人生をどう終えるのかというのは、非情に難しい問題である。
歳をすると、『ピンピンコロリ』が理想とは言え、そう簡単ではナイ。
今は、『癌』になっても、治る時代になっているので、猶更である。(そうは言っても、治りにくい癌もあるけれど‥‥)
認知症になったとしても、例えば凶暴化しなければ、何とかなるのだが。
癌が死因だった人も居るし、突然死した人も居る。
でも、身体が大きい男性で他人に暴力を振るうかもしれないというのは、本当に困る。(経験者は語る)
認知症を治す薬というのも、逆に暴れる原因になるのかもしれず‥‥薬を飲まない方が、他人に危害を与えない人も居るのではないかと。(こちらも、経験済み)
なので、こんな感じの小説も書かれるのだが‥‥
知り合いに、高額な費用を払って、親を老人施設に預けている人も居る。マダ、働いているので何とかなっているが、寿命は誰にも判らないので。
我々の世代は、もし認知症になったとしても、今の老人みたいに手厚い医療や看護は望めないだろう。
両親と同じ様に、突然死出来れば問題ないのだが、残される身となれば、それは余りにも心残り。
お釈迦様のおっしゃる通りに、「生・病・老・死」は四苦八苦すべき問題なのだろう。