2006年05月25日

難しいのは攻めるよりも退くコト

次に、素敵な本が控えてますので、テンポを上げないと、その紹介が遅れてしまいますね。でも、切り上げるのも惜しいので続けます。

第十七計、「レンガを投げて玉を引く」です。紛らわしいものを使って、判断を惑わし、思考を混乱させてスバラシイものを得る。逆の立場になると、目先の利益に釣られて、裏に潜む害を思いやるだけの心の余裕が必要になるというコトです。日本では、≪詐欺罪≫の罰則がそんなに重くないのは、詐欺に合う人の心の中には、儲けたいと思う気持ちがあるからと見なされてしまいます。歳をして、判断力が鈍くなっている人を狙う犯罪も多いので、それもどうかと思いますが、上手い話には、眉にツバを付けてよく考えてからにしてくださいね。

第十八計、「賊を擒(とら)えるには王を擒えよ」つまり、急所を攻めて解決すべきというコトなのです。織田信長が今川義元を負かした戦いを想像してください。交渉や説得も、人の泣き所を付けば、スムーズに解決出来る場合もあるでしょう。

第十九計、「釜の底より薪(たきぎ)を沖する抽(ぬ)く」補給路を断って、やる気を減らすというコトです。

第二十計、「水を混(かきま)ぜて魚を模(さぐ)る」混乱させて、勝機を探るという意味です。

そして、第二十一計、「金蝉、殻を脱す」日本人は桜が好きですが、「パッと咲いて、パッと散る」のは花だから美しいのです。負けると判って玉砕するのは、バカげています。キスカの撤退作戦は、アメリカ軍が踏み込んだ時は、子犬三匹だけで、アトはもぬけの殻でした。それなのに、日本の玉砕戦法に怯えていたアメリカ軍兵は影に脅かされて同士討ちをして、多数の死傷者を出したそうです。

ヨク戦うタメには、素早く退く決断も必要です。詐欺にあった時に、ズルズル行く人は、前に出したお金や時間が惜しいからと、ドンドンつぎ込んでしまう場合もケッコウあるものです。失敗したと思った時は、さっさと損切りするクライの心構えが必要です。最初から、高額を出そうとする人はメッタにいません。なのに、徐々に深みにハマってしまうと、考えられないホドの大金を思わず出してしまうモノです。

人生は決断が大事です。グズグズしてチャンスを逃して損をしない様に、時には損も覚悟してコトに当たるべき場合もあります。そういう時は、損をしても構わないだけの額を冷静に判断してから、チャレンジしてください。

前向きの失敗と、後ろ向きの失敗では、今後の人生に対する糧となるのと、重荷になるクライの違いがあります。リスクは前向きに取るべきであって、決してリスクに流されるべきではありません。
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この記事へのコメント
ご挨拶のみで ごめんなさい。
おやすみ〜
Posted by ナミナミ at 2006年05月25日 22:09
ナミナミさん、忙しいのにコメントありがとうございます!!
単身赴任が始まってしばし時間が経ち、緊張もほぐれ出した時こそ、疲れも出やすいので、御身体大切にしてください。
Posted by koyuri at 2006年05月26日 07:47
 
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