2006年03月09日

純愛時代?

おはようございます。

今朝は新しい本です。
純愛時代

昔の「純愛」と全く別物になった純愛物語です。

東大の医学部を卒業し、精神科医としての経験から書かれた一流のエスプリの利いたネーミングです。

今の若者にとって、肉体関係はスポーツ感覚な人もいるのだと思いました。

貞操観念なんていう言葉は、<死語>になっているのかもしれない。

でも、そんな風に肉体を軽視していると、精神も参ってしまうのではないかと、少し心配にもなりますが‥‥

理想の恋愛を求め過ぎると、相手が美化され続けてなくてはなりません。

そうすると、実際に会っていると微妙に現実とのブレが気になる。

いっそ、別れてしまった後とか、二度と会えなくなってしまった時の方が、自分の妄想を働かせやすいというような‥‥

ネットで男性だと思ってチャットしていて、実際会ったら女性だったとか、匿名性の高いネットならではのコトです。

ワタシはホームページもあり、空想を書き込むコトは出来ませんが、若い時にネットをしていたとしたら、作り話の世界にのめり込んでいったかもしれませんね。

ともあれ、我々は現実の中でしか暮らしてはいけません。

ツライ現実の逃避としてネットを利用するのは構わないと思いますが、現実との混同や仮想世界の中だけで生きようとするとムリが来ます。

まだ、読んでいる途中なのですが、今の若者はある意味、物質的に豊かになり過ぎたゆえに、精神的な充足とか達成感を持つコトが、逆に大変になってきているのだろうと思います。

それは、表面的に見ればイイことなのでしょうが、深いトコでの付き合いが出来ずにいる原因かと思います。

カッコ悪いトコやズルさも含めての自分であり、他者なのですが‥‥
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この記事へのコメント
全くですね。

しかし、若い頃はなかなか気付けないものです。

最近気付きましたが、自分より若干年上の人たちの意見はとても参考になります。

普段の対話で迫れない弱音なども、逆にネットの世界で知る事が出来ます。

しかし、多感な年代のHPを見ると、逃亡的な夢想の美意識が広がっていて、ある種、ステイタスに思える事も有ります。

キャラ分けというか・・・
Posted by at 2006年03月09日 19:04
綾さん 何度もコメントありがとうございます!!
若い時に幻想を抱くコトは、そんなに悪いコトではナイと思っています。
でも、何時までもソコにしがみついていると、浦島太郎になってしまうというコトなのです。
若いウチから、あんまり冷静に現実主義に徹していると、それはそれで中年になってから、「アブナイ!!」可能性があるので‥‥
ともあれ、傷は癒えるモノです。
捨てる神あれば、拾う神あり。七転び八起きの精神で、若者には、様々なコトにチャレンジして欲しいものです。
Posted by koyuri at 2006年03月09日 20:39
 
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