2018年10月23日

何かとお騒がせの大阪府警

OBの方々の懸賞金が無事に払われて良かったと思ったり、逮捕時に容疑者が死亡してみたり、新幹線で拳銃を持った悪人に私服警察官が間違われたりと、ある意味、かなりの話題を提供してくれていますが、小説になるともっと面白い。

事実は小説より奇なりとはいうモノの、事実をもう一捻りしないと、エンターテイメントにはならず‥‥


今回は、マル暴担当コンビの堀内と伊達が、警察を辞めさせられ、競売専門の不動産会社に調査員として働くというお話。

流石は、大阪というコトで、バブルの時代にあれだけ大騒ぎした末野興産がモデルと思われる末松恒産なる企業も登場して、正に黒川ワールド全快。

ともあれ、障害者雇用の水増しでは、民間も真っ青の公的機関のいい加減さが浮き彫りになりましたが‥‥

正に「浜の真砂は尽きるとも 世に悪党の種は尽きまじ」の世界ですね。

この手の小説は、大好きではありますが、ホトンドこのブログには書いてません。

真面目な本を読んで疲れた時には、息抜きとして何冊も読んでいますが、読みたいと思う方のタメに、引用したり、あらすじを書いたり出来ないのですから。

大阪という土地は、ハチャメチャな部分もありますが、東京よりは人情味豊かな場所。

石部金吉の様な長野県人には、とても住めない場所ではありますが、友人も居ますし、訪れるにはとても面白いトコです。

食べ物も美味しいですし。

社会の裏側の勉強をしつつ、楽しい時間を過ごしたい時には、オススメの一冊です。  

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2018年10月14日

人が人を裁くというコト

警察官の中にも、悪事を行う人間は居て、それを正すには検察しか無いという時代もあったのかと、過去の話を読んでみた。


ゲーム機による賭博の捜査情報を流していた警官が、複数逮捕された事件の裏側には、こういう背景があったのかと、時が流れて、封印が解かれたので、書かれた小説。

そして、相前後して読んだのが、


こちらは、結論ありきで強引に医師を有罪にしようとした検察の姿が、ノンフィクションで描かれている。

最近の、裁判は三権分立とは名ばかりで、政府寄りの判決が出やすいし、検察もどちらかというと、「推定無罪」をないがしろにしつつある気もする。

ともあれ、この二つのノンフィションと類似の小説の話とは全く違うけれど、九州電力が自然エネルギーの発電よりも、原子力発電を優先し、それを止められナイ裁判所という現実にも、全く失望している。

万が一など無視して良い確率と言うけれど、万が一の時には、誰にもどうしようも無くなるのを知っていて、確実に安全なモノよりも、不完全なモノを選択するというのは、どうにも考えられない。

骨太の人間が、徐々に減って行き、権力に迎合する人間が司法の場に増えて居るというコトなのかもしれないが、人間の脆さや組織防衛の醜さなどを感じた、秀逸な二冊の本となった。  
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2018年10月03日

裁判官の人情味

罪を犯して、裁判となり、刑を言い渡される時の印象的な言葉と、その背景を集めた一冊。


どちらかと言うと、爆笑せず、心に沁みる言葉ばかりという気もしますけれど。

裁判官も人間という感じがします。

ともあれ、この本が出たのは十年以上前。

最近は、こうした人情味溢れる裁判官がもしかしたら減っているのかもという気もしなくはナイのですが。

やはり、人を裁くというコトは、とても重い責任を負う立場にあるのですから、単なる量刑主義ではナク、深い知性に基き、将来に向けて更生させるべく、判決を出して頂きたいですね。

簡単に読めるので、気分転換をしたい人にはオススメです。

世の中には、こういう方もいらっしゃるのかと、感慨深いものがあります。  
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2018年08月23日

あまりに理不尽な判決

日本の司法制度には、中々期待出来ないコトがありますが、もしかしたら、もっとガックリしてしまうかもしれませんが‥‥


明白に無実と思われる被告人すら、中々、無罪にナラナイという現実に驚いてしまう。

しかも、誤った判決を出してしまっているというのに、勲章を受章する裁判官も居ると聞くと、勲章の価値すら薄れてしまいそう。

でも、そういう人だけではナイと思いたい。

タダ、そうではナイという現実を知ってしまうと、絶対に「李下に冠を正さず」という気がしてしまう。

冤罪の可能性は、色々な場所にありそう。

著者の様に、真実を見つけ出そうとする真剣な法医学者の存在だけが、唯一の希望かもしれない。

世の中の真実は、あまりに苦い話も満載です。  
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2018年08月06日

絶望的な日本

最近、かなりハマって読んでいるのがこの方の小説。

特に、感銘を受けたのが、こちら。


現実でも、警察不信、検察不信になりそうなコトが一杯なのだけれど、改めてそうなりそうな一冊。

政治家などとの繋がりにより、事件化されたり、されなかったりする裏側。

『巨悪は眠らさない』というのは、夢のまた夢なのか。

巨額の不正が許されてしまう大企業と、血祭りに上げられる弱小な人々。

投資を始めたいと思う人なら、是非ともこちらを読んでからにすべきかと。

胴元が一番儲かる様に出来ているのに、本気で挑むというのは、簡単ではナイ。

バブルの崩壊から久しいが、現在、国が盛んに株を買っているのも、こうした背景があるからなのかもと思ったりもする。

もう著者は亡くなってしまったけれど、「デパートを税金で救う国」の行く末を読んだ時と類似の絶望を日本に感じた。

日本は大借金国家だ。1999年度末の国の債務は約510兆円と、破綻状態にあるといってもいい。それでも政府は財政再建を先送りにするばかり。その先には国家滅亡のシナリオしか残されていないと看破した、糸瀬茂さんが生きていたら何を思うだろうかと、思わざるを得ないのだけれど‥‥  
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2018年07月13日

詐欺の帝王

一昨日のロシアについて書かれた本の中に、、「アジアの価値観は、だまされる人間よりだます人間の方が賢いという考え方」と述べた映画監督の話が載っていた。

そうなのかなとは思うけれど、今の政治などを見ていると、確かにそういうコトはあるかもと思ったりする。

というワケではナイが、オレオレ詐欺などをしたけれど、今は足を洗ったという伝説の男性のノンフィクション。


若い頃に、警察の上層部の息子と縁を持ったからか、警察が素通りして行くみたいな感じが怖い。(それでも、税務署員と国税局の法人担当が、「ヤミ金やってるでしょ。税金払って」と所得税の取り立てにやってきたというのも、変な話だが、それがリアルなら、そちらも怖い)

世の中には、絶対に自分で足を踏み入れたくナイ社会もあるのだが、それでも読書でなら、どんな場所にも行ける。

詐欺に遭いたくナイ人は、一読しておくべきかと。

世の中の裏側が理解出来る本。  
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2018年07月05日

おいしい話にのると

結構、大変なコトになるというルポがこちら。


自ら好んで危ない橋を渡った体験記。

ネットなどにある、『うまい話』に付いて行くと、どうなるか。

例えば、霊感商法だったり、内職だったり、無料悩み相談だったり‥‥最後は、違法と思われる求人広告で終わる。

ともあれ、日本という国は、詐欺師に優しい国だと言っても良い。

基本的に「騙される奴が悪い」という考え方をするので、詐欺に対する罰則は軽い。

故に、こうした悪質業者が跋扈するのだろう。

だからこそ、こうした本を読んで自己防衛する以外に無いのだ。

自分だけはダマされないと思う人ほど、騙されがち。

転ばぬ先の杖だと思って、この手の本を読んで、色々な勧誘から逃げ延びて行くしかナイ。

「君子危うきに近寄らず」ではあるが、近付いたとしても、大事にならずに引き返すコトこそが大事なんだと思います。  
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2018年07月03日

結局、何が問題なのか

森友問題や加計学園問題など、疑惑が出てはウヤムヤのままだったりするけれど、罪に問われるコトは全くナイのか、それともいう部分が大切なのではないか。


国家公務員を首相夫人が勝手に秘書として選挙応援を手伝わせるというのは、『国家公務員違法』だろうけれど、日本とという国では、政権関係者はホトンド犯罪では捕まらない。

田中元首相が、ロッキード事件で捕まったのは、何故なのかというのは、昨日の本に書かれていたが、アメリカの要請と違うコトをしたからだろう。

故に、愛国を唱える現首相はアメリカ様の前なら何度でも尻尾を振り続ける。

ともあれ、余りに問題が山積していて、逆に判りづらくなっているので、こんな感じで本に整理されると理解しやすい。

戦前に回帰したがる人々は、特権階級は何でも許されていた時代が懐かしいのかも。

自由が無かったあの時代に戻りたいと考えるのは、時代錯誤以外にナイと断言出来るのだけど。

ともあれ、真面目に歴史を学ばない人々にしてみれば、古代から続く日本の歴史の真実に対してホトンド無知なので、声高に主張する人達の意見だけが通って行くのは、とても残念である。  
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2018年06月22日

ストーカーの思考

というのは、実に不可解。

と思ったのが、昨日とは違った長編小説。


というか、連作短編集による長編小説なんですが‥‥

おそらく、犯人はというのは判っても、動機が全く判りませんでした。

というのが、良いミステリーなんでしょう。

ある程度予測させているというのは伏線を張っているからでしょうし、ラストも結構、気になる終わり方。

何しろ、ミステリーというのは、ネタバレ注意なので、書くにも気を使います。

ちなみに、その後で一気読みしたのが、


こちらは、全くの長編ですが、面白かったです。

どちらも、思わず一気読みしてしまいました。

もっと堅い本も読んでましたが、ここの所疲れているので、あまりシリアスな本を書き込むのは大変なので、軽く流させて頂きました。  
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2018年05月16日

新自由主義の犯罪

少し前の本ですが、「儲かれば何をやっても良い」という新自由主義の考え方が、今はより定着しているのかもしれないと思ったのが、こちらの本。


目次を読んだだけで、なるほどと思ってしまうのが、

新自由主義の自由とは大企業のもうけの自由

青年を食いものにする大企業と巨大請負グループ企業

福祉が人権でない世界

国有地に群がるハイエナたち

などなど、この本が出された時より、より鮮明になっている気がします。

我々は、「自由」という耳触りの良い言葉とか、「改革」という言葉を聞くと、つい良いモノと感じてしまいがちですが、誰にとっての自由なのか、誰が得をして誰が損をする改革なのか、もしかしたら改革という名の、多くの人にとっては「改悪」なのではないかというコトを、改めて自分の頭でじっくり考えるべきではないかと思います。  
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2018年04月24日

リンチはダメなんだけど

そうでもしなくちゃダメだという著者の気持ちが、多少は理解出来そうな一冊。


警察組織は上ばかり見ていて、本気で下々の困っている時に、助けてくれるのかという問題は、特に人口の多い都会ではあり得そう。

デモなどの時に、やたら警戒しているみたいだけど、犯罪の方の人は足りているのかしらと思ったり。

割れ窓効果ではナイけれど、一つ一つの小さな犯罪が積み上げられて、大きな犯罪になって行くというのに。

軽い感じの小説なので、息抜きにどうぞ。

それにしても、毎日毎日の様に、政治家の失言も多く、「ゴメンで済んだら、警察はイラナイ」という気分になりますが、その警察が権力には弱腰というのでは、本当に困ったモノです。  
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2018年04月23日

日本だけでナク

巨悪は蔓延るのだなという気がしてしまう本がこちら。


韓国で大型旅客フェリー「世月号」が沈没、三百人超の犠牲者が出る大惨事があったけれど、その裏側というのは他国というコトもあり、多少は知っていても、深く知らなかったが、政権との癒着の凄さは日本とは比べ物にならない。

ともあれ、政府に対して弱腰なのは、日本も同じというコトが徐々に明らかになっているが、それでもマダ見苦しく凌ごうとしているのだから、軽々しく韓国ばかりを非難するコトも出来ないが。

貧富の差が、日本よりも大きく、財閥が経済のかなりの部分を独占している韓国の状況は、戦前の日本とダブって見える部分が多い。

戦前の国家神道によって、人権を無視しているのが北朝鮮なら、使用人の人権をあまり重視しなかった時代を引き継いでいるのが韓国なのかもしれない。

それでも、少なくとも日本人は島国なので性格的に過激ではナイ為に、多少のデモで済んでいるけれど、韓国だったら、もっと過激に政権批判はされているだろう。

そう思うと、決して日本という国が朝鮮半島の国々より、優れているとも思えず‥‥

おそらく、そうした想いが著者にこの作品を書かせたのかもしれないと類推したり。

ともあれ、この本で描かれている再生医療も、これからドンドン進んで行くに違いない。

今は、かなり荒唐無稽なフィクションでも、何れは充分にあり得る可能性が高い。

そうした時に、人間の尊厳とは何かというコト、人が生きて行く上で大事なモノは何かというコトを考えさせられる良書であると思う。  
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2018年04月18日

世の中の裏側を知る

という努力もある程度は必要だと思います。

それにしても、新潟県知事の辞職理由も、財務省事務次官の辞任会見も、世間知らずというか、ワザと知らないフリをしたというか、常識が無かったというコトなんでしょうが‥‥


この中にも、留学生制度の悪用という問題が書かれているが、変な話。

無理やり、学校などにお金を税金で出して、運用を支え、日本にやって来た外国人を安く使いたい企業の後押しをしているというコトか。

そもそも、日本の税金の使い方が間違っているのではないかと思う。

増税を打ち出すその前に、本質的に税金の使い道をもう少し吟味すべきではないかと考える。  
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2018年03月30日

世の中にはこんな詐欺が

色々とあったのかと驚く本がこちら。


必ずしも現代なら無理かもという話も、幾つかあるけれど、下手すると誰でも引っ掛かりそうな手口が書かれている。

下手に自分の名前を間違えて聞いて来る人に、自分の前を名乗らないコトは大切。

そう考えると、今は名前もプライバシーというコトで、秘匿されがちなのも理解出来る。

世の中に上手い話は、ホトンド存在しない。

知らない誰かに、その手の話を持ちかけられたら、怪しいと思わないとイケナイのだ。

それにしても、世の中には悪い人も存在するが、偉くなってしまうと、悪いコトをしても平気という人も多い。

本当に我々を騙すのは、確固たる地位に就いている人なのかもしれないが‥‥  
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2018年03月16日

小説を地で

行っているのかと思う、昨今の政治の混迷。

ネットでは、自殺したとされている財務省近畿財務局の男性職員の死の真相は如何にという感じの話題も出ているが。

昔から、疑獄事件や収賄事件では、死人が出てしまったら、その人に違法があったと認定して終わりというパターンは多かったので、次の本も単なるエンターテイメントだと思えなくなりそうだが、ともあれ、小説だと思えば、それなりに気楽に読める一冊。


それにしても、ある意味、籠池夫妻が保釈されないのは、人権蹂躙だとは思うけれど、下手をすると殺されないタメにという意味があるのかもなんて、深読みまでしたくなりそうな感じ。

本日、所要があって、市の中心部に出掛けたら、森友問題の真相解明を求める集会が、寒い日だというのに行われていた。

やはり、全共闘世代の方々は、御歳をしてもパワーが違う。

大勢の中で揉まれた世代なのだなと改めて、認識した。

どうも、我々の世代は、団塊の世代がこじ開けたモノに、ある程度タダ乗りして来たタメか、直接的な行動をする人は、少なかったと思うのだが、我々の世代に対して「シラケ世代」と命名されたのも、無理ないのかもと、この歳をして初めてしっかりと認識した次第です。  
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2018年02月08日

本当に不愉快だけど(笑)

最後の最後で、ホッコリしたから許せるのが、こちらのミステリー。


途中、読んでいてとても不愉快になってしまったのですが、何しろ大抵のコトなら我慢して最後まで読まずにはいられないタイプなので、粘りに粘って、やっとラストで何とかなりました。

それにしても、現実でも最近の殺人はあまりに短絡的過ぎます。

娘も、昔と比べると「名探偵コナン」の犯人の動機が軽くなっていると言ってますが、それに付随して現実の殺人も、つまらない事で殺している気がすると話すコトが多いです。

この前の日曜日の、長野で起きたストーカーによる放火殺人も、結局、変な犯人によって、お婆さんは息子夫婦に先立たれてしまうという結末になってしまいましたが、何とかならなかったモノか。

人の命が軽く扱われているとしか思えません。

殺人事件の件数自体は、減少していると言っても、どうしても殺人をするしか無かったという動機があいまいなままの殺人が増えている様な。

昔は、真の貧しさ故にというコトも多かった様な気がするけれど、今は物質的な貧困は解消されつつあるものの、心の貧しさ故に犯行が増えている感じがします。

動植物が死んだり枯れるだけでも、嫌な気分になるのに、今はリアルな体験が減少しているからか、平気で一線を越えようとするのでしょうか?  
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2018年01月19日

被害者は覚えている

事件から、何年が経っても、一度撒かれた悪い噂は、簡単にには消えない。

信じ難いと思った本が二冊。


一生懸命、地震に負けずに働いていた病院の人々が、病人を見捨てて逃げたと報道されたのは、何故かというノンフィクション。

そして、


検察官が色々な調書を取ったけれど、被告の弁護士が加害者に見せたら、調書に応じた証人に対してなじる手紙を出したので、加害者を恐れて、証人の人々が刑事裁判の時に証人になるのを拒否されてしまったとは、本当にビックリした。

そして、無関係な人々が被害者の遺族に対して、色々と難癖を付けて来るという、世の中の悪意にも。

誤報をされた側の人々が中傷に曝されたり、家族を失った人々にも憶測で悪口をぶつけて来る、世の中という匿名の傍若無人さに呆れると共に、そういう問題を引き起こした人が、ホボ何事もナク過ごせてしまうというコトに、憤りを感じずにはいられない。

自分の不愉快な気持ちの持って行き場所として、無関係な罪なき人に当たる行為は、慎まなくてはナラナイ。

他人のプライバシーを勝手に侵害したり、その尻馬に乗って誹謗中書をするのは、実にみっともない行為なのだから。

まして、報道という名の元に、事実の裏も取らず垂れ流された発表を鵜呑みにして大々的に報じてしまうという失態は、避けようとしなければ、世の中を間違った方向へミスリードする危険もはらんでいる。

我々も、報じられたニュースに対して、二重三重のチェックをしなければ、間違った情報を信じてしまうのだと、改めて心に留めなければナラナイ。  
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2018年01月17日

韓非子を読む

智者が必ずしも現世で受け入れられるとは限らないが、後世になって広く世に知られるというコトは結構ある。

ともあれ、世の中の非情さを説いた本人が、その非情さによって亡くなったという「あとがき」には、世の中の無情さを感じるけれども、それも含めて人生というのは、中々、一筋縄ではいかないモノ。


現代に合わせたので、超訳したというコトだが、原文の読み下し文も付いている。

それにしても、今の日本には耳の痛い言葉が色々と並んでいる。

例えば、「法の適用は相手によって変えてはならない」など、実に手厳しい。

加えて、「ひたいに汗する労働を軽視するな」というコトで、「国が乱れてくると労を軽視し、楽して稼ごうとする人がふえる」などというのも然りだろう。

国を治めるうえで、もっとも心配なのは、国家の土台を齧る鼠」と、汚職で肥え太る官吏や、結託している商人を警戒している。

何を気に入るかは、各人の好みもあるだろうが、韓非子という人は単なる朴念仁ではナク、世の中の仕組みに対してかなり冷静な判断をしていた人だというコトが、実に良く判る一冊。  
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2017年11月19日

高齢初犯にならないタメに

ありふれた高齢者が、ある日突然「魔が差して」罪を犯してしまう事件が増えているのだという。


犯罪とは限らないけれど、無謀な運転をする高齢者は増えていると実感する。

別に認知症というほどではナイけれど、退職金でおそらく今まで買えなかった様な大きな車を買って、車幅が判らないので、左側をかなり開けて運転して、他の車の邪魔になっているのに気付かない初老の人を、結構見掛ける。

現役だった頃は、地位も収入もあって、大きな口を叩いていた感覚で、道路を我が物顔で走らせているのだろうけど、とても迷惑している。(せめて、高齢ドライバーのマークを貼っていてくれれば、仕方ナイと諦めもつくのだが‥‥)

理不尽な若者の犯罪と同じく、自分の存在を誰かに認めて欲しいのではないかとも思ったりもする。

会社を辞めて、地域社会で地域の役職にでも付ければ良いのだろうが、そうで無ければ簡単には繋がりは持てないだろう。

都会であれば、なおさら知ってる人も居なければ、自分も知られてないと思って、お金を持ってスーパーに行っても、レジの僅かな待ち時間もイライラして我慢できなくなり、万引きをするコトだってありうる。

既に亡くなってしまった方々だが、こんな地方都市でも、近所の人からあの人やあの人が、スーパーで万引きしていたという話を十年以上前に聞いたコトもある。(とても、万引きする様な人には見えないので、成功して見つからなかったと言っていたけれど)

そう考えると、高齢者の犯罪を簡単には止められなくっているのかもしれないが、犯罪者になって高齢で刑務所に行くのも大変だろうし、被害に遭う方も気の毒だ。

周囲に居る家族が、犯罪者の家族と後ろ指を指されたくなかったら、気を使って声掛けしたりするよりあるまい。

老人になると、脳も萎縮するので、理性が乏しくなる可能性だってある。

何十年も前に、亡くなった父親から「老人を見たら赤信号だと思って運転しないと危険だ」と言われたコトがある。

それは歩行者としてという意味だったのだが、最早、運転手だったり、買い物客だったり、近所に暮らしているだけだったりしても、被害妄想にとらわれての犯行というコトもある。

老人の自助努力を期待するより、注意しながら、温かく社会で見守る以外に、どうしようもナイのではないかという気にさせられた。  
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2017年10月19日

日本も墜ちたものだなと

つくづく思うのは、神戸製鋼の偽装問題

少し前には、タカタや東洋ゴムの問題もあって、ついに「メイド・イン・ジャパン」も地に墜ちたというべきか。

思えば、初めての外国旅行にヨーロッパを何か国も回った時に、兄から是非とも素敵なスキー手袋を土産にと頼まれたけれど、スイスでどんなに探しても、品質が良いと思えるのは、「日本製」と書いてあった‥‥

当時、多少のお追従もあったとは思うのだが、アメリカに警鐘を鳴らす意味で「ジャパン・アズ・ナンバー・ワン」なる書物が出たのだけれど、それでも当時は1ドルは約200円、1ボンドは約400円もした。

昔は、1ドルが360円で固定だったのだから、それが約半分とは円が強くなったと思ったものの、過去にははその倍以上にまで円が強くなったコトもある。

だが、それも下手すると摩天楼だったのかもしれない。

何故なら、神戸製鋼所のアルミ・銅部門で1990年代に働いていたOBが、共同通信の取材に応じ、仕様を満たさない製品を顧客に無断で納入しても問題とならない許容範囲をメモにして歴代の担当者が引き継いでいたと証言した。不正の手口を継承する事実上の「手引書」の存在が裏付けられた。組織ぐるみのデータ改ざんが見つかった部門で、不正の常態化が明確になったというのだから。

40年以上前から業界の慣習とはいえ、首相の新入社員時代に、本来の長さと異なるパイプを大量に作ってしまうという大失態を犯したらしい。しかも、気になるのは、「クビ」を覚悟したほどのとりかえしのつかないミスであったにもかかわらず、なぜかその後「事なきを得た」というのだから、闇は深いのだろう。

海外事業に詳しい経営コンサルタントは「海外企業からの損害賠償請求と、米国での消費者からの集団訴訟で、巨額の負担が生じる懸念が強い」と指摘。契約社会である米国では、最終製品の安全性に問題がなくても、契約違反があれば賠償請求するのが一般的なのだから、またもや名門企業が退場というコトにもなりかねない。

信頼は築くのには何年も掛かるけれど、崩れるのは一瞬。

日産自動車の無資格者による検査などもあり、「儲けさえすれば良い」という考え方にシフトして来た、日本の製造業を根本から覆すコトになりかねない。

何れ、日本という国があったなどと、他国から思われる時代が来なければ良いのだが‥‥  
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2017年10月04日

アマゾンを名乗る変なメール

本日、お昼休みになった途端、携帯電話に変なメールが‥‥

「有料動画の‥‥」とかで、送付先はアマゾン。

即刻、未開封のまま消去しましたが、今、ネットで確認すると「振り込め詐欺などにご注意ください」というページが存在してました。
代金不足分の支払をコンビニで支払うように電話で請求する詐欺の手口や、SMS(ショートメール)で有料動画の未納料金が発生しているため本日中に連絡無き場合は法的手続きに移行すると脅す手口があるようです。アマゾンはそのような請求やご連絡はしません。ご心配の場合は、カスタマーサービスまでご連絡ください。
とのコト。

ちなみに、そうと知らずとも即刻削除したのは当たり前の話で、理由は簡単なコト。

有料動画を見たコトがナイというのも有りますが、何より携帯電話は未だにガラケーであるだけでナク、iモードには接続出来なくなっているからです。(使わないのに、月額300円とかを払うのは馬鹿馬鹿しいと解約してあります。そもそも、不携帯電話であって、公衆電話が無くなっているので、一応持っているだけであり、しかも家族割とかがあるので、自分で使わなくとも他の家族の使用料になるというコト故に)

加えて、ネットには携帯番号は絶対に書き込みしてませんので、そんなメールを頂戴する理由が完璧にゼロというワケです。

世の中の多くの方々は、心配している方もあるかと思って、本日は、本来のブログを書く前に注意喚起のブログを書いておきますね。  
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2017年10月02日

取材の裏側

ノンフィクション作家の短編エッセイ集。


何冊か読んでいるけれど、コレはこれで以前書いた本とは違って、かなりリアルに書かれている部分も多く。

事件から、何年か過ぎたので書けるという部分もあるのかも。

例えば、『世田谷一家殺人事件』は、子供の年齢がホボ一緒だったコトもあり、未だ未解決事件とされているが、この著者の本では、実行犯がホボ確定している。

ノンフィクションでは、その犯人像から絞りこんで行くという部分に重点が置かれているのに対して、この本では、どうして迷宮入りに近くなってしまったのかという部分に焦点が当てられている。

そういう意味では、色々な事件に付いて他の本も読んだが、欠けている部分を知りたいと思う人や、重大事件に興味があるけれど、どの事件を掘り下げたいのか判らないという人には、あらましを解説という感じになるだろう。

ともあれ、世の中が変わって来ているので、背景が変に淡泊になって来ているけれども、そうなるにはそうなるだけのワケがある。

そういう部分を知りたいと思う人には、今後の自分の子育てなどに活かせるかと。

事件になるかならないかという部分では、やっばりどう育てられたかという背景も欠かせない。

気の毒な人が、無関係の人を殺して良いとは限らないけれど、事件が風化する前に、我々ももっと裏側を知って反面教師にすべきでは。  
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2017年09月09日

何が本当の罪なのか

法治国家であれば、私刑は許されないものだが、小説の中では自由。

それにしても、世の中にはそういう人物が大勢存在しているモノだ。


日本人は、あまりに熱しやすく冷めやすいので、今のコトだけで大騒ぎしているが、そもそも本当に許されないのは、自分を不快にする人ではナクて、自分達の懐を貧しくして、そのあがりを山分けしている人々。

少なくとも、上記の人々の対象ではナイものの、せめて間違った答弁で出世して、我々の税金を集める国税庁長官にだけは、マズ最初に辞めて頂きたい。

資料は破棄しましたで、許されるモノなのか?

別に、命まで欲しいとは全く思わないけれど、税務署の人々も困っているだろうとは思う。

次いで辞めて頂きたいのが、森友学園や加計学園などに関わって、税金を横流ししようとした全ての人々。

そもそも、不倫は倫理に背くだけであって、部外者の我々には全く無関係だが、マスコミは大騒ぎしている。

別に奨励するコトでは全くナイけれど、自分の過去を思って庇った山田邦子の方が、自分の過去の行状を忘れて批難していた石坂浩二より何倍もマシ。

流石に、原発を求める広告などに出ているだけの人であると、幻滅しかり。

秋田などでも大地震が起きているというのに、原発をという人々の気持ちが判らない。

もっと、物事の大小を考えて、色々な発言をして欲しいモノである。  
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2017年08月16日

警察を信用したいと

思うのだが、中には捻じ曲げられてしまう人も存在するのだろうと。

本日の本は、シリーズの二冊。


そして、

ニュースというのは、語られてこそであって、我々が知らない問題も多数あるのだろう。

最近は、あまり話題にナラナイけれども、官邸の擁護ばかりしていた元TBSの方の暴行隠滅疑惑などは、どうなっているのだろう。

我々が疑惑の目を向けている人物は、何人も海外に逃避している。

誠実に疑惑を晴らす努力なんて、全くしてナイ政府の態度を見ていると、上記の二冊もかなり真実に近いのではと、どうしても思ってしまう。

それでも、小説なので、正義のヒーローは登場するのだけれど、現実にはどうなるのだろうか?  
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2017年08月11日

本当の悪人に

なるかどうかは、必ずしもその人だけではナイだろうが、転機となる時に象徴的な人が居て、その人の影響というのもあるだろうと思う。

自伝的な感じなので、左程、上手いとも感じなかったけれど、事実に裏付けされているので、なるほどと思った本がこちら。


「高校に行けなくなる」と脅して無理に自白を強要したという警察のニュースを昨日やっていたので、書くかどうか迷っていたが、紹介するコトにした。

「罪を憎んで、人を憎まず」という言葉があるけれども、そういう意識で青少年と向き合わなければ、更生は難しい。

無論、この本に出て来る人物達も、その後オッケーになった人も居れば、もっと悪くなった人も居る。

それでも、何とかしたいという気持ちがあれば、何とかなる場合も結構あるのだろう。

世の中には、こういう善意も居るのだろうが、そういう話は中々スポットライトは当たらない。

タダ、本当はそういう縁の下の力持ちがあってこその社会なのだと思うのだけれど‥‥  
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2017年08月09日

記者という仕事

元検察官が書いたミステリー小説というコトもあり、かなりリアリティーに富んだ小説がこちら。


新聞記者が、同業の女性記者を殺したのではないかと逮捕されたのだが、その真相は如何にという話なのだが、その事件に隠された裏があって、ストーリーは進んで行くのだが‥‥

記者という仕事も大変なのだなと思う。

それにしても、女性記者と言えば、菅官房長官の定例会見では、東京新聞の記者が、相変わらずクリーンな球を打っているみたいなのだけれど。

流石に、定例会見は「ここは質問に答える場所ではない」と言ったのには驚いた。

イエスマン相手に、自分の意見だけを述べるというのでは、独裁国家以外の何物でもナイ。

朝日新聞の記者に、「歴代のとくに保守の政治家は、歴史的検証に耐えられるようにということで、公文書管理の管理ということはかなり力を入れてこられたと思うんですけども。そのなかでですね、ある政治家の本では、『政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為』と、そういうことをおっしゃっている政治家もいるのですが、これを本に記されていたのはどなたか、官房長官はご存知ですか」と聞かれて、菅官房長官が「知りません」と一蹴すると、「これは、官房長官の著作に書かれているのですが」と言われたとのコト。

流石に、小説の中でだけ、チャンとした記者が居るのではナイというコトが判って、多少はホッとしたけれど‥‥  
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2017年07月30日

権力と警察と‥‥

全く傾向の違う本を読んで思うのは、正義というのはどうなっているんだろうかというコト。


に描かれる、転び公房みたいな逮捕もあれば、


小説なので、こういうスッキリするエンディングもあるけれど‥‥

ともあれ、逮捕されるかもという報道が有っても、抵抗しているこの方の暴露もスゴイ。

おまけに、ネットには、『加計学園が今治市への獣医学部新設にあたり、菅良二市長に約3億円の現金贈賄を行い、市議会議員が反対意見を言わないよう、菅良二がその収賄資金をもって市議会議員を買収』したと告発という話題まで、出ているけれど。

検察が正義を行えるのか、否か。

国民が、日本に期待出来るかどうかが、問われる時が来ているのかもしれない。  
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2017年06月17日

法医学という仕事

6人に1人が、本当の死因がわからないまま葬られているという。

不審死であったとしても、解剖する医師の不足や金銭的事情のタメに、余程の場合で無ければ解剖出来ないので、殺人が見過ごされている可能性が高いというのが、こちらの本。


だとすると、今まで日本社会は安全だと思われていたのは、殺人が発覚する件数が少なかったタメとも言える。

長野みたいな地方都市でも、殺人事件が迷宮入りになる件数が増えている。

昔みたいに、関係者がカッとなって殺したという単純な事件がだと解明も楽なのかもしれないが、殺人を誰かに依頼して、殺意のある人には完全なアリバイが存在するとかしたら、ミステリーじゃナイので、お手上げになりかねない。

タダ、もっと深刻なのは、殺人であっても、単なる異状死とされて、事件性ナシと判断されているというのは、かなり怖い。

事実は小説なり奇というけれど、ミステリーより怖いのは、現実の闇かもしれない。  
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2017年06月11日

巧妙化する詐欺の背景

新聞に、詐欺の被害が毎日載っているのが、普通になってしまった。

どうしてダマされるのかと言われても、相手がプロだからとしか言えないほど、努力もしているのだというコトが判る本がこちら。


結構、衝撃的な話なので、実際に読んだ方が被害に遭わずに済むかもしれません。

それだけ、今の若者には、社会に対するルサマンチンも溜まっているのでしょう。

『それにしても‥‥』という気持ちは拭えませんが。

ともあれ、世の中は本当に荒んでしまっているのだなという気もします。

少子高齢化社会の縮図なのかもしれませんね。  
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2017年06月01日

テロとはいうけれど‥‥

テロという言葉は、とても邪悪な人達がする凶悪な事件を連想するけれど、こちらはその思い込みをかなり捻った力作。

新聞小説だったらしく、饒舌な部分もあるけれど、中々面白い。


ともあれ、「朝日新聞は言論テロ」と書いた劇作家のFacebook投稿に対して、安倍晋三首相の公式アカウントが「いいね!」を押したという国だと思えば、テロにしろ、共謀罪にしろ、何でもありの国なのかもしれないが。

1月に国連人権理事会の理事国になったが過去史反省問題で国連と摩擦を引き起こしているだけでナク、国連人権高等弁務官事務所に日本の報道が特定秘密保護法などで萎縮している可能性に言及、メディアの独立性に懸念を示し、日本政府に対し、特定秘密保護法の改正と、政府が放送局に電波停止を命じる根拠となる放送法四条の廃止を勧告される始末。

そもそも、人間というのは、自分自身の気持ちでしか相手を判断し難いもの。

「下衆の勘繰り」というけれども、前文科事務次官の出会い系バー通いについての問題も、政府側が描いた様ではナイという証言が、集まり出しているそうだ。

ちみに、上記の小説は近未来の時代を背景にしているのだが、もしかしたら、そんな未来が到来するのかもと思うと、興味深い。  
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2017年05月10日

クリーンな警察を望む

世の中には、上の指示には逆らえないというコトはままあり、それは警察も同じらしいが、それでも小説の中でだけは、ある程度はスッキリ解決という場合もある。

なので、時にはそれを期待して読んでみるのだが‥‥


金融機関に勤めるエリートを殺した真犯人が、意外や意外な人物だと判って、エンディングを迎えるのだが、それまでのドロドロとした、世の中の裏側が読ませる。

ともあれ、現実となると、“安倍首相に最も近いジャーナリスト”への「準強姦」の逮捕状は発付されても、逮捕直前になり、逮捕状の執行は取り止め。その背景には、菅義偉官房長官の秘書官も務めた中村格・警視庁刑事部長(当時)による隠蔽の可能性がというのだから、話にナラナイ。

北朝鮮が、民主的ではナイと誰もが思っているけれど、日本という国も、先進国と我々が思っているだけで、民主的ではナク、後進国の仲間なのではと思ってしまったりもするのだが。  
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2017年05月09日

共謀罪は冤罪を生む

可能性が高いだろうと、下の小説を読んで思いました。

それがこちら。


戦前でも、戦後でも、誰かを犯人だと思った時の警察の対応が描かれてますが、『もし、共謀罪があったら、確実に、犯人にさせられそう』だと思います。

ともあれ、いわゆる本格ミステリーとは違い、自分の父親の足跡を見つけるコトで、自分のアイデンティテイを探そうする物語です。

好き嫌いが分かれると思います。

ともあれ、この手の旅情ミステリーは嫌いではありません。

舞台となった場所を訪ねてみたくなるからです。

何時か、北海道もゆっくり行ってみたいですね。  
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2017年04月09日

なぜ人は罪を犯してしまうのか?

というコトが、全て判るワケではありませんが、かなりタメになった本がこちら。


特に、なるほどと思ったのが、「しろうと理論」について。

科学理論とは違い、明確に文章で表現したり、公式で示したりすることは難しく、それぞれの人が心の中で暗黙のうちに持つ理論。

それは、単純さを好み、極端な二分法になる。

例えば、「子供の非行は厳しいしつけで防ぐことが出できる」と信じたりしても、それは「しろうと理論」に過ぎない。

それにしても、それを信じる人々が、自分の得になるコトすら、法律さえ犯してしまいかねないというのも、不思議な話。

誰しも、他人に厳しく、自分に甘いというコトなのかもしれないが‥‥  
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2017年03月12日

若者の心の闇

連日、忙しくてニュースのチェックも出来ず、特に昨日は朝から仕事をバッチリしてから、夜行バスで息子と就職が決まったので、住まいを探しに京都まで行って来ました。

疲れていたので、そのまま電車で金沢経由でトンボ返りして、布団に入って爆睡。

やっと、ニュースを見る時間が出来てビックリ。

信州大1年の男子学生が、能登の空き家で女子高生を殺害してから自殺した可能性が高いという事件が起きていたのだという。

丁度、本日読んだ本がこちらで。


若者が人生を踏み外して行きそうになるのを何とかしようとする警察官の小説。

問題の根幹に居た人物は、結構意外な人物だったりする。

今、あいつなら犯罪を犯しても無理はナイという人物と、どうしてあの人がという二面性のある人物の両方が事件を起こす確率が高くなっている。

道を踏み外さない様に見守ってくれる人が居るというコトは幸せなんだろうと思う。

というのも、問題のありそうな親によって、問題のありそうな子供が出来上がり、そして、次の様な出来事も起きている。


子供を持つ親の一人として、どんなに頑張って育てたつもりでも、周囲の影響もあって転落してしまう子供達が居るコトは判っている。

それにしても、自分の子供の死を願ってしまうというのは、本当に辛いコトだろう。

親というのは本当に大変なモノ。

加害者となった若者の親も、被害者となった若者の親も、今頃、どんな気持ちだろうと思うと暗澹たる気持ちになってしまう。  
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2017年02月24日

薄汚れた社会

日本という国は、過去から「巨悪は眠る」国なのだと改めて感じた本。


悪漢小説というのは、あまりナイけれども、これからはそういうジャンルを描くコトによって、世の中には良い人ばかりが居るワケでは無いというコトを改めて感じるべきかと。

それにしても、政治家の人々の平気で嘘をつく感覚を思えば、当然注意すべきだと思うのだが、おそらくこれからも心優しき日本人は、ダマされ続けて行くのだろうと思う。

ともあれ、話は違うけれども、考えさせられた本がこちら。


こちらも、色々とは書き込めないけれども、結局、詐欺した人間が逃れるという話になっていて、今の現実がとても皮肉に描かれている。

頭が良いとか、学歴とかよりも、大切なモノがあるというのが、本当の道徳であるべきなのだろうが、捨て去られて来た日本に残されたモノは、偽物の心ばかりなのかもしれない‥‥  
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2017年01月20日

我々が為すべきコト

再びの加賀乙彦さんの本なのですが、彼の人生を振り返って書かれています。

「フランドルの冬」から読んで来ているので、ある程度は知っていましたが、それにしても個人的に犯罪を起こすと裁かれるのに、会社などだと日本は責任の明確化がナイと、改めて思った一冊。


死刑囚と未決囚と無期懲役の人達の違いにも、驚きましたが、それにしても原発事故だと、誰も責任を取ってナイ。

それで許されてしまうのでは、故郷を奪われた人に対して気の毒です。

それだけでナク、福島原発事故前であったら、放射線管理区域なのに、平気でまだ汚染している場所に、人々を戻そうとして、報道統制を行っている。

正に、著者の体験した戦前そのものが、今の日本になりつつあるのかもしれません。

そう考えると、歴史の証人である、戦前に生まれた人々がこの世の中に減少しているからこその現代なのかもしれませんが‥‥

実に、色々なコトを考えさせられる一冊ですので、出来ればこちらも読んで頂きたいものです。  
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2016年12月27日

あまりに拙速に

カジノ法案が出来たけれど、本当に大丈夫なんだろうかという気がする。

大金が動くというコトは、金に目が眩む人々も増えるというコトで。

小説ではあるが、こんな本も。


金のタメなら、命を賭けてもというダークな人々も存在するだろう。

まだ、日本は昔より治安は悪くなったといえども、アメリカみたいに銃が世の中に溢れてはナイけれど、何時までも大丈夫とは言えるかどうか。

格差がより拡大して、金の為なら何でもやるという人々が増える可能性も高い。

外国人の富裕層が狙いだから、問題は無いなんて話を信じるのはどうか。

海外から流れ込むのは、金銭だけでナク、犯罪に手を染める人々というコトも有り得る。

平和な日常を失ってしまってから、後悔しても遅いのではないかと思うのだけれど‥‥  
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2016年10月18日

国家の闇

「事実は小説より奇」というが、色々な事件を考察した一冊がこちら。


中でも、グリコ森永事件は不可思議な犯罪の筆頭であり、解明は難しいにしろ、色々と事件の背後関係を明らかにしてくれる。

それにしても、「豊田商事」の残党は、それぞれに生き延びて、時として犯罪の核として再び登場する人々も多いらしい。

ダマす手口というのは、時代を超えて普遍らしく、過去のマニュアルが未だに重宝されている可能性が高いのだとか。

「上手い話には罠がある」と思って生きていた方がよさそうだ。

「三億円事件」も不思議な事件だったが、米軍基地がお金の隠し場所として挙げられていたりして、目の付け所が斬新。

既に、過去になった話ではあるが、世の中の闇は深く、今でも続いているというコトか。  
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2016年10月03日

人生をやり直すのは難しい

人間、ある程度人生を生きてしまうと、しがらみが出来てしまうので、人生をやり直すのは難しくなる。

無論、全てを降り切って、新しく生き抜く努力をすれば、絶対にやり直せないというコトは無いのだが、人間は弱いので、どうしても今までと同じ人生を生きたくなってしまいがち。

だとするならば、やはり人生は「初めが肝心」というコトなんだと思ったのが、こちらの本。


このシリーズは、前から読んでいるのだが、今回は少年時代に躓いてしまうと、立ち直るのが如何に難しいかというストーリー。

今は、面倒なので、他人に対しておせっかいを焼くコトは無いけれど、それでも誰かに手を貸して、何とかしようと思うなら、なるべく早い方が良い。

ほんの少しの躓きで、一生躓いたまま生きるというのは、大変なコト。

中には、他人の諫言を聞かずに生きて行く人も居るけれども、そういう人と判ってしまえば、それまでだが、誰しも手を差し伸べられる余裕があるならば、なるべく早く少し転んだだけの人に対して、手を差し出す努力が大切なんだと教えてくれる一冊。  
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2016年09月30日

隠蔽される真実

豊洲市場の盛り土問題は、結局、誰に責任があるのかが判らないというけれど、本当にそんな話があるとは思えない。

ともあれ、小説ではあるけれども、殺人事件の深層の隠蔽さえしかねない国では、上層部に不都合な真実など、明らかにするつもりなどナイに違いない。


上記の本は、あらすじを書くとネタバレになるので書けないが、本当にそんなコトだったらと思うコトしきり。

現実に戻って、今の政治の権力闘争の行き着く先は不明だが、人口が減るコトに対する危機感の無さに驚く。

東京オリンピックや大阪万博は、日本が上げ潮だった時に開催されたけれども、これから人口減少時代がより進むというのに、以前と類似の感覚でどうなるというのか?

だが、良く考えると依然と類似の感覚とも言えない。

例えば、自衛隊がPKOの活動範囲を広げ、紛争が起こりそうな地域にまで派遣される現在、任務で命を落とす隊員も生まれるかもしれない。

派遣される隊員の御家族にしてみれば、国会で拍手されるよりも、無事に帰還されるコトを祈るのみだろう。

争いに巻き込まれて、大切な命が失われたとしても、誰も責任を取らない国なんだろうと思うと、気の毒でナラナイ。  
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2016年09月28日

事実は小説より奇なのか

横浜市の大口病院で、院内で点滴に消毒液が混入された疑いが強まり、病院関係者に動揺が広がっている。事件が起きた4階では7月から48人が死亡していたというが、正にそんな話題の小説がこちら。


ちなみに、本の表紙の写真が載せられるので、アマゾンを利用してブログを書いてはいるが、面倒なのでアマゾン自身にはレビューを書いたコトは皆無だし、余程、暇で無ければ他の人のレビューにも目を通さない。

しかし、今回はたった一つしかレビューが付いておらず、しかも最低評価だったので読んでみたら、元看護師だった方が、憤慨して糾弾していた。

しかし、今回の病院の事件は、小説の上を行きそうな出来事。

小説は満点とは行かないモノの、日本に蔓延している性善説に基づいた、そうあって欲しいという理想とは違う現実を先取りしているという意味で、価値ある一冊かと。

そもそも、少し前の『和歌山カレー事件』の容疑者も、看護師にはならなかったけれども、看護学校に通っていたし、以前にも四人の看護師が殺人を犯した事件は存在している。

人間は、聖職に就こうが、丸ごと善人ではナイというコトは、誰でも本来知っている。

看護や介護をする人々が、崇高な仕事ゆえに、薄給に甘んじ、身を粉にして働いても当然という感覚を、まず止めなくてはイケナイ。

幼児を保育する人々の給料も、一時、大騒ぎした割には、現場の待遇がとても良くなったという話は聞かない。

すべからく、他人の善意を当てにして、勤労者の権利を削減している経営者達への、テロリズムが社会に溢れ始めているのではナイか。

無論、それだけが動機とも思わないけれども、今の歪な社会環境の悪化が、犯罪にも影を落としているのは、間違いのナイ事実だろう。  
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2016年09月27日

和歌山カレー事件

帚木蓬生さんの作品ゆえに、読んで見たのだが、単に『和歌山カレー事件』の作品だったら読んでいたかどうか。

しかし、流石に期待は裏切られず、今まで表面しか見えて無かった事件の深層を知るコトが出来た。

それにしても、サリン事件にしろ、砒素中毒の和歌山カレー事件にしろ、被害者を調べるコトで、医学は進歩するのだという厳粛な事実と、医学が科学的な事件の裏付けとなって、犯人が言い逃れが出き無くなるのだというコトを改めて感じた。


ともすると、事件は加害者の話に終始してしまうのだが、小説のラストに癒されない被害者の遺族という問題を提示している。

それにしても、自転車操業で繰り返される保険金詐欺の終止符が、無関係の人々への中毒死やその後遺症を残したというのでは、あまりにも悲し過ぎます。

それ故に、著者が題名を「悲素」と付けられたのでしょうが‥‥

動機が語られないので、この事件の全容解明は難しいと思われますが、それにしても、実の両親すら保険金のタメに殺害した可能性が存在しているコトを思うと、「金が敵の世の中」なんだなとも思います。

しかし、お金で買える幸せというのは、決して綺麗事を言うつもりもありませんが、結局、「金の切れ目が縁の切れ目」になってしまうという不安定な幸せ。

拝金主義の行き着いた結末が、コレなのかと思うと、本当に背筋が寒くなります。

それにしても、この本を読むと、「松本サリン事件」で冤罪で逮捕されたのは、一体、何だったのだろうかと思ってしまいます。

少なくとも、早い段階であの事件を解明していれば、「地下鉄サリン事件」は起こらなかったのだというコトに、驚きました。

本の途中で、科学警察研究所に苦言が呈されてますが、事務的に処理したのでは、犯人に裏をかかれる可能性が高いのだと。

他国では、もっと科学的な捜査もされているらしいけれども、日本もその辺に力を入れて、冤罪を許さず、されど犯人を逃さない捜査がなされるコトを期待したいと思います。  
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2016年08月19日

相手の話を見極める

依然として、オレオレ詐欺などは無くならないし、投資詐欺なども時々在るのは何故なのかというコトを分析した本がこちら。


簡潔に述べると、世の中には他人を騙すコトを何とも思ってナイ人が存在するというコトをまず認識するべきだという。

どんな人も人間なのだから、判りあえる的な甘い考えが通用しない人が居て、その人は誰でも良いから、甘い汁を吸わしてくれそうな人を探している。

突然、無理難題をふっかけられれば、誰でもスグに拒絶するのだが、そういう人は些細な譲歩を求めて来るだけなので、『それ位なら』と許してしまうと、ドンドン踏み込んで来て、奪うだけ奪うというトコまで止めようとしない。

何処かで、しっかり拒絶の意思を表すコトが必要なのだが、なにしろ欲で来るのでしつこいから、下手をするとズルズルと断れなくなりやすい。

なので、信頼出来るかどうかが判ってナイ人からの、接触はなるべく最初から無視すべきなのだと。

ともあれ、誰にも騙されないで済む人というのは、誰かを騙している人だったりするので、誰かに騙されたとしても、それは人生経験として、スパッと割り切って、次にその経験を生かさなければナラナイ。

そうでナイと、次から次へと騙されるというコトになりかねない。

人は、弱っている時に近寄って来る人に対して、つい警戒心をゆるくしてしまいがちだが、誰かを騙す人というのは、弱っている人を見つけては寄生したがるので、注意が必要なのだと。

確かに、人の弱味につけこもうとする人は、とても多い。

もし、自分は誰かに騙されやすいと思っている人は、本を読んで自分の態度を振り返って欲しい。

もしかしたら、そういう人々を引き寄せている自分に問題があるのかもしれないのだから‥‥

それにしても、政治家の中にも正しい人は存在するが、大半は騙す人ではという気にもさせられる本。  
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2016年08月01日

無差別殺傷事件を引き起こす心

自由は気楽だけれど、孤独は辛すぎるという現代人の心の動きが、秋葉原の事件の背景にあるというのが、こちらの本。


確かに、今は昔と違って家族がバラバラに生活していたり、一人暮らしも多かったり。

それを、自分でキチンと受け止めて生活出来る人も居れば、暴走してしまう人も居る。

ともあれ、この本の中で特筆すべきは、愛も道徳も暴力にむすびつくというコト。

自分が所属する内集団を愛し大切にする度合いが大きいと、それを攻撃した外集団への敵意や暴力は激しくなり、愛と暴力は矛盾せず、道徳的であればあるほど、暴力は過激になりうると。

優生思想に囚われてしまうと、弱者は排除するのが正しいという帰結になり、そういう考え方が仲間内で指示されると、変な方向に暴走するコトも在り得ると。

それにしても、パソコンで爆破予告をされたダケで、庁舎を閉めたりして大騒ぎするというのに、あんなに実行を念入りに企画したいた男性を、ノーマークで行動を止められなかったというのは、本当に不思議な話。

オウム真理教のサリン事件といい、暴走している人を停めるコトが不可能というのでは、今のシステムに不備が存在しているとしか思えない。  
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2016年07月26日

人を、殺してみたかった

少し前に、フロイトが「男性には、自殺したいが故に他人を殺す人が居る」的なコトを述べたという話を、読んで原点に当たる気にもならなかったが、多分にそういう傾向はあるかもと思っていた。

世界中で、テロなのか、他人を巻き込んでの自殺なのかという事件も多かったりしたので。

で、借りて来たのだが、期限に返すタメに読まなければならない本があったので、そのままにしていた本がこちら。


だが、今朝の相模原市の障害者福祉施設での大量殺人事件を知って、一気に読んでしまった。

無論、こちらの本の、犯罪者は女性なのだけれど‥‥

ともあれ、大量殺人などの事件は、決して一気に問題が発生するのではナク、その前のシグナルを発している段階がある。

しかし、それが無視されたり、不問にされると、一気に殺人事件にまで突っ走ってしまうコトが多いという。

相模原市の事件でも、事前に衆院議長公邸を訪れ、障害者の殺害を予告する内容の手紙を渡していたという。

以前から、このブログに書いているが、精神障害があると無罪になるというのは、犯罪者の逃げ道になっている。

詐病する人が居るし、そもそも、冷静に犯罪をするという人が正常なのか?

無論、障害がある人を普通に裁くコトは難しいだろう。

その点は、情状酌量をするべきであって、無罪というのはどうなのだろうかと思っている。

話は違うが、障害者施設に勤務するのは、かなり大変な職業だ。

親戚でその手の施設で働いている方から、その大変さは聞いている。

保育関係も大変だが、介護関係も大変な仕事。

それでも、給料も安く、時として精神的にも不安定な人の面倒を見ている人には、頭が下がる思いがする。

ともあれ、措置入院から出て、四か月後に大量殺人では、被害者の遺族は救われまい。

虐待事件でも、ストーカー事件でも、救える機会が有ったのに、というパターンがあまりにも多過ぎる。

事件が起きてからでは、どうにもナラナイのだけれど‥‥  
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2016年07月19日

女という病

休み明けで、少々疲れました。

一気に、夏らしくなったというコトもあるかもしれません。

涼しいトコで生まれたので、昔から暑いのは苦手です。

という様な、自分語りをしてしまうのも、著者はかなり意識しているみたいで。

意地悪に言ってしまうと、あまりに自意識過剰になってしまうと、生きるのは辛いだろうと思いますが‥‥


正直、かなりセンセーショナルな事件でも、人は忘れやすいものだなという気がします。

十年以上前なだけで、かなり特殊な事件なのですが、『そんな事件あったかな?』という感じで、佐世保の小六同級生殺人事件以外、ホトンド覚えていませんでした。

もしかしたら、そちらの方が問題かも。

しかし、世の中には、凶悪な事件が多発しているので、時が経つと逆に異様な事件でも風化してしまいます。

それだけ、殺伐とした時代になって来ているのかもしれません。

そう思うと、おそらく『時代という病』なのかも。

著者は、『自分探し』のし過ぎではないかという仮説を立てていますが、必ずしもそうとも言えないのかも。

著者の解釈した事件簿というコトですから。

それでも、中にはそうした人々も存在しているだろうとは思います。

ともあれ、自分で考えるコトを止めて、他人に自分の人生を丸投げしてしまった故の事件というのは、結構、多いのだなと事件の概要を読んで思いました。

夜寝をしてしまった後なので、纏まりもありませんが、お許しください。  
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2016年06月16日

歪みゆく社会

虐待の連鎖の結果みたいな元少年の死刑が確定したという。

事件の背景を思えば、気の毒な部分もあるのだが、日本の刑法に死刑という選択があり、無期懲役が終身刑ではナイと知っていれば、裁判員の人々の結論に異議を唱えるのは難しいが、日本が「超格差社会」に突入しているとなれば、こうしたコトはマスマス増えてくるのかもしれない。

おそらく、実際にあった事件からヒントを得たのだと思われるが、この小説に出て来る女性犯罪者にも、類似の影がある。


本日、読んだネット記事に中学生の娘を風俗店に売る母親も珍しくない沖縄の貧困の残酷な現実というのもあれば、参議院予算委員会で共産党の小池議員が、日本の富豪上位40人が保有する資産の総額は昨年、15.9兆円にのぼり、上位40人が持つ資産はアベノミクスが実行されたこの3年間に2.2倍に急増していて、上位40人が保有する資産総額は、なんと日本の全世帯の下から53%ほどが保有する資産に匹敵する。(格差大国といわれるアメリカでさえ、「上位10%」の富裕層が国民総所得に占める割合が約5割)と真逆な話があって、正に二極分解しているらしい。

単身世帯の約半分は預金も持てなくなっているということだし、生まれる親を選べない子供達が、お金だけでナク、愛情すら与えて貰えない家で、スクスクと育つというのは、かなり難しいかもしれない。

それを肩代わりすべき、社会に余力が低下しているのであれば、これからも破滅的な人生を選択する人々が増えるのかもしれないと思うと、絶望的になる。

もう少し、格差を緩和し、誰もが多少のゆとりを持てる生活が出来る社会にして欲しいのだが、本当にそれを実現しようとする政治家は存在するのだろうか。  
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2016年05月21日

人間は弱いモノ

オウム真理教の事件から、かなりの年月が経ち、やっと林郁夫について書かれた本を読む気になった。

というのも、基本的にあまりダークな気分になるモノは読みたくナイから。

気力が落ちるというか、仕事に差し障りもあるので、なるべく気力上げるモノを読もうとしているからだ。

ともあれ、今週の仕事も終わったので、読み出したのだが、一気に読み終わって感じたコトは、人間というのは脆いものだというコト。


そして、集団になればなるほど狂気は増幅されるというコト。

子供の頃に、日本赤軍による「浅間山荘事件」があり、その後でリンチ殺人が行われていた事実が判明したが、それらがより大きくなったと言って差し支えないのだろう。

だが、他人事だと思っているけれども、日本がかつて戦争に突入して行った時代を思うと、決して他人事ではナイ。

面白い本ではあったが、ブログに書くのは難しいからと飛ばそうと思っていたのが、こちらの本で、こちらも本日読み終わったのだが、


張作霖事件の顛末を書いた本なので、よりそう思った。

人間というのは、普通であれば絶対に陥らない罠でも、常軌を逸した世界に迷い込んでしまうと、必ずしも正しい判断をするとは限らない。

自分というモノが、そういう脆い存在であるというコトを、常日頃から意識しておくコトこそが、逆に間違った誘いに乗らないで済むタメに必要なのかもしれない。  
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Posted by seitaisikoyuri at 23:05Comments(4)TrackBack(0)

2016年04月17日

間違いを正せない国

冤罪無罪となった誤った決定をした、元最高裁の裁判官は「勲一等」「旭日大綬章」などの勲章を受章したままだという。

なのに、冤罪であるとDNA鑑定で証明されても、それが認められず未だに無罪にナラナイ人も存在するという驚きの本がこちら。


有罪の根拠とされた証拠についての科学的で真摯な検証が行われていないという現状は、推定無罪の人を無理をしてでも有罪にしたいというメンツの問題と絡んでいる様に思えてしまう。

法医学者の真摯に書いた報告書に対して、充分な敬意を払おうとしない裁判官や検察官、そして逮捕=犯人として報道するマスコミの問題もあるのだろうと。

罪無き人を、有罪にして、人生を狂わせてしまうコトの問題を、我々は自分の身に置き換えて考えるべきでしょう。

加えて、こうしたコトが行われる背景には、偏見もあると思います。

自己防衛としては、「李下に冠を正さず」という感じで、普段から怪しまれない様に、生活態度を品行方正に保つ程度しかナイのかも。

ともあれ、中年男性が女子高生の身体を繰り返し触ったなどして、逮捕・起訴された事件は、「女子高生が男性のズボンを触っていた」としか考えられなかったというのに、有罪というのでは、どうすれば救われるんだという嘆きの声が聞こえそうな気もしますが‥‥  
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Posted by seitaisikoyuri at 20:30Comments(2)TrackBack(0)

2016年03月29日

知られざる汚点

歴史というモノは、勝者によって書かれたモノであるとは知っていた。

それにしても、ココまで事件の真相の隠蔽が出来ていたというのは驚きだ。


他殺であると解剖した医師が確信しても、検察官や刑事達が思っても、国の上部で隠蔽するとなれば、ウヤムヤになってしまう。

だが、それは戦後スグだからとは限らない。

今でも、その手の問題は山積しているのではないかと、考えさせられた一冊。

以前から、同じ問題を扱った著者のノンフィクションを読みたいと思っていたが、小説仕立てを読んでマスマス読みたくなった。  
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Posted by seitaisikoyuri at 21:55Comments(4)TrackBack(0)