おはようございます。長野県知事戦の結果は皆様、御存知の通りになりました。
「高校再編」という地域を刺激する問題提起に、その地区の人々が敏感に反応したコト、そして、約8%という投票率の低下、それが今回の結果をもたらしたのでしょう。大した差ではなかったのですから‥‥
現知事の≪軽挙妄動≫・≪軽佻浮薄≫という言動も問題にされたのだと思います。昔、母親に「ハサミを切る時は、三度よく考えてから切りなさい。一度、切り離したモノは二度と元には戻らないのだから」と何度も言われました。聞いて聞き流しでしたが、今の歳になればナルホドと思います。「親の小言は万に一つのムダもナシ」と言ったトコでしょうか?
でも、この敗北は現知事にとって、どうなのでしょう?
これから四年、新知事が選挙期間中「旧来の県政に戻そうと思って私を担いでいる人は必ず後悔する」と述べている通りに行動するならば、フランス革命の時の『ロベスピエール』みたいな扱いを将来受けるかもしれません。
しかし、現知事の行動を問題視しながらも、ヨリマシだろうと投票した人々の思惑通りになれば、『義経』のような扱いになるでしょう。
人生に於いて、外部から見ている限りは挫折らしき挫折をしてらっしゃらない現知事が、今回のコトを契機に、改めるべきトコは改めてバージョン・アップするかどうかも、関係すると思います。
ともあれ、こんなコトで挫けてしまうと、反対派の思惑通りに『ドン・キホーテ』の烙印を押されかねません。≪捲土重来≫・≪臥薪嘗胆≫されるコトを願ってやみません。
新知事は、一度政界を引退せざるを得なかったのですから、人生の晩節を飾って頂きたいと思います。
ホトンド何もおっしゃらなかったコトが幸いして当選しているので、不安を抱いている人はかなり居ますが、日本の最高学府と呼ばれるトコロに在籍してらっしゃったのですから、不安を払拭してくださるものと思います。
ただ、そうした期待が裏切られた時は、無党派層の人々は必ずや次回選挙でよりもっと違う選択をするハズです。(次は出ないからと言われてしまえばそれまでですが‥‥)
ハッピーエンドと呼ばれても「結婚」は新たな人生のスタートに過ぎず、「出産」も子供を育てる第一歩に過ぎないのです。選挙結果が出て、全てが終わったワケではありません。逼迫した財政をどう舵取りするかはこれからの大問題なのです。
今回の選挙結果が、実際にどんな結果をもたらすのかは、これからの知事候補だった方々の行動に全て掛かっているのですから‥‥