2018年09月30日

こんな男は困ったチャン

というタイトルの方が、中身を現しているのではという気がする本がこちら。


本のタイトルというのは、とても大事なのだけれど、読んだら全く印象が違うというのは、困ってしまうのではないか。

こちらは、図書館で借りて来ただけだし、速読しているので、別にどんな本でも多少構わないという雑食系なので困らないが、「新潮 45」の問題と似て、編集力が落ちているのではという気もする。

「売らんかな」というのは、絶対にダメだと苦言を呈しておこう。

ともあれ、確かにこの手の困ったチャンは、世の中に大勢居ます。

なので、この本を読むべきは、困ったチャンと思われたくない男性が対象かと。

なのに、女性が対象みたいなタイトルではと思ってしまったりする。

「諫言は耳に逆らう」と言うけれど、それを読めるだけの度量のある人だけが、深みのある男性と言われるコトだろう。

でも、そういう人は中々存在しないから、この本にはレビューが全く付いていないのだろうと分析してしまうのだけれど。  

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2018年09月29日

話してもわからない人

誰しも、自分の理想的な展開になるコトを望んでいるけれど、それどころか逆の展開になるコトの方が多い。

というのも、中には自分の都合でしか動かない人というのも存在しているから。

そうした人達について、書かれた本がこちら。


残念ながら、「過去と他人は変えられナイ」という現実があるというのは、この場合に於いても不変の真理。

そういう意味でも、自分の対応を変える努力をしようと著者は述べている。

とはいえ、信じられない要求には、毅然と「No」と言うべきだとして、法的対応もすべきであるとして、段階的な流れも書かれている。

今の時代、常識的な対応をしてくれる人ばかりとも限らない。

他者に精神的に追い込まれる前に、時としては法的措置が必要になるのも、致し方ナイのかも。

ともあれ、相手と対峙するには、それなりの覚悟も居るというコトを知っておいて損はあるまい。  
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2018年09月28日

体罰はなぜなくならないのか

貴乃花親方の引退なのか、退職なのかで紛糾している問題もそうだが、日本という国はどうも体制側が権力を持っていて、それに逆らうと見せしめ的なトコがある。

そういうコトが原因で、中々、なくならないのが体罰といじめと言っても過言ではなかろう。


特に問題とされるのは、「しつけとして体罰が許されるか否か」という問題ではなかろうか。

体罰という恐怖によって、他者を支配しようとする考え方は、前近代的なのだけれど、近視眼的にスグに結果を求めようとする人達には、受け入れられがち。

世界的には、「褒めて伸ばす」という考え方の方が、一般的なのだけれど‥‥

ともあれ、「勝利第一主義」になってしまうと、目先のコトに囚われがちになってしまうのだけれど、学校の教育というもの自体、「教え育てる」という基本的な意味から考えると、高圧的で一方的な支配では無く、生徒に自覚を持たせるのが最良の方法であろう。

そうした背景には、オリンピックになると、「出るコトに意義が有る」というクーベルタン男爵の考え方よりも、スグにメダルの数に拘ってしまう国民世論にも問題があるのではないか。

誰でも、勝たないよりは勝った方が気持ちが良いには違いないけれど、手段を選ばすというのでは、どうなのか。

とはいえ、フェアであるコトが、今の日本では中々行われない現状があればこそ、この問題は根深いのではないかと思ってしまうのだが。  
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2018年09月27日

玉砕でナク

人命救助を優先した、アリューシャン列島からの撤収の物語。

正直、南方での玉砕などの話は知っていても、北方でのアッツ島での玉砕とキスカ島での全員撤退の話は、全く知りませんでした。


太平洋戦争での最大の奇蹟の裏側を小説で描いています。

それにしても、どうして負けると判りそうな戦争に突入して行ったのかという背景を描いた本がこちら。


という本も、日本がズルズルと希望的観測に基づいて、戦線を拡大して行った経緯を教えてくれる。

そもそも、大局的見地に立たず、物事を自分にとって最上の方角からしか見ないという、あまりにも楽観的な考え方をして、結果、最悪の結果になったとしても、責任を適当に誤魔化すという、過去から綿々と続く、無責任な体質があればこその、開戦だったのだと理解した。

「想定外」という言葉を言い訳にして、幾つものシュミレーションをせずに最悪の選択をする、そんな呆れた国では、世の中のずる賢い国の人達に罠に嵌められても仕方がナイのかもしれない。

国家間の謀略に負けた結果としての、太平洋戦争であり、それに踊らされた国民の犠牲を考えさせられる二冊の本を読んで、実に色々なコトを考えさせられた。

歴史を学んで、新たな未来に活かしていくという姿勢が無ければ、何れ日本に再びの敗戦が訪れないとも限らない。

そして、それは直接的な戦争ではナクとも、経済戦争としての敗戦も意味しているのだけれど‥‥  
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2018年09月26日

冤罪の可能性について

とても良く考えられた小説がこちら。


特に、ラストの展開がスゴイ。

結局、人間は神とは違うので、本当に正しい判断が可能なのかという問いを突き付けられている感じがする。

それにしても、地震も噴火も全くと言って良いホドお手上げの状態で、原発を大丈夫と断じてしまう判決が続いてますが、本当に大丈夫なのでしょうか。

裁判所と検察の、いわゆる自己保身の様な気もしてしまうのだけれど。

裁判の裏側も、色々と判る画期的なミステリーだと思います。

ともあれ、もっと色々と書きたい気持ちもありますが、本日は忙しかったのでもう寝させて頂きます。  
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2018年09月25日

縮んで行く現実を受け止める

人口が減少するという現実を受け止め、今後拡大するにはどうすれば良いかというコトを考えるだけではナク、今後どうなろうと、チャンと生きて行くにはどうすべきかを考えようという趣旨の本がこちら。


地方で生きるというのは、金銭的には大変かもしれませんが、色々とゆとりある暮らしが出来ます。

無論、それは計画的に生きていれば可能なのかもしれませんが‥‥

それにしても、「田舎の人口が減るのは、田舎が経済的に負けた結果。経済的な敗者が滅びるのはしかたないのではないでしょうか」と大真面目に言う大学生が居るというのは、驚きです。

そもそも、大企業のホトンドは本社を東京などの大都市に置き、地方では安い賃金で働かせ(なるべく非正規で)、儲けを本社に持ち帰り、それを大都市の正社員に分配しているから、という経緯を省略してしか考えられないのが、最大の謎。

この本の対談している方々も、地方から若者を集めるという人数的な話だけをしているけれども、富も人口も都会が地方から搾取しているという感覚がナイのに驚きます。

借金が山の様にある時代に、もし日本が破綻したとしたら、おそらく円安になって、食糧難になるのは必然でしょう。

都市の方々は、戦前戦後の食糧難で大変な思いをしたのを忘れているのだと思いますが、万が一に備えて農家の人々と良好な関係を継続的にしようというリスク管理が出来ている人は、そんなに多くナイのでは。

親戚に農家は居ても、非農家で生まれると簡単には作物を造るのは無理なのだというコトを身に染みて知っていると、食べ物はお金さえ出せば簡単に手に入れられるという考えに毒されないで済みますが、都会ではそんな人は少ないでしょう。

例えば、大地震のあった北海道の農業が壊滅的打撃を受けたら、日本の食糧自給率はとんでもナク下がります。

シンガポールみたいに、自分達では農業をしてナクても、マレーシアと陸続きというトコとは違うので、何かが起きてしまった時に、海外に脱出出来なければ、飢え死にという可能性も有るというのに‥‥

そもそも、今はマダ過去の遺産が多少は残されているけれど、やがて来る老人大国の時にどうなるのかという問題を抱えた日本にとって、考えるべきコトは多数存在し、その時に備えているかどうかで、人生は激変する可能性があると思っていなければ、未来は暗転してしまうかもしれません。

その時に備える意味では、読んでおきたい一冊です。  
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2018年09月24日

久々の長編ミステリーの傑作

旅情ミステリーというジャンルがあるけれども、大御所が何人も徐々に亡くなってしまってとても残念なのだが、慌てずゆっくりと読み残した作品を楽しんでいる。

その中でも、今年亡くなられた長野県在住だった方の長編をこの連休で楽しませて頂いた。


初期の時代と比べ、後期になると「エッ?」と思う感じの作品も無くは無かったという気もしたが、流石に「浅見光彦最後の事件」と銘打っただけに、かなり本格的に構成されていて、面白かった。

殺人事件よりも、どうしてその事件が起きたかという点について、何十年も前の歴史的展開も含めて書かれていて、異質のミステリーとも言えそうだが、読んでいてとても面白い作品だった。

第二次世界大戦を実際に知っている人々も、段々鬼籍に入っているので、その時代がキチンと記憶されなければ、再び、戦争にも巻き込まれかねないという気もする。

歳をした両親から、色々と嫌な話を聞いていたので、戦争だけはゴメンだと思うけれど、そういう話を直接聞かされた人も、今はもう少なくなっているのだろう。

もっと、生きている時にそうした話を聞いておけば良かったのかもしれないと、その手の話が書かれた本を読むと、後悔もある。

優れた新しい旅情ミステリーの長編作家が出て来てくれないモノかと思うのだが、本が売れ難くなった時代では、あまり期待は出来ないのかも‥‥  
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2018年09月23日

何時か来る破綻

既にジャブジャブの借金漬けの財政なのに、平気で外遊先でお金をばら撒く国、日本。

その近未来的な小説がこちら。


ともあれ、この小説が最良の処方箋を書いているかどうかは別で(まずは、高給で天下りしている官僚の月給をまずどうにかすべきではとも思いますが‥‥)、既に日本国債の入札が不調で終わっているという意味を、もっと深刻に考えるべきではないかと。

ともあれ、寓話としても読めますし、現実にも富裕層は子供を外国の学校に入れたりして、日本脱出を計画しているので、想定内の話なのかもしれません。

無駄な箱物ばかり造り出している今の現状を改めない限り、どうにもナラナイとも思います。

東京五輪の施設だって、無理に新築で造って良かったのかどうか。

今日は、昨日の心配と裏腹に、主人の母は嫁と二人なので遠慮していたのか、あまり手も掛からず、娘が帰って来てから、三人で日帰り入浴に行きました。

行く途中で、長野五輪の過去の遺産となってしまったスパイラルの横を通って行ったのですが、結局、このまま朽ち果てて行くしかナイのだと思うと、実に残念です。

建物は、建設費の他に維持費も必要になるので、造ってしまうと後に禍根が残ります。

小説みたいに一気に大ナタを振るおうとすると、逆に反発が生まれてしまうと思いますが、少なくとも消費税を福祉税に回さずに、公共事業に使ったり、国の財産を私人に融通したり、外国に良い顔をするタメに散財している様では、破綻は目の前。

それにしても、「カジノミクス」とは上手い命名です。(それは何か知りたい方は、是非お読み下さい)

長野市の隣の千曲市でも、場外車券を売る場所を作ろうという動きがあります。

長野県には、競輪や競馬などの公営ギャンブル場や車券、馬券などの場外売り場すら無いのですが、結局、依存的な人から巻き上げるのが、一番楽というコトになってしまうのかも。

でも、もうそんなレベルでは、とても日本の財政赤字には間に合わないと思うので、小説のラストみたいになって後悔しない様に、国民がチャンと考えるしかナイかもしれませんね。  
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2018年09月22日

困った老人のトリセツ

本日の本はこちら。


高齢の親を間近で見て無い方には、良い本ではないかと思いますが、既にかなり高齢化して、認知症が進みまくっている人には、もの足りないかもしれません。

我が家も、徐々に家で介護するのが、かなり難しくなって来ているのですが、それでも、本人が在宅を希望しているので、何とか頑張ってます‥‥

ともあれ、我が家で一番献身的に介護している主人を気晴らしさせようと、息子のトコへ行かせ様とすると、必ず色々な問題が発生し。

それでも、仕方ナイので、娘と仕事をしつつ、何とか面倒を見ているのですが、やはり嫁には遠慮があるらしく、結局、娘が大変な思いをしています。

明日は、娘に用事が有るので、主人の母と二人で家に居るのですが、どうなりますことやら。

本当は、ショート・スティに行く予定になっていたのですが、具合が悪いと自己申告して、少し前からディ・サービスを途中で離脱しているので、急遽、家に居るコトになりました。

というコトで、上記の本を読んではみたのですが。

「介護はプロに任せたほうがお互いのため」というコラムもありますが、そうは思っても、本人の意思も有るので‥‥

何事も、見ると聞くのは大違いですし、実際に体験すれば、知識とは全然違います。

まだ、高齢者が少ない時代でこうなら、数十年後は本当にどうなるのか。

これから高齢者になる人々は、強い意思を持って「ピンピンコロリ」になる様に、自分の身体を整えておくしか未来は無さそうですね。  
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2018年09月21日

よい暮らしとは?

社会がどうなれば良いのかというコトが、明確では無くなった時代への提言とも言える本がこちら。


ケインズは、1日3時間働けば、大丈夫な社会が来ると予見したけれど、実際はそうはならなかった。

何故なら、人間の欲望が勝れば、もっと労働をしようと思うし、格差社会によって、充分な賃金を得られない階層が生まれてしまったからだという。

お金を求めたいと思えば、より労働にいそしまなくてはナラナイ。

結果、必要を満たして余暇を楽しむという生き方が出来なくなっているのだと。

健康、安全、敬意、個性、自然との調和、友情、余暇という基本的価値を大事にして、終わりなき競争からの脱却無くして、人生の充実は不可能。

広告に踊らされ、他者との違いに苦しめられるコトなく、自分らしい人生を模索して、余暇を楽しめる人間らしい生活こそが、我々の求めるべきモノではないかという、あまりに当たり前過ぎる感じもするが、資本主義にも理念が必要だと説く、画期的な一冊。

稼いでいるハズなのに、人生が虚しいと思う様な方々には、是非とも一読して頂きたいと思います。  
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2018年09月20日

団塊絶壁

人は誰も歳を取るのが、止められナイけれど、それにしてもドンドン日本の高齢化は進んで行く。

たった三年間位で、1000万人近くが生まれた時代の人々が、70歳代になり、去年生まれた赤ん坊の数は、ついに100万人を割った。

年金は、65歳から下手をすると70歳とか、75歳に引き上げられるかもしれない時代になろうとしているが、少なくとも団塊の時代の方々が今の100歳近い老人まで生き続けるとしたら、おそらく国家の財政の崩壊は免れないだろうという気もする。


結構面白い本ではあったが、団塊の時代の方々が絶壁だったとしたら、おそらくそれ以降の世代は、もう滑落するしかナイのかもしれない。

常々、団塊の世代より一世代若いのだから、老人になったとしても介護の人手は、こちらには回されないだろうし、年金も支給が五年は遅らされてしまったしと、団塊の世代よりも、老後は真っ暗。

自分のコトは、自分で最期まで出来る様に、ピンピンコロリを目指して生きる以外に、選択肢は残されてナイ。

「安楽死」も、上記の本では取り上げられているけれど、悲惨な運命の中で晩節を生きるしかナイのであれば、おそらく我々の老後には、「安楽死」すら、選択肢になって来るのではないかと、嫌な気持ちになってしまった。

ともあれ、先のコトなど考えて暗くなっても仕方がナイので、「なるようになる」と気持ちを切り替えないと、今後の何十年かが、辛くなりそうで怖い。

日々、少しでも楽しみを見つけて、楽しく生きる努力をする以外にナイのかも‥‥  
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2018年09月19日

ベーシックインカムは必要か?

今日は、題名が気になって読んでみた本を。


昔の人間なので、借りたモノは返すのが、当然とは思っているのだが、それにしても日本という国は若者に対してお金を出さないダケで無く、色々と毟り取ろうとしている国なのかもしれないと思う。

そもそも、大学を出たからといって、確実に就職出来るというワケもあるまいに、ドンドン学生ローンの如き、奨学金を貸し付けているのだから。

そうなると、結果的に世の中を良くしたいと思うのであれば、ベーシック・インカムも必要なのだろうかと思って、検索したら、「人工知能の急速な発達により、2人に1人の職が代替されると予測される時代になって来ているので、その問題を打開するには、ベーシック・インカムなのかも」という番組が一年近く前に放映されていたコトが判った。

低賃金で働かされて命の危険にさらされたり、困った人に生活保護を支給したりというよりも、国民全員にある程度のお金を渡した方が、嘘を付いて生活保護を貰ってナイのかを調べたり、ブラック企業に押し潰される人をフォローするよりも、簡単なのかもしれない。

そもそも、一月に7万円となると、働けるのであれば、働いてでももっと豊かな暮らしをしたい人もいれば、それだけで暮らせる人生を探す人も居るだろう。

そうなると、過疎の地域に住んで、自給自足したがる人も増えるかもしれないし‥‥

人工知能やロボットが大確約する時代になってしまえば、労働をする資格を手にするのも、本当に大変になりそうだ。

一気に高齢化して、年金が破綻するかもしれないという時代になりつつあるとなると、もしかしたらベーシック・インカムが本格的に討論される時代が、すぐソコまで来つつあるのかもという気もしてしまったのだが、皆さんはどう考えるのだろうか?  
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2018年09月18日

格差社会の問題点

休み明けというコトもあり、本当に疲れました。

とりあえず、本日の本は、

日本だけでナク、世界各地に格差社会が出現しているみたいです。

既に、「神の見えざる手」というのは、現実では上手く行かず、結局、格差は縮小する様に、政治などで何とかする以外に同省もナイみたいです。

格差社会が続けば、「貧困の連鎖」など、色々な問題が生まれかねません。

詳しく書き込むには、眠くなって来ているので、とても無理ですが、簡単に読める本なので、興味のある方は是非どうぞ。  
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2018年09月17日

時代に付いて行けない人々

この先、老人がドンドン増えて行くとなると、よりこうした事態が頻発するのだろうなと思ったり‥‥


この本が出版されてから10年。

団塊の世代も、より高齢化している。

ともあれ、時々、実際にモンスターなのかという人を、見掛ける様になった気も。

デパートで買い物をしていて、店員さんがお会計でモタモタしていると、気合をいれていたりとか。

道路を車で走っていれば、さほど広くもナイ道幅なのに、堂々と真ん中を走って来るのだが、軽自動車なら何とかすり抜けられるけれど、退職金で買ったのか、ピカピカの3ナンバーだったりするので、『大きい車は、腕のある人以外は、運転手付きで運転して貰ってくれ』と願う日々。

無論、こちらも歳をしていくのだが、歳をして運転が下手になるのなら、自動車はスモール・ダウンすべきではと思うけれど。

そういう不満は、こうしたもっと大変な老人の話題でも読んで、現実にはもっとスゴ過ぎる老人も居るのだと割り切るしかナイのだろうか‥‥  
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2018年09月16日

訴訟社会って大変

昨日、樹木希林さんが75歳で亡くなられたコトに、ショックを受けています。

それでも、今年「万引き家族」で賞を受けられたのは、本当に喜ばしかったし、俳優さんは映像が何時までも残されるので、それを見て偲ぶしかナイのかもしれませんね。

御冥福をお祈りして、本日の本の話を。


人をもてなすというのは、気配りが大切というのが、テーマだとは思うのですが、それよりもマズ、欧米社会は訴訟社会だったりするので、スグに訴えられたりするのだと改めて感じてしまいました。

ともあれ、人生のヒントが色々と書かれているので、マナーを磨きたいと思う方は、一読してみると良いと思います。

それにしても、長野市長選挙に出馬されてから、もう10年近く経ってしまったのかと、そちらにも驚きました。

この方が当選されていたら、もっと観光都市として、長野も洗練されていたのではないかと、返す返すも残念です。

時の流れるのは、本当に早いモノだと驚いたり‥‥

ともあれ、御客様のクレームというのは、案外、良い提案であるというコトはままあるモノです。

自分が気付かない欠点をワザワザ教えてくれているのですから、無理難題を吹っかけられたりしたので無ければ、出来るだけ希望に沿う方向に努力すれば、それ以外の人にも受け入れられると思います。

ココを直して欲しいと言う人は、少なくとも自分に対して期待してくれると思って、自分が飛躍するチャンスとさえ捉えれば、世の中の大概のコトは嫌な気持ちにならずに済みますしね。  
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2018年09月15日

少し変わった歴史ミステリー

と言っても過言ではナイと思うのが、こちらの本。


江戸から明治への変革というのは、今の若者にとっては『るろうに剣心』とか、『銀魂』などのマンガ本でも取り上げられているので、他の世代よりも多少は関心があるのかもしれないと思ったりもするけれど、あまり小説では取り上げられてナイ時代だったりする。

特に、明治維新という言葉が一人歩きして、江戸時代から明治時代になったのは素晴らしい快挙としか思ってナイ単純な人も、結構存在しているのではないかという気もする。

そもそも、明治時代には「日清・日露戦争」だけでナク、各地で「西南戦争」や「佐賀の乱」など、国内での内乱も有ったりして、かなり血生臭い時代であったコトは言うまでもナイ。

薩長閥や、西南戦争の後の長州の専横など、必ずしも明治だけで終わった話でもなく、あの時代に白人の真似をしようとして、過去の遺産を破壊してしまったコトも間違いナイ。

特に、ココでは問題にされてナイけれど、医学部門に於いても、無理やり西洋医学一辺倒になろうとして、せっかく長い間積み上げられてきた、東洋医学を捨て去ってしまったコトにより、多少は復活してはいるモノの、和漢薬などの素晴らしい処方などは、口伝という形で伝えられていただけに、失われてしまった名処方もあったであろう。

この本のサブテーマでもある、明治で廃れてしまった素晴らしい伝統という話とも、類似していると思われる。

ともあれ、夏目漱石や、ラフカディオ・ハーンなど、脇役としてかなり豪勢な人々も。

著者の新境地として、踏み出して行って欲しい一冊です。  
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2018年09月14日

人は一人ひとり違う

本日も、疲れが残っていて、バリバリ書くというには、大変な感じではあります。

ともあれ、本日の本はこちら。


で、この中で何を特に書きたいかというと、以前から、漢方薬というのは、身体に合うか合わないかというコトで、全然違うと書きましたが、著者曰く、八味地黄丸という、かなりポピュラーな漢方薬に対して、自分は錠剤でいうとK社、顆粒はT社じゃないと合わないと書いてあります。

漢方というのは、生薬を使って作るので、必ずしもその生薬が均一とは限りません。

従兄弟で、漢方を得意とする薬剤師に言わせると、同じ会社の漢方薬だって、その年の気候などによって、全然違うと言います。

原料が、とても良く出来る天候の時もあれば、様々な天候不順によって、イマイチな原料しか採れない年もあるからだとか‥‥

上記の本の、最大の趣旨からは外れてしまう話ではありますが、それでも、人はさまざまであり、植物も様々だと思います。

自分にピッタリと合うモノを探すというのは、人生の様々な場面で必要になる場合も存在します。

それでも、そうしたモノを求め、自分にピッタリな人生を選んで生きるというのも、人生の楽しみの一つではないかと。

本を読むという行為にも、類似の作用があると思います。

同じ本でも、読む人によって、読んだ感想は違うけれど、良い本は人生を豊かにするというコトだけは、変わらないと思います。  
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2018年09月13日

秋の長雨というけれど

天候不順だと、仕事も忙しくて、本日は疲れました。

なので、書こうとしていても、眠くて仕方がありません。

とりあえず、本日の本は、


相手のタメでは無く、自分のタメに皆を許して、幸せになった方が良いというコンセプトで書かれた本です。

誰かを恨んだり、怒ったりしても、自分が疲れるだけ。

皆を許して、心が自由になった方が、良いという考え方を説明しています。

最近は、あまり長く誰かを怒る気力も無くなって来ました。

歳というコトなのかもしれませんが、それも良いのかもしれません。

ネガティブな感情は、自分を毒するだけですし。

イライラしてしまう人にはオススメです。

とても簡単ですが、本日はもう無理なので、コレで失礼します。  
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2018年09月12日

がんで死なないタメに

国立がん研究センターは、がんと診断された人が3年後に生存している割合を示す「3年生存率」を初めて公表し、全てのがんの平均は71・3%だが、膵臓がんは15・1%だという。

ともあれ、抗がん剤はがんも縮小させるかもしれないが、正常細胞も死滅させるので、空白になった場所では、がん細胞が一気に増えてしまう可能性が高く、逆に命を縮めかねないという話もある。

そういう方に、オススメしたいのが、こちらの本。


ちなみに、漢方というのは、西洋薬とは違って、本当にその人の身体にピッタリ合った処方をされると効くけれど、合わなければ、全然ダメという場合もある。

その辺を知っていないと、ダメな薬をダラダラ飲んでしまいかねない。

患者が薬を飲んで良くなったどうかを、キチンと聞いてから次の処方をしてくれる医師と巡り合え、互いに検証しながら、薬の服用が出来る環境にあれば良いのだが、合わない薬を出す医師と、それに逆らえない患者という組み合わせになってしまうと悲劇である。

その辺を知らない人が多くて、がんでナクとも、聞かない薬を黙って飲み続けるという愚をおかしてしまうと、ドブにお金を捨ててしまうコトになりかねない。

あくまで、腕のたつ医師にかかれてこその、漢方薬なのだというコトだけは、知っておいて欲しい。

ともあれ、我が家の御客様の中にも、かつてがんと診断されたという方の比率は増えているコトを実感する。

がんとはいえ、病気の一種なのだから、必ずしも克服出来ないというワケでは無い。

加えて、がんは死病であると意気消沈してしまって、希望を全て捨ててしまうと本当に克服出来なくなる可能性も高い。

血流が良く、健康的な身体の人にはがん細胞は棲みつき難いモノ。

まずは、がんにナラナイ様に血行を良くする努力をし、なったとしても諦めずに、身体を温かくするとか、良い意味でのあがきが大切だと思う。

心まで、病に負けてしまうと、身体は本当に悪くなるばかり。

どんな病気にでも負けない位の気持ちを持ち、穏やかな生活を送っている人の方が、がんとは無縁の生き方をしている様に思えてならない。  
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2018年09月11日

自動運転車はどうなる?

何れは自動車は、運転手が不要の時代がやって来るのではと言われているが、中々、その道は険しそう。

ちなみに、運転するのは嫌いな方では無いし、長距離なら電車などの方が早いので、当然そちらを選択してしまうけれど、今後、高齢者になってしまえば、自動運転の方が良くなる可能性は無くはナイ。

但し、高齢になって自動運転というコトになれば、タクシーの方を選択するかもしれない。(無論、タクシーも自動運転になっているだろうが)

ともあれ、日本では今後、どうなって行くのかは判らないけれど、少なくとも、完全自動運転よりも、運転の補助としてドンドン活用されるのは間違いナイだろう。

というか、高齢者の運転に関して言うならば、ある程度危険を察知して停まる車でなければ、駄目という方向性になって欲しいかも。

で、読んでみたのが、こちらの本。

会社員というのは、本当に大変だなという気もしてしまう。

多少のミステリーぽさも有るけれども、基本世の中の仕組みが判る。

自動運転について知りたいけれど、難しい本はちょっとという人には向くと思う。

ともあれ、こうした本を読むと、会社員の生活というのは、とても自分には出来そうもナイと思ってしまうのだけれど‥‥  
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2018年09月10日

あるがままに生きる

というのは、森田療法として有名な言葉ではありますが、それと同じ結論になっているなと思う対談がこちら。


一言で言えば、自分も他人もあるがままに、なすがままにと考えれば、世の中は思い悩む必要が無いという結論になってしまうのですが‥‥

ちなみに、「南無阿弥陀仏」という、「南無」という言葉はサンスクリット語で、「お任せします」という意味で、いまの自分を全部仏さまにお任せしてしまうこと、というのですから、丁度、浄土真宗の「絶対他力」と同じ考えですね。

神仏を信じるか信じないかはともかくとして、自分よりも高みに存在する崇高な存在を思い描きさえすれば、自分などはとるに足らないモノ。

あまり肩ひじ張って生きていると辛くなります。

確かに、ある程度の克己心は必要だとは思いますが、度を過ぎてしまえば、大変さに押し潰されてしまいます。

こういう時代ですから、この辺で大丈夫という気持ちを持たないと、生きて行くよりも死んだ方が楽などと思い込みかねません。

それでも、頑張りたいという人は、それが自分のあるがままだと思うしかナイのかもしれません。

ともあれ、自分の人生は自分のモノなのですから、どういう選択をしても良いのだという自由な考え方をすれば良いと思います。

正直、歳をすると、結局、人生に一番大切なのは健康だと思います。

でも、段々健康とは縁遠くなりつつある。

それでも、老いと仲良くして、生きるしかありませんし。

多少、不健康なトコがあったとしても、天命の尽きるまでは生きて行くしかありませんから、そんな時には、こうした本を読むと、心が慰められます。  
Posted by seitaisikoyuri at 22:14Comments(2)

2018年09月09日

The Battle Of The Sexesを見て来ました

大坂なおみ選手が、男女を通じて日本初となる4大大会シングルス優勝の快挙を成し遂げ、全米オープンを初制覇し、優勝賞金380万ドルを獲得したという。

素晴らしい快挙で、心から喜びたいと思うのだが、三十年以上前には、テニス4大大会の賞金制度が、男女の賞金格差が八倍と大きく、それと是正しようと戦った「ビリー・ジーン・キング」の映画を、御客様である県会議員様からの御紹介もあり、昼から観に出掛けた。


今年は、東京医大の不透明な入試判定などがあり、日本では必ずしも男女同権ではナイというコトが、より如実になった。

そもそも、この映画は必ずしも男女は平等とは言い切れないけれど、男性は女性に対して敬意を払うべきであるという強烈なメッセージを発信していた。

ボビー・リッグス選手と、“The Battle Of The Sexes”(性別間の戦い)と呼ばれる一戦を戦った実話を基に作られた映画である。

相手は過去の優勝選手だったとはいえ55歳であり、キング夫人は30歳で、男女差はあるが、年齢というハンデも貰っていた。

それでも、二人が色々な背景を抱えつつ戦う姿を、コメディ・タッチで描いていて、実に面白い映画だった。

興味の有る方は、是非とも映画を観て頂きたいトコでは有るが、過去に男女同権を求めて闘ってきた歴史があってこその、現在なのだと感じた。

医学部の受験に話を移せば、外科医は大変なので、女医では無理など色々と言われているけれど、男性だって眼科医になったり、皮膚科医になったりしている。

そして、過酷な労働環境だから、男性を優先的に合格させて当然という話も堂々と語られているけれど、どうしても男性を優先的に合格させたいというのであれば、少なくともどういう方法で合格させているのかを、正直にオープンにして入試をしなければ、フェアでは無い。

女子に限らず、何浪もした人は点数を減点するというのも、大問題であろう。

受験生は人生を掛けているのだから、不平等であるのであれば、それを隠して受験させたら、無駄な努力を強いるコトになる。

少なくとも、税金などを投入されていながら、恣意的な試験を行うというのでは。

不平等でやりたいのであれば、誰に石を投げられようと自分達だけの力で、それを貫けば良かろうに、表面だけは取り繕っているという偽善だけは許せない。

男女が共に、自分のやりたい事を、互いに譲り合って社会を良くするコトが可能になるのは、何時の日なのだろうか。

少なくとも、日本ではこれからマスマス少子化が進んで行くし、男性の職業も以前と比べて不安定な時代になって居るのだから、共に社会で活躍するしかナイ時代が来ようとしている。

そもそも、無理に成績が悪い生徒を合格させても、国家試験をパス出来なければ、どうにもならないのだから、必ずしも男性優位に合格させても、同じ様な気もするのだけれど‥‥  
Posted by seitaisikoyuri at 20:42Comments(2)

2018年09月08日

少欲知足で生きる

自然災害などで、世の中が不安になって来ると、安心して生きたいという気持ちになります。

ともあれ、どんなに欲望を持ったとしても自由ではありますが、それでは達成しない欲望の多さに疲れてしまいます。

そういう生活が嫌だと思うのなら、ある程度欲望を制限するしかナイというのが、こちらの本です。


実際にそう出来るかどうかはともかく、そういう考え方も有るのだと気付くコトが出来れば、生き易くなるコトは楽だと思います。

誰しも欲望は有るけれど、全てを否定せずに、欲から解放されて、自分で暮らしやすく生きようとするのは、良いコトではないかと

無欲になれというのではナク、欲を減らすという考え方は、受け入れやすいのではないかと。

シンプルに生きる努力というのは、あこがれますが、中々出来るモノではナイかと思います。

ともあれ、そういう生き方もあると知るコトから始めて、ダンダン心技体ともに健やかになって行ければ良いと思います。

本日も、皆様お疲れでお見えになったので、こちらも疲れました。

ゆっくり、休みたいと思います。  
Posted by seitaisikoyuri at 22:08Comments(0)

2018年09月07日

今なら間に合うのか?

小説とはいえ、結構珍しい話。

今の社会の問題をテロと絡めて、題材にしている。


小説の様に上手く行くとは限らないけれど、模倣犯になりたい人も居る可能性も。

日本は島国なので、争いを好まない性格の人も多いが、下手をすれば何れはこう成りかねない。

昔から、サービス残業も多かったりしていて、労働者は恵まれているとは思えない。

加えて、ブラック企業も横行しているので、マスマス労働環境は悪化しているのかも。

それでも、小説ならともかく、世の中を動かすのは、共感以外にナイのではないかという感じがする。  
Posted by seitaisikoyuri at 21:41Comments(0)

2018年09月06日

地震大国とはいえ

昨夜のブログから、何時間後で再び、『想定外』の地震が起きるとは夢にも思わなかった。

それにしても、再び福島原発の惨禍が起きずに済んで本当に良かったと思うけれど、泊原発で外部電源喪失なんてコトが起き、結局、自家発電としている内に、再び電源が復活して良かったけれども、一歩間違えばトンでも無い事態になっていたに違いない。

少し前に読んだ本の類似の本なのだが、


この本では、日本に蔓延している「自己責任」という考え方に対して、ズバッと直言している。
自己責任論は、何も知らない、抵抗する力もない、頼るべきネットワークもないという人を犠牲にして、強者の立場を守る論理です。
と書いてあるのだが、正にその通りであろう。

少なくとも、東日本大震災で避難を余儀なくされた人々に対しても、帰還可能になると決めたら、援助を打ち切りしようとしている。

「高い消費税はヨーロッパ並み、粗末な福祉はアメリカ並み」という悪いとこどりになりつつある今の日本の状況で、本当に良いのかどうか、チャンと考えて欲しいと著者が考える様に、少なくとも、被災している人に税金を回すべきであって、アメリカから軍備を買って増強するのは後回しにして欲しい。

財政が赤字だと言いながら、東電の尻拭いをしている様な、税金の遣い方を考えても、強者の論理で日本は動いている。

もう少し、自分達の生存権を認めて貰うべきという著者の主張は正しい。

加えて、失われてしまった自然というのは、簡単には戻らないのだからこそ、地球を汚染する様な原発は、もう止めるべきという地球からのメッセージを、我々、日本人は受け取るべきではナイのだろうか。  
Posted by seitaisikoyuri at 22:19Comments(2)

2018年09月05日

想定外と言う前に

関西空港が台風で大変なコトになっているが、本当に想定外だったのかというのは、多少の議論はあるのではないか。

以前から、海の中に埋め立てして本当に大丈夫なのかとか、もう少しなんとかしないとダメなのではという議論は無いワケでは無かった。

それでも、大丈夫という見切り発車だったという印象はある。

そして、結局、「想定外の台風により」という言い訳で、現在を迎えている。

考えてみれば、福島原発だって、もっと大きな津波が来るのではという話はあったけれど、結局、こちらも費用が掛かり過ぎるからと、防潮堤などを大規模に造らず、結果、七年過ぎても、未だに終息の気配はナイ。

ともあれ、関西空港は、危険な放射能などを排出しないけれど、再び、原発に何かがあったらという気にはなる。

そもそも、原発の再稼働が続いているけれど、本当に基準が厳しくなって、今後とも事故が絶対に起きないとは言い切れない。

何かがあった時の、避難路が万全ではナイ原発も存在するのも、今回の関西空港からの脱出が簡単ではナイ事を考え合わせると心配である。

日本が太平洋戦争に負けたのも、『負けると考えるコト自体が縁起が悪い』的なコトで、様々なシュミレーションの中で、一番楽観的なモノしか採用しなかった結果だと言われている。

もう少し、何かをしたいのであれば、最悪のシュミレーションをチャンとすべきであるし、その後の目途が立たないのであれば、当然、その計画は止めるべきであろう。

変な楽観主義は、将来に禍根を残すというのは、誰にでも理解出来る話。

そう思えば、これからの原子力政策や、国土開発にも、もっと違う展開があってしかるべきではないかと考える。  
Posted by seitaisikoyuri at 22:25Comments(2)

2018年09月04日

曖昧さが大事

現在は、「今だけ、カネだけ、自分だけ」の世の中になりつつあり、結果として息苦しい社会になっているというのが、こちらの本。

 
自己肯定感を持てず、感情的になる人が増え、されど他人と懸け離れるのが怖く、同調圧力に屈しやすいので、生きているのが息苦しくなるのだという。

加えて、自己を高めるタメのジェラシーでは無く、他人を引きずりおろしてやりたいというマイナスの嫉妬である「エンビー」に囚われている人が多い。

希望を持てない感じになっているからとも言えるし、人は今より落ちるコトに対する不安も大きい。

加えて、白か黒かのどちらかに決めたがるという幼児化が進んでいると。

グレーゾーンを持ち、「曖昧さ」に対する耐性を持たなければ、人間関係はどんどん狭まってしまう。

試してダメだったら、もう一度試せば良いという、チャレンジ精神の欠如にも問題がありそう。

他人と自分を比較せずに、自分らしい生き方を探すコトの大切さを諄々と説いている良本だと思います。  
Posted by seitaisikoyuri at 21:10Comments(2)

2018年09月03日

生きる知恵

台風が来ているからか、昨日はあまり良く眠れなかったので、本日は眠くて仕方がありません。

この本の話をしようと思っていたのですが、ついつい寝てました。


新書版をよんだのですが、表紙がこちらだったので。

著者の本は、何冊も読んでますが、今までで一番若い人に勧めたい本。

真っ当な事を誠実に書いている気がします。

ともあれ、外交官出身の方なので、こういう見方もあるのかと驚く部分もあり。

こういう自分の信念を世渡りの時はともかく、最後の部分で曲げない人が、ドンドン官僚から減っているコトこそが、日本の政治の重層化を失くし、うすっぺらいモノにしているのかもしれません。

ともあれ、本当に眠くて仕方がナイので、もう書き込めません。

疲れがドッと出て来ている感じです。

無理に色々と書き込むよりも、実際に読んで頂いた方が良いと思うので、本日はコレで失礼させて頂きます。

おやすみなさい。  
Posted by seitaisikoyuri at 23:17Comments(0)

2018年09月02日

他人に認識されたい病

世の中には、自己愛が強いという人が居るという話を聞いたコトがあるけれど、若い時ならともかく、歳をすると無理に認識されると面倒と思ってしまったりする。
 
そもそも、自分が誰であるかというコトを多くの人が知っていたら、気楽じゃナイと思うし‥‥

それはさておき、そう見方で世の中を見れば、不可思議な事件も違った目で見えるのだなと思った本がこちら。


確かに、誰にでも他人に承認されたいという欲求は存在する。

普通は、家族間である程度認め合っていれば、充分なのではないかと思うが、世の中には家族がもっとスゴイ貴方を求めている場合も存在する。

その態度に疲弊して、自分で自分を認められナイと、誰かに認められたいという欲求が強くなるのではないかと推察される。

無論、世の中には皆に認められる存在であって、それがとても嬉しいという人も居るだろう。

ところが、逆に認められたいのに、認められナイと思う人は、他人に嫉妬しやすく、それが下手をすると犯罪的になる人も居るというコトなのだろう。

アドラー心理学の本を読んでいると、子供は誰かに良い存在として認められたいのに、それが構わないと思うと、悪い存在としてでも認められたいというコトが書かれていたけれど、そういう事なのかもしれない。

ともあれ、今は他人との距離が測り辛い時代である。

故に、他人と上手く交われず、孤独に為りがちな時代と言っても過言ではナイと思う。

自分で独りを好みつつ、他人に認められたいというのは、都合が良過ぎる部分もあるけれど、傷付きたくナイというコトなのであろう。

「傲慢になって、少々のことは許されると勝手に思い込んでいると、暴走しがちです。そういう事態を防ぐためにも自己観察と自己分析は必要」と説く著者のアドバイスは、有効だと思います。

世の中には、認められナイ人の方が絶対的に多いのですから、そんなに他人からの承認は気にしないという生き方を選んだ方が、断然楽だとは思いますけどね‥‥  
Posted by seitaisikoyuri at 22:10Comments(0)

2018年09月01日

残念の国日本

という気がしてしまう一冊。


経産省だった経験から、どうしてこんなに原子力ムラの力が強いのかということを、丁寧に説明してある本です。

日本国内とは違い、世界では日本の原子力の運用の失敗はかなり報じられているみたいで、日本の魚への信頼が揺らいでいるらしいが‥‥

それでも、原発を輸出したいからと、そうした議論をなるべくさせない様にしたり、原発が無ければ電気の価格が上がると脅したり、原子力発電だけ他の発電とは違い無理やり安く誤解させたりと、何としてでも原子力を死守したがっている原子力ムラの背景を説明している。

ともあれ、テレビに出演してお金を貰いたいが故に、真実よりもマスコミが喜びそうな発言をする評論家など、日本の劣化の激しさにガックリ来る。

東京都知事選の裏側などの暴露を読んでも、日本の政党の無策ぶりが理解出来る。

劣化ばかりしていくこの国を、もう一度立ち直らせるコトは可能なのかどうか、この本を読む限りでは、とても期待出来そうにナイけれど‥‥  
Posted by seitaisikoyuri at 21:50Comments(2)