ワールド・カップの日本代表の皆さんは、とても頑張ったし、とても良かったんだけど、気になるのが日本人の対応だし、特にマスコミの騒ぎ方。
「首相の首が変わったら、支持率がV字回復する国なのだから当然」と、言われてしまえばそれまでなのですが、ワールド・カップの前の練習試合で負け続けた時は、総スカン状態だったのに、予選で一度勝ったら大騒ぎ。
予選を通過出来たら、次はベスト8だとか、ベスト4も夢じゃないなどと手のひらを返した様。
確かに、昔から「君子は豹変す」とはいうものの、豹変し過ぎ。
いわゆる「節操がナイ」という感じなのが、とても気になる。
本田選手が「応援してくれた人も、批判していた人も‥‥」と試合後のインタビューで話してましたが、本当に世界の荒波に揉まれているだけあって、達観しているなと感心しました。
岡田監督の家にいやがらせをした人がいたりしたそうですが、どうしてそんな馬鹿げたコトをするのかと思うし、逆に今は「負けたけれど、よくやった」というトコに世論を誘導している気も‥‥
実際、本当によくやったとは思いますが、無理と知りつつ「ベスト4」を目指したんだからという辛辣な人が存在しないというコトも、ある意味、日本人にハングリー精神が欠如する理由かとも思います。
選手の皆さんの方が、「悔しさから学びたい」という感じの発言をされていて、最後まで日本の国民と、サッカー選手の意識レベルの違いを考えさせられた気が。
あまりの乱高下した世論の動向に、「嬉しさも中ぐらい」になりそうです。
四年後のワールド・カップの時には、モチロン選手達にも頑張って欲しいですけど、それよりも日本人の成熟度が増していたらイイのですが‥‥