の最後を締め括る様に、日産前会長のカルロス・ゴーン被告がレバノンに出国したという。
「民兵組織」が、クリスマスディナーのための音楽隊を装った一団として、ゴーン前会長の東京都内の自宅に入り、楽器の保管ケースにゴーン前会長を隠し、地方空港から出国したという。
レバノンのアウン大統領とも面会し、政府から厳重な護衛を受けているというので、レバノンとは引き渡し協定が無いので、このまま逃げ切りとなる可能性は高い。
要するに、日本の上級国民に裁判所が甘かったツケが、最後の最後に日本の司法の無能さの証明として、世界に向けて発信した形。
そもそも、「上級国民」という言葉を世間に定着させた池袋の老人も在宅のままだし、息子を殺していて有期刑が一審とはいえ確定した元農水省の事務次官も、お正月を囚われの身とならずに迎えられる。
当然、自分だってそうしたいと、有り余るお金があるのであれば、ゴーン被告もそう思うであろう。
結局、恣意的な判断をして来た法曹界に責任は有るのではないか。(せめて、ココまでを予想しなかったとしても、保釈金を一桁アップの150億位にしておけば、財政の赤字が埋められて良かったのにとすら思う‥‥)
それはさておき、問題が有る政治家や一般人でも、首相やその側近だったらパスとか、そんないい加減なコトをしていたのでは、裁判の公平性は担保出来ない。
『法の下の平等』という言葉が、砂上の楼閣だったコトを、日本中、そして世界中に確認させただけの一年だったのではないか。
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