰にでも可能であれば、幸せだとは思うけれども、必ずしもそんなに人生は上手く行くとも限らない。

とするのであれば、多少は人工的な部分があっても良いのではないかと。

人為的なコトを良しとするつもりもナイが、無理に自然一辺倒でなくともと思う。

もっと、出産というコトに対して、肩に力を入れずに、普通に少しでも多くの子供が、この世に生まれて来て欲しい。

自然でダメなら、多少の人工的も許されてしかるべきだし、でも、自然で何とかなるように努力もすべきかと。

人間は、動物の仲間であると共に、何とかして現状打破を目指して来たのだから、まずは自分の力で何とかする努力、それでもダメなら、医療の力という順番でありさえすればという気がしてしまう。

最初に科学の力ばかりに頼るというのは、もう限界が来ているのは確かなんだけれども‥‥  
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2015年05月22日

生殖治療の問題点

本日も、疲れ気味なので、本の紹介だけで終わりそうです。


生命操作は「神の領域」なのか、否か。

生殖にまつわる問題を、様々な場合において、説明しています。

チャンと書きたいのですが、もう無理っぽいので、本日はコレで失礼します。  
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2015年03月08日

養子という選択


世の中には、実の親に愛されて育つ子供もいれば、虐待されて育つ子供も居る。

加えて、病死したり、事故死してしまって、親が居ない子供達も存在する。

外国だと、「養子を貰った」と言うと、「コングラッチュレーション(おめでとう)!!」と祝福されるのが普通なのだが、日本では必ずしもそうではナイ。

結婚する前から、実子が生まれても生まれなくても、養子を迎えたいと願っていた女性が、養子を貰って育てた顛末を赤裸々に綴っている。

出版化にあたって、中々出してくれるトコが見つからなかったという。

それだけ、日本は血縁に重きを置いているけれども、もっと大らかな気持ちになって、「養子」という選択もあっても良いのかも。

望まない妊娠、子供が持てないといったコトは、日本でも外国でもあるのだが、「養子」が一般的になれば、「中絶」ではなく「産んで養子に出す」、「子どもを育てるのをあきらめる」のではなく「養子を迎える」という選択肢が増える。

日本の少子化の解消には、そういった意識改革も必要ではナイだろうか。  
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2015年01月12日

息子介護という現実

既に、もうそんな時代が来ていると思いつつ読んだのが、こちらの本。


おそらく、我々の世代が一番の「老人介護」の世代だからかもしれませんが‥‥

かなり高齢の親を、独身の息子が見ているという話は、結構、聞く話なので。

もしかしたら、著者よりも身近に聞いているだけに、もっと具体的な話が出来るのかも。

それ故というコトもあって、ブログで結婚の勧めなどをしている部分も有るかもしれません。

我が家も、介護をしてますが、やはり若い世代が居ると、息子世代だけで見ているよりも、楽な部分もありますし、孫の言うコトの方が聞いてくれる部分もありますし。

ともあれ、人生は思ったよりも大変な時期がありますから、その大変さに立ち向かうには、何に対してでも一人でも多い方が分担が少なくなります。

若い頃に考えていたよりも、歳をするというコトは結構大変なコトなのだと、身をもって実感させられてますので。  
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2014年11月17日

選挙の争点となるべきは

いよいよ明日、解散かとなると今日の内に書かないとマズイことになりかねません。

ともかく、選挙の争点となるべきは、「未来」をどう考えるかというコト。

原子力発電みたいな、海水を温めるので環境にも悪く、事故が起きればどうにもナラナイものを存続させるべきなのかどうかとか、将来を思うのであれば、何よりも少子化の改善にこそ取り組むべきではないのかとか。

自民党の政策には、今が良ければばかりの場当たり的な対応ばかりで、将来への展望が見えません。

野党も、もっとしっかりして欲しいものです。

で、話は変わるのですが、


昨夜、上記の本の最初に「糖質オフ」と書かれていたので、あまり期待せずに斜め読みしていたら、知らない話題を見つけました。

「抗ミュラー管ホルモン検査」なるものがあって、卵子の年齢を調べるコトが出来るというのです。

不妊に悩んでいて、どうしようかと思っている人には、画期的な検査だなと思ってたら、本日、どんぴしゃのタイミングで、相談を受けました。

その方も、全く、そんな検査があるとは知らなかったとおっしゃってました。

ネットで検索すると、妊娠の時期を早くした方が良いのかどうかの目安になりそうです。

若くても、卵子が老化している方も居るのだとか。

そうした話題も含めて、少子化を改善するタメには、色々な情報を発信したりする必要がありそうです。

おざなりな対応ではナク、もう少し未来の日本のタメに何をすべきかという政策をこそ、これからの政府に優先して欲しいものです。  
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2014年11月15日

どの世代にも非常識な人間が

マナーや礼儀がないのは若者なのか、中高年なのかといった議論が起きているというが、何時の世も、どの年代にも非常識な人間は存在する。

どちらが悪いかと言えば、当然中高年の世代が悪いと思う。

というのも、人間は「親を見て、子は育つ」のだから‥‥

以前、書いたか記憶は定かではナイが、若い頃に実家の手伝いをしていて、敷地内の山菜を無断で立ち入りして採取した中高年の女性に注意したら、「今度、ココに来てあげようと思っていたのに」みたいな話をしたので、「それはありがとうございます。でも、それは我が家で栽培しているモノですから」と交わしたが、心の中では『来るハズも無かろうし、そもそも、こんな非常識な人間に来て貰っては、他の御客様に迷惑が掛かるに違いナイ』と思っていた。

何故、思った通りに言わなかったかと言えば、孫の前で非常識な態度をした人間に対して、こちらまで馬鹿げた態度をすれば、将来、その子供が大きくなって、祖母に対してどう思うかを考えると、さっさと処理して、忘れられた出来事になった方が良いと思ったからなのだが、おそらく相手はそうは思わず、孫に自己弁護をして、将来、蔑まれる存在になるか、その子供も大きくなって非常識な人間になるかの、どちらかだろうと思ったけれども。

「馬鹿は相手にするな」というのが親の教えでもあったし‥‥

ちなみに、馬鹿というのは、頭がどうのこうのと言うよりも、常識が通じない人間という意味なのだが。

そもそも、常識が通じない人間というのは、自分を中心に地球が回っていると考えるタイプの人間なので、そんな人を相手にすれば、こちらの時間が奪われてしまうだけ損をするというコトであり、今では本当に親の言った通りだと思っている。

幼児教育に携わっている人々の多くから、ダメな親の子供はダメになりやすいとの話を、とても多く聞く。

「子は親の鏡」なのだから、一定数のダメ親からは、ダメな子供が生まれて来るのは当然であるし、若い時には言わずに済ましたコトも、一定の年齢になれば、思いきって言えるコトもあるので、中高年は非難の的になりやすいのは当然だと思う。

ともあれ、クレームの全てが、言った人に非があるワケでもナイのも当たり前のコト。

若い世代に対して、軋轢が嫌で見知らぬ他人に注意する気にもなれないので黙ってはいるけれども、小さい子供を連れた最近の親の多くが、子供の手を握って色々な場所を歩こうとしないのダケは、本当に頭に来る。

親はどうでも良いのだが、子供が転んだり、怪我をするのも心配だし、飛び出して轢かれたらと思うと、こちらの方が見ているだけでヒヤヒヤする。

罪のナイ子供が、親の無責任な行動の結果を受け持つのでは、本当に気の毒だから‥‥  
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2014年08月26日

劣悪な生育環境が

負の連鎖を呼ぶのかもと言われているが、子育てというのは過干渉もマズイし、ネグレクトを含む虐待も困るしというコトで、中々難しい。

そもそも、人は育てられた様に育ちやすいモノ。

本日の本はこちら。


この著者のミステリーとしては、大絶賛とまでは言えないが、ミステリー全般の中ではかなり上の部類に属すると思う。(それだけ、この著者に対する評価は高いので)

佐世保の同級生殺人事件は未成年というコトもあり、最近は話題にならなくなりつつあるが、ともあれ個人に問題があるにしても、一般的に母親が亡くなって、スグに父親が再婚というのは、崩していた心のバランスをより崩すだろうとは誰しもが思うモノ。

何につけ、ミステリーだと殺されるのが架空の人物なのでイイが、現実の殺人は全く無関係だったり、何の咎もナイのに殺されてしまう人も多く‥‥

そもそも、「殺人を犯してみたい」という欲望を持った人間に対して、道徳などというので何とか出来るとは思えない。

悪いコトをしてみたいと思う人というのは、制止されている事柄だから、よりやってみたいと思うのであって、道徳で悪いコトはしてはいけませんなどと教えたら、犯罪は減少するだろうというのは、あまりに短絡的に過ぎないのではナイだろうか。

人生に不満が多ければ、他人に対してその不満をぶつけたくなるものと理解して、社会が個人をもっと温かく育てるという姿勢が大事なのだと思うけれども、今や人件費は抑制傾向にあり、子供達の人生は将来のタメにとゆとりが減少しつつある。

「ゆとり教育」が本当に失敗だったのかという検証も無しに、学力テストで無理やり競争させる前に、真の意味で子供達が幸福に暮らせるに値する社会の構築の方が先ではないかと思うのだけれど‥‥  
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2014年04月12日

子は親を選べない

遺伝子よりも、環境の方が人間の性格に影響を及ぼすというのと、虐待の連鎖という言葉を噛み締めてしまったのは、こちらの本。



我々世代だと、『ヒポクラテスたち』の主演ではまり役だった古尾谷雅人を覚えているだけに、自死した背景を知りたくて読んだのですが‥‥

確か、あの映画のラストと同じ亡くなり方だったのではなかったかと。

役者さんの中には、ドラマチックな生き方を反映している方も多く。

そうした方の御一人なのかもしれませんが、我々はそうした屈折した才気に触れられて幸せなのかもしれませんが、当人はとても苦しかっただろうなと思います。

「依存」と「共依存」の典型的な方達なのかもしれませんが、それでも奥様がどれだけ支えていたのかというコトが判ります。

願わくば、御二人のお子さんが上手な役者さんとして脚光を浴びるよりも、幸せな人生を歩んで欲しいという気持ちにさせられます。  
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2014年02月02日

叱責は平手打ちより問題にも

虐待というと、どうしても体罰を第一に考えてしまうけれども、一般に平手打ちを避けるよう言われているので、親たちは大声で叫ぶことで怒りやいら立ちを解消しようとして、親は平均1月に1回、いたずらをしたり怒らせたりしたという理由で10代までの子供に大声を上げている。

大声を上げるのが必ずしも悪いわけではなく、問題点を説明すれば誰も傷つけずに注意を喚起することができるけれども、「どうして覚えられないの」、「あなたはいつもここを間違えるのね」といった一言で子供を個人的に攻撃したり、けなしたり、責めたりすれば、子供の心を大きく傷つけることになるのだと。

平手打ちも子供が大きくなったときの人間関係に好ましくない影響を与えるが、他のときに子供をほめれば平手打ちの弊害は解消される一方、怒鳴った後に親が愛情を注いでもその弊害は消えないという調査もある。

親に怒鳴られて育った子供は、大人になっても怒鳴られたたときに会得した後ろ向きの問題解決方法に固執する傾向がある。他人が自分に不当に扱うと予想し、その上、無意識にそうした相手を選んでしまう。

だから、親は感情が爆発する前にその気配に気付き、緊張を緩める方法を学ぶべきだと。


虐待というのは、ネグレクトという無視とか、放置も外からは見つけ難いと問題になっているけれども、殴るよりはマシと思って、平気で子供を怒鳴る人に気が付いて欲しいものですね。

時々、大型スーパーなどでも、子供にとんでもなく大きな声を出して怒っている人が居ますが、流石に直接的に注意はしづらいですしね‥‥  
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2014年01月10日

「働いている女性」より「専業主婦の女性」の方が

子供を産まなかったりするというコトは、既に証明されつつある様だ。

二十代・三十代が働く都道府県トップ5の島根・富山・福井・山形・島根よりも、働かないトップ5の兵庫・奈良・神奈川・大阪・東京のほうが子供が少ない傾向にあるらしい

正直、生まれたばかりの子供の相手をバリバリ毎日していたら、余程、子供好きな人以外は疲れ果ててしまうに違いナイ。

それよりも、子供を保育園で見て貰って仕事をしていれば、金銭的な余裕もあるから、子供を多く産みやすいと言えよう。

ともあれ、今のままでは厚生年金は25年後には積立金が枯渇、国民年金もそのスグ後に枯渇してしまうというシュミレーションがなされている。

現在の3年に1度のペースで支給開始年齢を70歳まで引き上げても40年後には枯渇するので、100年安心プランを実現させようとするならば、後期高齢者の仲間入りを果たした75.5歳にまで延ばす必要があるという時代に、働かずに何とかしようというのは本当にリスクが高い選択だろう。

昨日の、論調の裏付けになりそうなデータを見つけて、より説得力が増したハズである。

要するに、既に今迄の常識的な生き方は、非常識になりつつあるというコトだ。

我々は、今の現実にしっかりと目を向けて、過酷であろうと精一杯人生を歩むしかナイ。

ならばこそ、全然安心ではナイ計画を立て、血税を防衛費に回して、より税金を消費しないタメにも、他国との融和を図り、危険な国には一致結束して対処しようとするのが、当然の国際感覚である。

一時の好景気で目くらましを画策し、将来にツケを回すばかりの今の政権には、とても黙っていられない。  
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2014年01月07日

事実は小説より奇なりを

正に地で行く展開だったので、大沢樹生の会見を飛び飛びではあるものの、昼休みに見てしまいました。

光GENJIのメンバーは、色々なトラブルに巻き込まれる人が多いので、何でだろう的な気持ちもナクは無いのですが、正直、全盛期の頃はあまりTVを観なかったので、問題が起きる度に『あぁ、この人もメンバーだったんだ』と思う程度の関心しかナイのですが‥‥

この年齢になると、どの人の気持ちもある程度類推出来るだけの、人生経験を積んで来ているので、第三者が口を挟む問題ではナイけれども、少なくとも子供が成人するまで待って検査すれば良かったんじゃないかと思うだけ。

父親としては、裏切られた気持ちで一杯なのだろうけれども、一応、大人なのだから、多感な時期に子供に傷を与えるコトに対して、もっと敏感であって欲しかったとは思います。

ともあれ、『噂の真相』では2000年に、「長男は大沢の子供ではない」という一行情報を掲載していたというのだから、せめてその時なら物心がそんなに付いてナイだけショックは小さかっただろうにと‥‥

タダ、子供が取り違えられたりしても、どちらかというと母親の方が、今まで育ててたのだからと、中々クールに成り切れないのに、案外父親の方が血を問題にする傾向が、ドラマなどでも強かったりする。

その違いは何でだろうかとも思うけれども、実際にその手の経験がナイので、何とも言えないが。

丁度、主人もダイジェストを見ていて、単純にコメントしたので、「じゃあ、もし○○(我が家の息子の名前)が、本当は自分とは違う父親だったとしたら、そんなに簡単に言えるの?」と聞いたら、黙ってしまったけれども。

それにしても、幾ら有名税と言っても、プライバシーをココまでオープンにしなくてはナラナイというのは、大変な職業だなという感じ。

他人が、口出し出来る問題ではナイので、もっとそっと静かにしてあげればイイのにと思うけれど、そうは行かないのが世の中らしい。  
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2013年12月09日

十年後の日本は‥‥

今まで、何度か結婚して(無理にしなくても良いが)子供を持つ必要性をブログに書いたり、簡単には結ばれぬと知りつつもお見合いのセッティングをし続けていたりするのも、やがて絶対に老人になった時に介護されない社会が来ると思っているからだ。

そもそも、団塊の世代といわれる1947〜49年生まれの人々が、この社会のとても大きな層をなしているコトを、子供の頃から身に染みているからかもしれないが‥‥

我々、その一世代下の年代からみれば、開けてくれた風穴の御蔭で、楽に生きて来た感もあるので、人生の終わりの部分で、ワリを食うのも覚悟の上だったりするのだが、その自覚も無く生きている人々に警告を発したいと常日頃から思っている。

いわゆる人口を現した図によれば、団塊の世代から減少し続けた最初の底辺あたりに生まれて来た世代としては、再び第二次ベビーブームに向けて、ひのえうまの年を除けば人口が増え続けていたのに、それ以降は多少の変動はあるものの、人口低下に向かって突き進んでいるのを危機感を持って捉えている。

特に、勤勉な日本人というスタイルは、昔の人達のワーカホリック気味の行動から来ているモノで、世代が下がると共に、極少数を除けば徐々に緩やかな勤務態度になっていると思うからだ。

それを割り引いても、とにかく傑出して多い団塊の世代が、現役世代として世の中の富を左右して来たのに、今度は高齢者になり、年金を受給したり、介護や病気で負担させる側に回れば、どんなコトになるかとても恐ろしくで考えたくナイほどなのだから。

重度な問題を抱えている人達を優先して介護するからには、我々世代には十分な介護などは回って来ないという覚悟は既に出来ているが、それ所か健康保険制度や介護保険制度も崩壊しかねないのではないかという気がする。

今まで、楽天的な見通しで行政が進んで来たというコトもあるのだろうが、どうやっても社会保障が今の水準で持つと思っている人は、何処にも居ないだろう。

せめて、破綻を少しでも抑えたいと思うのであれば、今すぐにでも子供が沢山生まれなければ無理な話だ。

でも、それも望めそうにナイ。

十年後、二十年後に日本が沈没しないタメに、個人としてどうするべきかというコトを考えなければ、アジアの周辺諸国と揉めなかったとしても、日本は終わって行くだけだろう。

どんなに嫌だとしても、おそらくそれが現実なのだから。  
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2013年09月26日

母という病

誰もが完璧な親にはなれないし、完璧ではナイ親ほど子供に完璧を求めたりする。


気になる方はチャンと読んで頂くとして、まさかこの本の中に、宮崎駿監督の『風立ちぬ』への疑問の答えが出て来るとは思わなかった。

監督の父親が戦闘機の製造を行う町工場を営んでいて、金回りも良く、四歳の時に宇都宮大空襲の時に、空襲を避けようとして車に乗り込んだ時、子ども連れの女性が「乗せてください」と駆け寄ってきたのを振りきるように、車を走らせた時に、誰も助けてあげてと言わなかったのを悔やんだという経験が、映画に投影されている気がしたからだ。

監督が、自分の作品に初めて涙したというのも、そうした原体験があればこそなのだろう。

母親が、小学一年生の時から脊椎カリエスで長く病床にあったというコトも、『トトロ』に反映されてそうだし。

ともあれ、不安定な母親の場合も、支配が強すぎる母親の場合も、ネガティブなことしか言わない母親の場合も、近くにいすぎることは害悪をこうむり続けると著者は言い切る。

それに気付いて、自分から母と言う鎖を断ち切ってこそ、「母という病」に冒された子供は、自分の足で立って歩けるようになるのだろう。

「理想の自分」にとらわれず、「悪い子」の自分を受け入れる以外に、病からの脱却は無理なのだから。  
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2013年09月25日

人は簡単には変われない

二冊、続けて読んだ本がこちら。



と、逃げる男なのだが、要するにマザコンというか、大事に育てられ過ぎた男というのは、困り者になり易いというコトだろうか。

午前中に京都集団登校事故について話題になった時に、御客様がかなり昔のコトなんだけど、車関係の仕事をしていた時に、免許取りたての子供に高いスポーツカーを買った親が居て、一ケ月で大破。

次の車もダメにして、マタ車を買い替えたとか。

「こちらとすれば、儲かるからイイんだけど、それでも、そんな親に育てられたら、そのままで変わらないんだろうね」と。

そんな話を聞いた後で、この時間になって上の記事を読むと、似た様な親は時を超え、場所を変えて存在するのだなとも思う。

それにしても、世の中には救い難い人も居るものだ。  
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2013年09月23日

子供は簡単には増えない

少子化と言われて久しいけれど、簡単には解消しないだろうと改めて感じた一冊。



簡単には育休を貰えない会社が多いだけでナク、まだ地方では、都会よりも保育園が人口比では充実しているから大丈夫なのかもしれないが、都会では産むタメに離職したら、簡単には保育園が見つからないので、違う会社への就職もままならない現状。

だから、より生活費を稼ごうと、夫は会社人間になってしまうので、子育てを母親が一手に引き受けるしかナイ。

子育てのストレスもあり、仕事復帰へのメドも立たないので、第二子を出産するのをためらってしまう母親。

なので、親が近くで面倒を見てくれる様な人的余裕のある人や、公務員など産休を取りやすい人と、会社を追われ自力で子育てせざるを得ない人との格差が出来てしまうのだと‥‥

そして、問題はそれだけではナイ。

産婦人科の医師も減っていたり、小児科医も減っていたり、福祉を取り巻く環境が厳しいので、困っている人達を救済する余裕が社会から薄れてしまう。

病院なども効率を求められるので、もう少し手を掛けられたらと思っても、それを許さない社会構造になっている。

ちなみに、即効性はないかもけれども、長野県立こども病院では、保育士の配置によって、看護師の離職率は大幅に低下したし、産後の母親のケアにもプラスになっているという。

ほんの少し周囲の目や支えがあれば、子育ては楽になる。

その辺を踏まえずに、タダ「三年間抱っこし放題」などと言われても、口先だけのコト。

本当に年金が破綻したり、老人の介護をする人手が全く不足してからで無ければ、この国は真剣に少子化へ取り組むとは思えない。

こうした問題を理解して、一刻も早く社会を改めなければ、結局、国民の全てが損をしてしまう社会になるというのに‥‥  
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