2006年05月22日

柔よく剛を制す

タイトルの言葉は、皆さんヨク知っていると思いますが、なんと出典は『三略』という、太公望と呼ばれた人物の兵法書で、『六韜(りくとう)』と一緒に『六韜・三略』と一まとめに呼ばれるコトが多いのだそうですが、前に『六韜』については書きましたので、今回は『三略』について書きます。

周の文王に語った、太公望の上に立つ者の条件は、

 天下を包容する大きな度量

 国民の信頼を勝ち得る深い信義

 国民に慕われる深い愛情

 国内に行き渡る恩恵

 国を一つにまとめる権力

 果敢に政策を実行する強い信念

一方マイナスの条件として避けたいものは、

 血気にはやり失敗を軽んずる者

 せっかちで早飲み込みな者

 欲が強く、利益ばかりを重視する者

 思いやりがあり過ぎて、決断が鈍る者

 知恵はあるが、怯えを抑えられない者

 人を信じ過ぎる、オメデタイ者 

 清廉潔白を推進し過ぎる者

 判断力はあっても、臨機応変に対応出来ない者

 自信過剰で、自分で全てしたがる者

 自分に自信がナク、他人頼みな者

「柔よく剛を制し、弱よく強を制す」に続いて、「柔のみ、弱のみでは何の意味もナイ。柔と剛、弱と強の四つを兼ね備え、時々の情勢に応じて、柔軟に対応する」コトこそが、大事なのだそうです。
人気blogランキングへ←応援よろしくお願いいたします

この記事へのトラックバックURL

 
にほんブログ村 健康ブログへ