2006年01月12日

巨悪というもの‥‥

時効とかもありますが、犯罪者はフツウ捕まるものです。

でも、「とかげのシッポ切り」みたいな感じで、逃げてしまう者も大勢いる。
切られたシッポは、どうするのでしょう‥‥
そんな切ない話です。
告発倒産

この作家の本は初めてでした。
でも、何作も読みたいと思いました。

商社勤めをしながら書いていて、50歳を期に作家に専念したようですが、経験に裏打ちされた小説というのは、やっぱり違います。
法曹界にいらっしゃって、匿名みたいな感じで書かれている、朔立木さんもそうですが、空想だけでは書けないんだろうなという思いがあります。

踏みつけられた人達が、立ち上がらなかったら、巨悪は多分見過ごされてしまうんでしょうね。
不良だって、本当のワルは自分の手が痛いからと、誰かに殴らせて、自分は殴ってないと言うように‥‥

表向きのコトだけに気をとられていると、本当のコトが見えなくなるんだろうなと思いました。
悪いヤツほどヨク眠ると言うけれど、ま、そんなモンなんだろうなと、目を開かせてもらいました。
企業小説としても、推理小説としても十分楽しめました。
「マルチに素質を持っている人は多いのだな〜」とも思いました。
東北大学法学部卒だそうですから、頭も切れる方なんでしょうね‥‥スゴイな。
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