2006年05月18日

生きていくタメには‥‥

おはようございます。

生きていくタメには、理想だけじゃなく、現実とそれなりに折り合うコトも大切です。

中国古典が共通して取り上げているテーマは三つ。

  修己治人

≪しゅうこちじん≫と読むそうで、「己を修め人を治む」というコトで、能力と人格の両面にわたって自分を磨いてこそ、人の上に立つ資格があるというコトです。≪人の上に立ちたいと思うなら、まず、自分を磨いてからしろよ≫というコトなのです。


  経世済民

≪けいさいさいみん≫、「世を経(おさ)め民を済(すく)う」。
国や組織をまとめて人民の生活を守るには、どうすべきかという問題です。


  応対辞令

社会生活のもろもろの場における人間関係に、どう対処すればいいのか。その対処の方法。現代でも、人間関係をいかにすべきかというコトで、古くて新しい問題です。

現代で言う「ハウツー本」と似ていると思いますが、その多くは焼き直しといった性格が強いのですが、例が違うとはいえ、国土も広く、人口も多かった中国で実際にあったコトを下敷きにしているのですから、裏付けが違うと思います。

しかも、それなりにウィットに富んでいて、お色気もあり、ガチガチに硬いばっかりではありません。だからこそ、現代まで残っているんだと思いますけどね。

自分の后を寝取った男を他国に富と共に仕官させたら、その男が他国と争いになった時に、その王を救ったという話なんか、ナカナカ日本ではナイ話です。

というコトで、実際の書物の話に、晩から入っていきます。
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