今晩のNHKのクローズアップ現代で、富山県の射水市民病院の医師が、安楽死させたコトの是非を特集していましたが、本当に難しい問題だと思います。
植物人間になってしまった御家族の方を存じ上げていますが、医療費もバカになりません。どうやって工面しようかとか、三ヶ月づつしか入院出来ないので、どうしようとか‥‥
生かしておいてあげたいと思っても、それなりに大変なコトがあります。
自宅療養されている方の介護をされている方のとにかく大変なコトは、オムツを替えたり、入浴させたりするコト‥‥
その時に合わせて、ヘルパーさん達を頼むコトも出来るのですが、家族が無理すれば無料ですけど、お願いすれば有料。
30kg以上の子供のオムツを変える人は、ホトンドいらっしゃらないでしょうが、大人だと最低でも30kgを超えます。体格のイイ人だと、病院でも三人がかりでオムツを交換するのですから、自宅で診られる人は限られてます。
長生きするコトは、本当は喜ばしいコトなのに、そうとばかりも言えない現実もあり‥‥
主人の母は、コトある度に「延命治療はして欲しくナイ」とは言ってますが、家族とすれば出来るコトなら、ただ生きているだけでもイイ様な気も‥‥でも、そんな気持ちも、実際にそうなった時には、どうなるのか?
中には、厚生年金欲しさに、生かさず殺さずで長生きさせて欲しいという希望を臆面もなく述べて、ホトンド面会にも来ない家族もいるとか‥‥そういう人は、良くされて家に帰されても困るのだとか‥‥なんというか、そういうギリギリのトコに行くと、人間の醜い部分が全部出て来ると言うか‥‥
ホンの少しばかりの遺産を巡って、バカバカしい争いをする人も多く‥‥
一生をキチンと終えるコトは、とても大変なコトになりつつあります。人生の最期は、自分では決めるコトも出来ないというか、どうなるか判らないのが現実です。
そんなコトを考えると、末期医療をどうするべきなのか、嫌なコトかもしれないけれど、皆でしっかり考えないとイケナイ時期に来ていると思います。
特別養護老人ホームに入れたくても、待機待ちしている人も多く‥‥少し前に、母親の介護をしようとすると仕事が出来ず、生活保護も断られて母親を殺してしまった男性に温情判決も出ましたが、決して他人事ではナイと思います。誰でも、明日は我が身になりかねないのですから‥‥