2005年12月16日

あ〜もったいない

今、話題の「一級建築士」という職業、簡単にはなれない職業のようです。
大学の建築学科を卒業すれば、大体なれるのだろう位に考えていたのですが(建築設計関係の親戚はいないので)構造設計というのに、持っている資格の名称は建築士、一体どういうコトなんだろうと思ったので、今更ながら少し恥ずかしかったのですが「聞くは一時の恥」とばかり、御客様の建築会社の社長様にお聞きしました。一級建築士さんを四名も抱えてらっしゃる方なので、しっかり御説明していただけました。

一級建築士とは、今、話題の構造計算とか、デザインとか色々な試験があって、その全部の試験に受からないと取得できないそうです。一つを取っても、三年間だけ有効なので、三年たって合格が取り消されたら、もう一度その試験を受けなければいけないとか‥‥
大学に八十名位卒業生がいるとして、卒業してすぐ五・六人取れたらその大学はいい方なのだそうです。何年かかけて、少しづつ取る人もかなりいらっしゃるようで、司法試験よりは難関じゃないけど、ただ卒業しても資格は取れないので、スゴク大変みたいです。
で、今は専門的になるので、その中でもデザインを担当する人とか、構造設計を担当する人とかがいるので、設計事務所みたいに多くの人を抱えているトコロも必要になるらしいです。
コンクリート製の建物は、一級建築士さんがいないと作れないというのですから、かなりスゴイ資格を話題の人物は失ったワケです。

かなり前に「ちょっとイイ話」として御紹介させていただいた、御客様のリストラにあって奮起された息子さんは税理士を目指してらっしゃるのですが、税理士になるタメの五つ必要な試験の中の一つと宅建の試験に合格されたそうです。残りの四つの試験に合格するタメに、来年から新幹線通学なさるとか、ゼヒ、資格を手にしていただきたいものです。

昔、医学部の人達が、「国家試験を受けるには交通違反もしちゃいけないんだよ」とおっしゃってました。でも、なってしまうと、かなり悪いコトをしても中々免許は剥奪されないみたいです。難しい試験を通ったのだから、という考えもあるかと思いますが、悪いコトをしたら、司法資格とかも含めてドンドン剥奪するとかしないと、真面目にやっている人の迷惑になると思います。その方が世の中もヨクなると思うし。

圧力や誘惑に負けて十年近く掛かって手にした資格を失うなんてバカみたいだと本人も思っているでしょうけど、百近い産業廃棄物を作り出してしまったのですから、それでも足りないくらいです。「後悔先に立たず」とは言うものの、どうしてそんなコトをしたのでしょうか?

「もったいない」という言葉が死語になりつつありますが、何事も大事にするコトがイチバンだと思いました。
「考えられないコトをする人がいるから迷惑している」とお尋ねした社長さんがおっしゃってました。
同業者を悪く言わない方が、いらぬ摩擦を生まないとは思いますが、お互いに厳しいチェックをしていただいて、全ての業種で持っている資格に恥じない仕事をされるコトを、ゼヒ皆様にお願いしたいと思います。
フツウでは、手に出来ない資格を持ってらっしゃる方々なのですから、モラルも人一倍持っていただきたいものです‥‥
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