おはようございます。
今朝は新しい本です。
純愛時代
昔の「純愛」と全く別物になった純愛物語です。
東大の医学部を卒業し、精神科医としての経験から書かれた一流のエスプリの利いたネーミングです。
今の若者にとって、肉体関係はスポーツ感覚な人もいるのだと思いました。
貞操観念なんていう言葉は、<死語>になっているのかもしれない。
でも、そんな風に肉体を軽視していると、精神も参ってしまうのではないかと、少し心配にもなりますが‥‥
理想の恋愛を求め過ぎると、相手が美化され続けてなくてはなりません。
そうすると、実際に会っていると微妙に現実とのブレが気になる。
いっそ、別れてしまった後とか、二度と会えなくなってしまった時の方が、自分の妄想を働かせやすいというような‥‥
ネットで男性だと思ってチャットしていて、実際会ったら女性だったとか、匿名性の高いネットならではのコトです。
ワタシはホームページもあり、空想を書き込むコトは出来ませんが、若い時にネットをしていたとしたら、作り話の世界にのめり込んでいったかもしれませんね。
ともあれ、我々は現実の中でしか暮らしてはいけません。
ツライ現実の逃避としてネットを利用するのは構わないと思いますが、現実との混同や仮想世界の中だけで生きようとするとムリが来ます。
まだ、読んでいる途中なのですが、今の若者はある意味、物質的に豊かになり過ぎたゆえに、精神的な充足とか達成感を持つコトが、逆に大変になってきているのだろうと思います。
それは、表面的に見ればイイことなのでしょうが、深いトコでの付き合いが出来ずにいる原因かと思います。
カッコ悪いトコやズルさも含めての自分であり、他者なのですが‥‥