さて、あまりカリカリしていて肌荒れになっても困るでしょうから、本日は久々に「食べ物が作る健康」に。
ビタミンAは、目の角膜や呼吸器、消化器、さらに膀胱や子宮などを覆う上皮組織の分化に働き、全身の皮膚や粘膜を健康に保ちます。動物性食品に含まれるレチノールと、緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンなどがあり、いずれも肌荒れの改善に必須の栄養素です。新陳代謝を促進し細菌やウイルスに対する抵抗力を高めてくれるので、にきびや風邪の予防にも役立ちます。
これがおすすめ食材
●鶏レバー‥‥良質なタンパク質で、ビタミン、ミネラルの宝庫。ビタミンA効力はニンジンの約10倍で、肉類では最高値。正肉よりも脂質が少なくエネルギーも低いため、ダイエット食におすすめ。
●モロヘイヤ‥‥クレオパトラも食べたといわれる緑黄色野菜の王様。カリウムやカルシウム、ビタミン類を多く含み、中でもβ-カロテン含有量は野菜の第1位。食物繊維も豊富で、美容と健康にピッタリ。
●春菊‥‥美肌の特効薬であるβ-カロテン、食物繊維、ビタミンCが揃ったすぐれた食材。独特の香りは自律神経に働き、胃腸の調子を整える。ほかの食材でビタミンEを補えばガン予防にも効果。
緑黄色野菜は美と健康の源
じつは、ビタミンAのうち、緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンは、体内に吸収されるとビタミンAに変わります。残りは、抗酸化作用によってガン抑制効果を発揮します。
さらに、動脈硬化や心臓病の予防にもなるので、緑黄色野菜は毎日食卓に。β-カロテンは必要な量だけが体内でビタミンAに変換さけるので、過剰症の心配はありません。
ちなみに、動物性食品に含まれるレチノールは、小腸から吸収されて肝臓に貯蔵されます。大量摂取は過剰症を引き起こすので、サプリメントなどの摂取量は、必ず守りましょう。
四月も、あっという間に終わりです。今年は桜の開花も遅く、山肌にはまだ雪が残ってます。異常気象が続いているので、皆様、体調にはくれぐれも御注意下さい。